行ってきたぞーっ!!
「FFX」・・・「えふえふてん」と読みます。
菊之助プロデュースの新作歌舞伎です。
題材はゲーム「ファイナルファンタジーX」
いやいやいや・・・
最近ますます古典はもちろん新作にも意欲的な菊之助。
ナウシカもやってくれたが
今回、私はお初だったのだが
超巨大スクリーンのしかも360度回転劇場で
しかも題材がゲーム。
ナウシカの記事
とにかく菊之助がよかった記事
すばらしかったっす・・・
と、この語尾の「っす」は菊之助演じる主人公ティーダの口調。
最初、あの真面目な菊之助のセリフにしては違和感が・・・
しかし、途中からももうそんなのどうでもよくて。
私はこのゲームはまったく手を染めてないのだが
近くの席の男子グループが「ビジュアルも場面もすげー再現率だよ」て。
そうよね。ビジュアル、ポスターで比べただけでもすごいもん。
しかも、歌舞伎テイストもしっかりある。
ただ、彦三郎は、私は声でわかったけど、見ただけだと「誰だよ?」だったが
もう菊之助は、開演前の場内アナウンスから大活躍。
もう、瞳からビームでまくりでやられまくり。
召喚士ユウナ米吉がこれまた美しい。
劇中、「異界送り」という、死者を成仏させる?舞いが何回かあるのだが
私、そのたびに「送られそうに」なった。
獅童アーロン、めっちゃかっけー。
もうあの二の腕にしめつけられたい・・・てどこ見てんだよ?私
彌十郎パパも、あれですね。
「鎌倉殿」以来、「父」をやらせたらもう絶品ですね。
梅枝ルールーも、まあ、なんて美しい。
立ち回り&海老ぞりなんてもう色気だだもれ。
伝説の召喚士佐藤志のぶもね、この方、もともと、
最初は私、ホントに女性じゃないか、て思ったくらいキレイで。
こんな大役は私はお初に観たのだが、まー、大迫力。狂気を感じた。
橋之助の熱い「つっぱしる感」はますます磨きがかかり
松也の敵ボス感も大迫力。
とまあ、もう、ひとりひとりひとつずつ記事を書けるくらいよ。
あと、何より忘れてならないのは丑之助。
もう、人間国宝ダブルのDNA炸裂!といったところでありましょうか。
最初「そんなにも大切な長セリフ、大丈夫なんだろうか・・」との思いがよぎったが
ごめんなさい、あやまります。
そんな心配、ミジンコの100万分のいちもいらなかった。
もう、おばちゃんはじめ、周囲の客も涙、涙でございました。
菊之助のやりとりも、もう
役者対役者
この時の空気などこれまたみじんもございません
そして今回・・・カーテンコールのときに
1分間の撮影OKタイムがっ!
いえね、今回、今公演の情報を知って
「超最速先行発売」でいちはやくチケットを買ったワタクシ。
なんと前から2列目ほぼど真ん中。
もうね、ユウナの振る何?杖みたいなやつとか、アーロンの太刀とか
マジ頭の上の手が届きそうなところに来るんですよ。
菊之助と何度も目が合うんですよ(おいおい)
もうそれだけでテンション爆上がりでございました。
ただね、前過ぎて、
映像全体や、上手下手から出てくるときとかいまひとつわからなくて
ああ、これ、もう少し後ろの席で、全体の舞台をもう一度観たいなぁ・・
リピート、マジ、したいなぁ・・・て
思えばなんと贅沢な悩みでございましょうね