葉祥明さんと3.05

山形県鶴岡市から泊まりがけで
来て下さったお客さま。
茨城県日立市、取手市からのお客さま。
埼玉県桶川市からのお客さま・・・。
葉祥明美術館での
『ひろいかわのきしべ』コンサートは
遠くからでも距離と時間を克服して
来て下さるお客さまが多いのでした。
本当にありがとうございました。

葉祥明さんのトークショーは
よくあるのですが
エッセイ集『地平線の彼方』から
朗読されたのは初めてのことだそうです。

ボクが自分らしい音楽活動に歩き出した
原点がこのエッセイ集にあると思います。
地平線の彼方

例えば・・・


描かれなかったもの
私は、私の思索のひとつの手段として、
あるいは
その過程の視覚的な記録として、
絵画を考えている。
私の場合、何が書いてあるか、ということより、
描かれたもののもっと向こう、あるいは
描かれなかった何かが、より重要である。


真実の道
誰にとっても、夢や理想というものと、
現実や日々の生活とは、
いつも同時に問題である。
つまり本当なら、自分の思想や哲学と、
自分の生き方、日常生活は、
一致すべきであって、
それは、お互いに無関係であってはいけない。
という思いが、常にある。
そこに人間的苦悩があり、私たちは
悩み続ける。
真実の道は、あるのか、ないのか。



本当に善いことは、急がず、焦らず、
ゆっくり。
倦(う)まず、弛(たゆ)まず、時間をかけて。
学問も、芸術も、人生も、
そして、愛も………。



『独り言』より
孤独と静寂の最も美味な果実が、
芸術であり、真理であり、祈りである。


私は、あなたに孤独をあげよう。
それは、私からの、最も大切な贈り物だ。



私はいつも、人の大勢行かぬ道を、
人の行かぬ時間を選んで、一人で行く。
たとえその道が険しい道であったとしても、
私は人気 (ひとけ)のない方を歩きたい。


以上
◎葉祥明・著『地平線の彼方』(愛育社)より


日本フィルの事務局員だったころ、
オーケストラで
人生観や哲学のすべてを表現できる
と思っていました。

アルパとケーナのデュエットの演奏を
始めたら、オーケストラと比べて
あまりに音が足りない。
そんなことを思っていると、
昔読んだ
『描かれなかったもの』を思い出しました。
葉祥明さんの絵の地平線の向こうのように
描かれなかったものが
大切なんだと気づいたのです。

二人の奏者では音に出来なかった
大切な何かを
お客様が想像してくださるような
演奏をすればよいのだと、
気づかされました。

生活のための仕事は仕事と割り切って、
本当の生き方は仕事以外の「場」で行なう。
そういうライフスタイルでいいのか!?
悩んでいると、
葉祥明さんも「真実の道」を求めて
悩んでいました。

25歳でメルヘン画の作家としてデビューされた
葉祥明さんは、ずいぶん早く
「真実の道」を見つけたのかと思って、
訊いてみました。

「善いことは・・・ゆっくり、と
朗読して下さいましたが、
葉祥明さんはすでに二十代半ばで
デビューされましたよね」

「僕が、自分の哲学と
日々の暮らしである仕事を一致させて
真実の道を歩き始めたのは、
50歳からでした。
『地雷ではなく花をください』などを
描き始めたころです・・・。
エッセイを書いた35歳の頃は、
真実の道はあるのか、ないのか?
悩んでいましたが、今なら、
真実の道はある、と言えます」

孤独を嫌ってはいけない。
孤独こそが創造性の源なのだ、という
励ましの言葉。

たとえ険しく困難でも
人まねでない、自分の道を行きなさい、
というオンリー・ワンのすすめ。

ほかにもこのエッセイから受けた
衝撃と励ましは計り知れません。


葉祥明さんのエッセイ朗読は
たかこさんの即興演奏を伴って、
大きな感動を呼んだのでした。

さらには
《コンドルは飛んで行く》
《思い出のサリーガーデン》
《広い河の岸辺》など、やぎりんの歌詞も
たかこさんの伴奏で
朗読してくださいました。


虹3月12日
いちよ・たかこ・やぎりんトリオ♪
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『出逢いから1周年コンサート』は
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虹このブログを訪ねて下さった方々に
幸運が訪れますようにクローバー


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ドキドキ『3.11あの日を忘れない
 言葉と音楽の種まき』


お申込みは下記の、
三井住友海上火災保険 ホームページから。

2016年
3月10日(木)午後6:30ー8:15
三井住友海上駿河台ビル 1階大ホール

JR御茶ノ水駅 聖橋口から5分
都営新宿線 小川町駅
丸ノ内線 淡路町駅
千代田線 新御茶ノ水駅
B3、B3b出口から2分

★入場無料
★お申込みはこちらから(地図もこちら)
https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/511
★お問合せ
三井住友海上火災保険(株)総務部
地球環境・社会貢献室
(03)3259-1329
出演
朗読と司会:村上信夫
(元NHKエグゼクティブアナウンサー)
ピアノ:井上理那
演奏:いちよ・たかこ・やぎりんトリオ♪
   枝元一代(歌)
   藤枝貴子(アルパ)
   八木倫明(ケーナ)


立川チラシ
虹いちよ・たかこ・やぎりんトリオ♪立川公演
4月16日(土)午後2:00
立川駅北口徒歩5分
立川市女性総合センター「アイムホール」
1月30日一般前売開始
全席指定¥2500/学生¥1000
●お申込み
やぎりん
★yagirin88@gmail.com
★電話 080-5379-4929
たましんRISURUホール
[立川市市民会館]
★(042)526-1311


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ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
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『小さな死』からの出発。
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★地球人が渡るべき河のこと
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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。 
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


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1982年4月号 編集後記 やなせたかし  
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★佐村河内事件に思う♪
新垣隆さんは音楽界のシラノ。


★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽