犬のしつけは難しい(+_+) -13ページ目

なんで「わんちゃん」て言うんだろう?

最近TVに出る方はほとんど犬の事を「わんちゃん」て言いますよね。違和感を感じます。

何で幼児言葉を使うんでしょう?

「わんちゃん」と言うことで「私は犬に愛情をいっぱい注いでますよ。」とでも言いたいんでしょうか?それとも「いぬ」と言うと視聴者から苦情がくるのでしょうか?

自分の犬の名前に「ちゃん」を付けるのは全然良いと思うのですが。

 

 

TVの影響なのか「犬は可愛い!」「犬はお利口!」と言う風潮が強すぎて、最近の飼い主の方から良く聞くのは「こんなはずじゃなかった」とか「うちの子ばっかりなんで?」とかです。

犬は人間より素晴らしい能力はたくさん持っていますが、飼い主が思い描くような子に必ずなるとは限らないのです。

そこを認識してない人は犬を飼うべきではないと私は思います。

そんな思いが強い方は犬を虐待したり、捨ててしまうのでしょう。

どのように育っても愛する覚悟が無いのなら、犬は飼わない方が良いでしょう。

犬の訓練所

訓練所に入って最初に驚いたのは、先輩方が60~70頭いる犬達の名前、健康状態をすべて把握していたことです。

私にとっては同じ犬種はみんな同じに見え、違いなど全く分からなかったです。

それでも半年くらい経った頃からは、徐々に「同じシェパードでも顔がこんなに違うんだ」ということに気づき始めることが出来ました。

こんな感じだったので入りたての見習い訓練士が出来る事は草むしりくらいしかなかったです。

犬舎の前をウロウロすれば一斉に犬達が「不審者だ!」と吠えたてます。

散歩に連れ出せば馬鹿にされ飛びついたり、自分の行きたい方向に引っ張っていったりします。

先輩方の時は良い子にしている犬達でも、入りたての見習い訓練士には好き勝手してきます。

しかしほぼ24時間、365日一緒に過ごしていくと色々な変化がお互いにうまれてきます。

これは知識とかではなく感覚的なものだと思います。

ですから今でも犬の知識は頭にいっぱい詰めても、犬と付き合う時には感覚で付き合おうと思っています。

 

最近はネットや本などで、犬と上手に付き合う方法などは簡単に知識として得る事は出来ます。

しかし犬は1頭1頭違うので、飼い主の方も頭でっかちにならずに自分の感覚を大事に犬を育てていただきたいです。

その時に訓練士、動物病院の先生、トリマーなどプロの意見を参考にしてください。

見習い訓練士時代

高校を卒業してすぐに千葉県八千代市にある八千代警察犬訓練学校に見習い訓練士として住み込みで入りました。

24時間ずっと犬との生活を8年ちょっと過ごす間に色々な経験をしました。

交配、お産、病気犬の看病、死。

訓練の技術などよりもこの犬の一生を見守る事の方が私には大きな経験でした。

ペットショップで犬を買い、可愛がって育てるというごく当たり前のものとは違う「これがプロなんだな」と感心した事や「割り切れなくとも割り切らないといけない部分もあるんだな」とつらい事もたくさん経験してきました。

 

お産では生まれてすぐの子をきれいに拭いてあげるのも、どこを持ってどのくらいの力で拭いて大丈夫なのかも全く知らなかったのを、先輩達にいろいろ教わりながら経験していきました。

本には情報として色々書いてありましたが、これは経験して感覚で覚えるものだと思いました。

 

病気になる子も亡くなる子もいました。

真夜中の看病ももちろん幾度となく経験しました。

毎日のように動物病院に連れて行っても、どんなに祈っても救うことが出来なかった子もいました。そんな時は後悔しか残らなかったです。

何頭見送っても犬の死に慣れなんてなかったです。

 

思い出がたくさんあればプロでも慣れる訳ありません。それは見習いの頃も今も同じです。