バイクと自転車と本と -52ページ目

レーサーズ 13

一週間経つのが早くてこわい。



さて、
金曜の仕事帰りは、本屋に寄って物色するのが一番週の終わりを実感できてリラックスする。
今日買ってきたのは、
レーサーズ vol.13
$バイクと自転車と本と
RC211Vの表紙買い。

レーサーズは8耐ヤマハの特集のときに一冊買っている。
月刊誌にはない、圧倒的な"濃さ"。

オフロードほどではないけど、オンロードも好き。
特に、オフロードと違ってメカ的なところに魅力を感じる。
レーサーよりも、
それを支えるチームと、何よりもマシンを作り上げる開発者達のインタビューの方が面白い。

技術者がどんな想いで設計していったのか、
その考え方とか、執念とか苦悩とか。

業種は違うけど、入社してから開発部で設計をしている。
自分が作り上げた、
と思ってもいいだろう設備が、去年からようやくラインに導入されはじめた。


ただ、最近マンネリを感じている。
それは多分、本気を出していないからだと思う。

本気出してないなぁ。
どこかでセーブしてる。
会社なんて何十年も続くんだし、
気張らずある一定の力でやってこう。なんて思ってる。

週末に全力でバイクや自転車を楽しむために、と。


でも、
一方でモトクロスみたいに自分の全部で仕事に臨んだら、どうなるんだろうと考えていると、
RC211Vを開発した人達が眩しく見える。


自分の仕事に誇りが持てるか。
この技術を高めていった先に、憧れをイメージできるか。


一生掛かって、何を積み上げてどうなりたいんだろう。


モチベーションを模索してるところ。


モトクロッサーシュートアウト

足回りが正常だとモトクロスは楽しい。
乗りにくい状態であれやこれやと半年も使ったけど、
自分がどういうサスセッティングを好むのかが分かったから良かった。

足が硬い状態のときは、
3速を使う時間が長かった。
なるべく高回転でエンジンを回してサスを使おうとすると自然とそうなった。

で、足回りをやわらかく、といっても他社の標準程度にすると、
以前のように、高めのギアで走ることも出来るようになった。

というか高めのギアを使えた方が明らかに速い。
高回転を使いこなすのはギアチェンジの技術が高くないと、細かいところでロスがあるような気がする。
高めギアで中回転から高回転を使うようにするのが、
アクセル操作以外の他のことに意識を向けることが出来て、ミスが少ない。

こういうときのKXのエンジンはかなり良い。
YZは低中速が強かったけど、やっぱりそっからが伸びない。
KXは中速から速い。
中速~高速、というパワーカーブを繋げて走ってるときが一番気持ち良い。
上手い人は高回転近辺のみを使ってしまうんだろうけど、
普通のライダーには、中速~高速の範囲が挙動もスムーズ。


ところで、以下のサイトで2012モトクロッサーの比較インプレがなされている。
http://www.motorcycle-usa.com/11/11661/Motorcycle-Article/2012-250-Motocross-Shootout-Conclusion.aspx
気になるデータとしては、
三速でのRoll-on accelerationだ。
ライダーインプレではエンジン性能はKXがダントツなのに、
15-40mphでのタイムは、スズキが1位で、カワサキは4位。
トラクション性能も絡んでくるので、単純なエンジンのパワー感だけではこの項目は伸びないんだろう。

他のオンロードバイクのインプレなどを見ても、
上記サイトはこのRoll-on accelerationを重視しているように見える。

実際に走ったときのスピードのノリ方、と表現すればいいのか。


それにしても、
スズキは良い、って周囲でも聞いてたけど、
日本とはコースが全然違うアメリカでもやっぱり評価は高いようだ。

ヤマハの成績がやたら悪いのは、アメリカのコース事情に合っていない、インプレライダーの技量に合っていない、
ということであって、
日本の平均ライダーには凄く良いバイクだと思うんだけどなぁ。


DIXNAのクイック装着

RFX8の標準クイックはやたらゴツくて、
手持ちのスタンドが付けられない。
普通の一般的な、確かミノウラの安いスタンドなんけど、それが使えない。

ので、
$バイクと自転車と本と
DIXNAというメーカーのクイックを購入。
値段の割には軽量で40gちょい。
数字で見ると、これが軽いのかどうか分からなかったけど、
付け替えるのに外してみると、
ノーマルがやたら重い。

DIXNA3、4個でノーマル1個といってもいいぐらいの重量差を感じる。
これだけで結構変わるんじゃないのか、100g以上は絶対変わる。

ただスタンドを使えるようようにしただけなんだけど、
4000円くらいで100g(てきとうです)軽量化できるのは、けっこう大きいのではないかと思った。

ホイールは10万円出してまぁ500gだもんなぁ。
まぁ回転物は数値以上に差が出るんだろうけど。


基本的に今までノーマルで乗ってきたので、
これが初めて買ったロードバイクのパーツ。

なんか軽くなったと思うと、
それに意味があるかどうかは別として、
良い、気分だ。


モトクロッサーも軽量化パーツ沢山出ればいいのにと思う。
まぁ、レーサーはあんまりいぢれるところないんだろうけど。

バイク≒麻薬

2012年初走り。モトクロスの方。
3週間ぶり。

足回りを11年式に前後とも変更し、
圧伸びともにダンパーを下限付近までかなり緩めた。

お世話になってるバイク屋の店長に、押し引きと前後バランスだけで出してもらったセッティング。
フロントプリロードは最弱、
リアのサグは標準長さのまま変更なし。
これで、フロント40mm、リア80mm。
特に伸び側はこれまでより物凄く緩めてるから、
乗り味が変わり過ぎて違和感感じるのを覚悟してたけど、
やっと、
やっと普通のバイクになった。
CRFやYZのノーマルの硬さだ。

どこも違和感がない。
少し前後ともサスが動き気味なので、伸びを2クリックずつ締めて印象はかなり良くなった。

フロントが切れ込むようにオーバーステアになったように感じるが、
おそらく今までがリア下がりフロント激硬により常にアンダーだったんだと思う。
慣れていこう。
フープスも問題ない。

久しぶりに面白かった。
サグの絶対量はやっぱり気にならない。
姿勢さえ合わせてしまえば、1Gでどれだけ沈んでいるかは問題なさそう。
というか今までサグ出してこなかったから。

モトクロス始める前までは、
必ずサグは出していたけど、
リアだけサグを出す行為は前後バランスを崩す可能性がある。
で、
サグの絶対量を出すことに拘って、自分のペースよりも柔らか過ぎるスプリングを入れるのもどうかと思う。
そこまでサグ絶対量に意味はないと思う。実感として。
やっぱり、
でかいジャンプの着地やオーバージャンプしてしまった時などを考えると、標準スプリングぐらいのレートは欲しい。

前後バランスが好みになったら、
あとはリアで80、フロントで40以上の最低限出てればいいやという気分。

そっから、
主に伸び側に注意してダンパーをいぢっていけばセッティングは出そう。


というわけでかなり乗りにくさを感じ続けてきたサスだけど、
やっとバイクが自分の意図したように動くようになってきた。
まぁ、
走りなれたコースだから気にならなかったかもしれないし、
まだまだ油断できないけど、
今日の感想を一言でいうと、
モトクロスまじ楽しい!

人生スリルがなくてつまらない、と思ってる人。
モトクロスやればすべて解決。
社会人になったとき3年を目安に始めたけど、
もうすぐ4年が経とうとしてるし、やめられそうにない。

麻薬とかギャンブルに近いかもしれない。
バイクの持ってる操作する楽しさと、スリルや怖さ。
無意識な脳内麻薬の中毒症状なんじゃないかと思える。


自分はオフロードだけど、オンロードでサーキット走ってる人も、
似たような症状なんじゃないのかね。
バイクは麻薬。


ルー=ガルー

基本、小説において登場人物の容姿に関する描写はあまりない方がいい。

活字での物語は、
撮影は読み手の仕事というか、役割だと思う。

演出とか、脚本とか、
そういったことを作者が提供する。
読み手は、
自分の想像力で状況を色んな画にして、自分の好きなように創造して物語に参加する。
登場人物をリアルに想像してもいいし、漫画のようにしてもいい。
まぁ、話の雰囲気で強制的にイメージが固まる場合もあるが、それはそれでいいのだ。

小説という形式を取る以上、
その役割を読者からあまり奪ってほしくない。

だから、
本の表紙に登場人物が描いてあったりすると最悪だ。
自分の中でそれはもう、小説とはちょっと違う何かになる。
ライトノベルと割り切れば良いんだろうけど、それなら漫画やアニメでいいんじゃないのと思ってしまう。

登場人物がどんな姿なのかは、
心理描写や行動などから勝手に想像させて欲しい。


さっき読み終わった京極夏彦の『ルー=ガルー2』は、
ハードカバー、文庫、ノベルスときてコミックスまである。
文庫版は表紙がこんな感じで、アニメっぽさはない。
$バイクと自転車と本と
だけど、
内容はそのままアニメ化を狙ってるの?ってぐらいに良くも悪くも漫画小説。
と思って検索したらほんとにアニメ化されてるのね。
まぁ、京極堂シリーズもアニメ化されてるし今更アニメがどうということもないのだけど。

やっぱり、小説に先行して画を見てしまうと、読む気が萎える。
全部読み終わった後でサイト見てみたけど、全然イメージと違う。存在を知らなくてよかった。
クヌギの親父はもっともっと野暮ったいおっさんだろうに、、、

京極夏彦の作品は妖怪シリーズしか読んでいなかったけど、
この人はラノベも書けるんだなと思った。
これは良い意味で。
キャラクターの言動だけで面白さを出せるかどうか、
ってのはそんな簡単なことじゃない。



美緒は榎木津の子孫だな。孫あたり。

冬×ロードバイク

大晦日は気温が5℃以上あって風も弱く、
日が差す空気の澄んだ冬の琵琶湖沿いを自転車で走ってきた。

心拍数は150ちょいぐらいで走れば、
特別な冬装備がなくても寒くはない。グローブなんてFOXのモトクロスグローブ。
ただし、足の先だけは別だ。

あんだけ足をぐるぐるぐるぐる動かす自転車だけど、
足の先にはなぜか暖まった血流が行き届いていないようだ。手の先とかはあったかくなってくるのに。

ということで、
BBB ウェアー ウインターシューズカバー ウルトラウエア BWS-12
$バイクと自転車と本と
を買って2時間半走ってきた。

BBBのシューズカバーシリーズとしては上位の防寒性で、
値段も6000円近くしたけど、効果はものすごい。
去年まではどんなにがんばって漕いでも足先だけは寒かったのが、
もう全くぜんぜん寒くない。
これなら5℃以下でもいけそうだ。

足が暖かいと体も動かし易い気がする。
逆にいうと体が冷えると、トレーニング効率に影響するということなので、
防寒対策はしっかりした方がいいなぁと実感した。



新車のRFX8だけど、
今回で合計150km弱走った感想を言うと、
やっぱり振動吸収性は2時間経過したぐらいから有り難味が分かる。
どういう路面で違うかというと、
見た目でぼこぼこしてるような路面ではなくて、
クルマで走ったときにタイヤノイズがちょっと煩いな、というレベルの路面で違うのだ。

そういう路面ってけっこう沢山ある。
たまにアスファルト敷き立てで、すごく滑らかな黒い道路があるけど、
ああいうところを走るのは気持ちいい!って思うはずだ。

RFX8だと、
見た目は平坦だけどタイヤノイズが煩いような若干古いアスファルト上でもスムーズに走ってくれる。
新品の黒い道路ほどではないけど、
不快な振動はけっこうカットされるようだ。

これが、元気なときは全くきにならないけど、
疲れてきたときに効く。
疲れ、というのは、心拍数が上がって限界!っていう追い込まれ方の疲れではなくて、
あー、足も売り切れてきたし、精神的にも疲れたぁ…という時の疲れ。


自分は、ロードバイク3年目だけど、
ぜんぜんロードバイク乗りの体ではないので、2時間を過ぎると駄目なのだ。
露骨にペースが落ちる。
そういうとき、RFX8は良い自転車だなぁと実感した。


まぁ、
自転車乗りとしては4時間くらい走ってからの感覚なんだろうけど、
モトクロスやってる自分としては、
そこまで長距離ベースでトレーニングをしてしまうと、
逆に瞬発力がなくなりそうで敬遠してる。足も細くなりそうだし。

モトクロスでロードバイクをトレーニングに取り入れるのは有効だけど、
ロードバイクでのスキルアップとしての走り方とはちょっと違う。
例えば、
ケイデンスは70くらいで重いギアを使って走った方がモトクロスの筋力と心肺が作れるけど、
これがベースでは4時間以上はとても無理だ。という具合に。

自分は自転車もモトクロスもどっちも楽しめるような体にしていきたいので、
トレーニング時間としては最大でも3時間以下。
メインは1時間半くらいが妥当かなぁと考えている。


とりあえず4月の伊吹山ヒルクライムは寧ろそれぐらいの時間でも対応できそう。
まぁ、ちゃんと雪が融けて開催出来るかどうかの方が心配事だ。
$バイクと自転車と本と
写真のサドルの上の山、これが12/31時点の伊吹山だ。
こっからまた2月までに何度か大きな寒波が来て積雪したら、
2011年同様に、4月は残雪の影響で中止になりかねない。
というか、
開催時期を後ろにズラすことは検討したのかだろうかと思う。
季節予報的にも2011年並に冷えそうだし、また中止になる可能性が高いのではないのか。

まだまだ積もるはずだけどなぁ。



KXの足回り

まぁ12KXに乗り換えて半年ちょっと経ったけど、
乗れてるな、って思える時はたまにあるけど、総じて良くない。
YZのころより遅くなってる。

最大の原因は、サス。
以降は半分以上愚痴です。そこを了承して下さい。カワサキの悪口ではありません。
緑は好きな色。




サービスマニュアルには体重65kgで平均レベルのライダーでセッティングされているとある。
どっちも間違いだと思う。
体重65kgで適正サグは絶対に出ない。
特にフロントはまず間違いなく出ない。プリロード全抜きでも出るかどうか。

ちょっと負のスパイラルになったので経緯をメモしておく。

リアのサグは90mm出した。
その状態でフロントは35mmほどに、プリロを抜いて調整した。
まだ7クリックくらい緩める余地はあったけど、これ以上抜くと動きすぎてフロントが不安定に感じた。
だけどここは間違いだった。
やっぱり、前後とも基本的にスプリングが硬い状態でリア下がりの姿勢ってのは、
ほんっとに曲がらないバイクになる。
直進安定性や、ジャンプミスのリカバリーでは結構なメリットが出る。
でも曲がりません。

メインで走るコースはジャンプメインでコーナーはほとんどがバンク付きで、
それほどフロントの旋回性は気にならなかったけど、
例えば低速ターンで倒しこむコーナーや、曲がりながらすぐにジャンプ(早く向き変えして加速に移りたい)するコーナーなどは、
もう泣きたくなるぐらい走り難い。

対策として、
結局スプリングは1段階前後とも弱めた。
こっからのセッティングをどうするかが難しいところ。
まず、
フロントは標準プリロとダンパーでは、体重63kgの人が乗っても35mm弱しか出てない。
要するに改善されてない。プリロ最弱にしても意味がない、変化がない。
で、
ダンパーの伸びを最弱、圧もほぼ最弱に近い状態にすることで、
40mmちょっと。
これ絶対におかしいでしょ。どうなってるのSFF。
だいたい何でダンパー調整で初期姿勢が5mmも変わるの?なんでプリロで変化しないの?

診て貰ってるのは全日本のマサミ選手のメカの人だから、俺が混乱しているわけではないと思う。
その方の感覚でも、
IAトップクラスの硬さがある。とのこと。
標準状態のセッティングではあまりに動きが渋くて難しいだろう。と。

だいたいね、
標準セッティングの状態で、ステップを荷重したときに前後の姿勢を保つのが前後バランスの適正を見る手段です、
とサービスマニュアルに書いてあるのに、
明らかにリアしか動かない。フロントの動きが悪すぎるのだ。
ライダーが乗ってもびくともしない。

まぁいいです。
サグの絶対量には最悪あまり拘らなくても、前後姿勢のバランスさえ取れれば。
その上で、ダンパーを自分にあったセッティングに出来れば走ってくれると思う。


そこで、そのメカの人が、
他社マシンのノーマルに近いセッティングが、
スプリング一段階ソフトで、
伸びは前後ともほぼ最弱、圧もかなり緩めた状態。

ライディングをしながらではなく、前後に押したりステップ荷重したりして出したセッティングだから、
実際走ってみないと何とも言えない。

だけど、
うまく走るようになってるかは微妙。
こんなに伸びを緩めて大丈夫なんかいな、って感じ。



まぁ、
足回りがうまく調整出来ない一番の原因は、
SFF、という新機構が原因のような気がする。
初期の動きはものすごく悪い。
おまけに、フォークオイルの少ないスプリングだけの右側は、オイルが少ないせいで内部のロッドに錆びが出てたらしい。
まだ買って半年なのに。
トップライダーの間でも、SFFで良い話はあまり聞かないという。



今までの話、
基本的に速い人には無縁な可能性がある。
ただ、普通の社会人が乗るバイクとしては、あまりにも極端なセッティングだと思う。

走るコースにも寄るだろうけど、
一瞬しか5速に入らないような、細かいギャップたくさんのハードパック低中速コースは特に難しいと思う。

俺はもう絶対にSFFのサスは選ばないし、多分カワサキはこれが最後だ。
上級者向け、
と言われるカワサキ車だけど、
2012は前年よりスプリングがさらに硬い=ダンパー機構自体もハードなはずなのでスプリングを弱めまくればいい、
という単純な解決方法はないと思う。ダンパー調整どうしていけばいいのか悩みどころ。
これは自分の選択ミスだった。

最初はヤマハを注文しようとしたんだけど、
初期ロットが終わったので次は4ヶ月後と言われた。だから緑へ。魔がさしたのだ。
まぁ大丈夫だろ、と舐めてたのだ。甘くなかった。
青にしとけば…と後悔はあるけど、
こうやってあーだこーだやるのも、趣味モトクロスとしてはマンネリ回避になるし、経験になる。というプラス思考も取り入れていく。


足回りが妥協できるレベルですら決まらなかったら、
13モデルが出るまで、、、、長いなぁ。


以上、KXに関する愚痴でした。
悪いとは言ってない。ただ、上級者向けだと断言したい。その一点だけは、サービスマニュアルの記載は嘘だと思う。
(このバイクで中級向けだったら、コース速い人だらけじゃねぇかと)


RFX8感想

最近は自転車密度が非常に高い。
部屋ではDEFYでローラー、外に出れる時は新車であるアンカーのRFX8。
納車されて一週間乗るチャンスがなく部屋のオブジェと化していたけど、
やっと乗れたので感想を。

$バイクと自転車と本と

まず、
振動吸収性、
良い。

正直、バネの類が一切ないロードバイクで、
フレームだけでそこまで乗り心地は変わるもんなのかなぁと半信半疑だった。

でも、特に細かい路面の振動は良い具合に減衰してる感は確かにあった。
比較対象はコンフォートモデルのDEFY2だけど、
やっぱりアルミとは違う乗り心地。

ただし、良いといってもしょせんサスの類が一切ないロードバイク、
この程度の差がはたしてそれほど価値あることなのかと聞かれれば、微妙過ぎる。

もともと自分の自転車はモトクロスのトレーニング用なので、
あんまりロード用トレーニングで瞬発力が育たないのも嫌なので、下ハンを持つ時間が長い。
だから、時間でいえば1時間~2時間、たまに長くて3時間と短時間なので、
乗り心地が良いからどうなんだ、という気持ち。

剛性感はよく分からないけど、
しゃきっと走る自転車ではない。DEFY2と変わらん。
というか剛性が高い自転車乗ったことないので分からないのが正直なところだけど、
足の力がそのまま推進力になってる感は薄い。
じんわり感がある。
それは振動吸収性とトレードオフなんでしょう。


まぁ、
乗り心地はともかく、
このモデルを買った理由はデザインの他に、フレームの軽さがあるので、
登りはどうなのかなぁ、と、
通いなれたルートで試してみた。

が、
いくら軽くなってもその分がんばるので、軽くて楽だわ~って実感がまるでなし。
DEFYより1.5kgくらいは軽くなってるはずなので、
ちゃんとタイム取れば違いは現れると思うのだけど、
しんどいことに変わりはなく、
もともとスピードレンジの低い登りではっきり差が分かるほどの違いは感じなかった。

何万も掛けて100g単位で軽量化をがんばる気にはならない。
やっぱバイク(モーターサイクル)を他メーカーに乗り換える時ほど違いはない。

自分の自転車乗りとしてのレベルは、
今年の鈴鹿の2時間エンデューロで300位を切る程度なので全然なんだけど、
まぁその程度の感想ということで。



じゃあいったい何か気に入ったところがあるのか、という話だけど、
白基調のグリーン系デザインが好きです。

白いフレームって良い。なんか綺麗。
そこにレーサーレーサーしていない軽めのグリーン配色が気に入ってる。


まぁ、
結局のところ自転車は足なので、
きちんとトレーニングの密度に気をつけて日々過ごす方がよっぽど自転車が軽くなる。
ガーミンコネクトの12月のカレンダーはかなり赤くなってきた。

この調子で鍛えていこう。

アンカーRFX8納車

KXは結局バイク屋に預けてきた。
リアスプリングを1段階下げるのと、ついでにOHも。
ということで、
今年のモトクロスはきのうでお終い。
まだ走りたいけど、どうせ今週末は寒波だ。しょうがない。

また来年。頑張ろう。


で、
預けたついでに、ニューロードバイクを受け取りに行ってきた。
注文したのが12月頭だから、けっこう早かった。来年もあり得ると聞いていたので。

$バイクと自転車と本と

アンカーのRFX8のEQUIPE。105コンポモデル。
狭い部屋に自転車2台でとても全体像で撮れなかった。
ほんと部屋狭くなった。

色の感じは、カタログ写真で見たまんま。
おー!写真でも見るより実物はなかなか!、、、とかはない。
逆に写真よりかっこ悪い、ということもなく。

ホンダに乗っていた頃は赤白黒系を絶対選んでいただろうけど、
最近は戦隊リーダーカラーには飽きたし、
この白にちょいグリーンはケバくなくて良い。


フレームの見た目や、105コンポも、
2年半以上乗ってきたDEFY2より高級感があるわけでもなく。
まぁ値段的にもエントリーのちょい上ぐらいだし、こんなもんか。といった印象。
シフト感覚も、そんなにいいのかコレ?って思った。
まだ当たりが出てないのか、意外とSORAもしっかりしてたのか。

バイクで言うと、
今までホーネット乗っててCB400SFに乗り換えたような感じ。
CBR1000RRに乗り換えるぐらいの劇的な変化は、もう倍以上は金を出さなきゃ駄目かな。


自転車を駐車場で降ろして、ちょっと乗ってみた感じ、
第一印象は、
確かにやわらかい感じがする。

アルミフレームは、いくらロングライド系でもやっぱり硬めだったんだろう。
踏み込んだ感じが、やさしい感じ。
あと、やっぱり軽い。ダンシングの仕方を車体を振らないよう癖を修正しなきゃ。

持ち上げるとそんなに軽さは感じないんだけど。
ホイールを1500gくらいのに換えれば、7kg中盤くらい。
ロードバイクとしては十分に軽い重量になる。


週末は雪だし、
初走りはいつになるのか。
固定ローラーで動けるようにしておこう。

12'KX250Fに思うところ

あー、
久しぶりに味わってる。
挫折感。


何度も書いてあるように、
12KX250Fは足周りが非常に硬い。

フロント9.5N/mm(SFF)、リア53N/mm

数値だけ見ると、
以前乗ってた11YZの4.4N/mm、52N/mmとそこまで変わらないのに、
なんなんだろう。

フロントのサグはびっくりするぐらい出ません。
体重63kgの人が乗っても、30mmもない。
だから9.1N/mmのソフトに変えたんだけど(11KXの標準スプリング)、
なぜかサグは寧ろ減った。壊れてんの?
まぁフロントの動き自体は良くなったから、目をつむっているけど。

ただ、リヤは90mmで合わせた。
その影響か、いやそうとしか考えられないけど、コーナリング性能が悪い。
後ろ下がりのディメンション。
このまえ人のバイク乗らせて貰って分かった。
俺のバイク、曲がらねぇじゃん…!!と。


だから今日行ったコースでどうしても飛びきれずにリアをショートさせてしまうジャンプがあって、
俺のライディングが悪いんだと、何度も何度も集中練習するんだけど、
成功率は40%くらい。泣けた。

曲がりながら、低速でサスを使って、できればシッティングで飛ぶ系のジャンプなんだけど、
まず前述の理由できちんとバイクの向きを変えるのに時間が掛かる。
その上サスも硬いから、アクセルでサスが思うように縮まず反発力を使えない。

どうすりゃあいいの。

リアをソフト51N/mm入れてみるか(11の標準)。
でも、余計後ろ下がりにならないか。いやでもサグさえ同じにしとけばいいのか。
いやそもそもフロントおかしくない。いいのこのままで。
ぜんっぜん1Gで沈んでないよ。
バイク屋組み方間違えたの。SFFの欠陥なの。
もうわけわかんないよ。


ああああああ。

自分のライディングにも問題があるとはいえ、バイクが意図した動きしないのはストレス溜まる。


まぁ、
このジャンプ以外は、
セッティングで乗り始めた頃よりずっと扱えるようになったんだけど。
硬いのも乗れてる時は寧ろ軽快感あるし、
激ショートしたときも吹っ飛ばずに済む硬さと減衰のバランスは凄く良く出来てると思うところがあって、
YZだったら間違いなくリバウンドでクラッシュコースが、踏みとどまれた、というケースが何度かある。

だから全部が全部悪いというわけではない。

体重が70近い人や、全日本IBクラスの人にはすべてプラスに働く足回りだと思う。
だけど、
体重60以下や、
社会人から始めて地方選IBクラス、要するにジュニア上がりのトップ連中には絡めないけど、
ジャンプは飛べるしそこそこ走れるようになってきた、っていう人にはきつい事があるのではないか。と思う。

俺のKXのフォークが何か壊れてるっていう可能性もあるけど、
ほかの12KX乗りの人からも硬すぎるよね、という声は聞いてるし、
やっぱ、上級者向けマシンなのは間違いないです。

というのが、
半年乗ってきたKXの感想。


乗れてる時は凄い面白いんだけど、、、
改善できんかったら、来年はインジェクション期待のYZに戻る。