犬のしつけは難しい(+_+) -12ページ目

犬の気持ち

犬の訓練士を30年もやっていると、今この犬はこう思っているという事はだいたい分かってきます。

でも時々「何を思ってこういう行動をしたのだろう?」という事があります。

 

たとえば最近アメリカで毒蛇から少女を守って何か所も噛まれたシェパードのニュースがありました。

本当に少女を守るための行動だったのだろうか?結果的に少女を守った事になったのか?周りが美談を作ろうとしているのか?

 

たとえば赤ちゃんに毛布を掛ける犬の映像を見て、この犬は何を思っていたのだろう。

赤ちゃんが寒いと思って掛けたのだろうか?犬に人間の暑い寒いは分かるのだろうか?こういう芸を教えたのだろうか?

どんなに考えてもわからないです。

真実はその犬にしか分からなく、本当にすごい感覚を持った犬達も沢山いますし、犬はこういうものだ!と決めつける事も出来ません。

 

犬の行動心理学なども随分と進歩してきていると思いますが、人間同様「脳科学」「行動心理学」ですべて分かるわけないというところは、この仕事をしていてとっても面白いところです(^^)。

 

人も犬も「心」が一番大事なのだと思います。

 

 

 

ペットロス

犬を飼っていて避けられないのが最期のお別れです。

 

その時に悲しさ、さみしさを感じない人はいないと思います。

私も何頭もの犬とのお別れをしてきました。

何とも言えない喪失感。生きている意味を失ってしまう人もいるでしょう。

その悲しさ、さみしさが強くなっていくとペットロスになってしまうのでしょう。

 

そのような人にすぐにとは言いませんが、また犬を飼ってほしいのです。

 

ペットロスになっている人にお構いなくブリーダーは犬を生ませています。

動物愛護団体の人達はたくさんの犬達を保護しています。

保健所には明日消えるかもしれない命の子達がいます。

 

 

ペットロスになるくらい犬に愛情をそそぐ事の出来る人は、またきっと犬を幸せにすることも出来ると私は思います。

 

前の子との色々な経験から新しい発見もあるでしょう。

前の子に対して後悔している事と同じ過ちを犯すこともないでしょう。

 

前の子を忘れる必要はありません。

だって忘れる事なんて出来ないのだから。

 

 

見習い訓練士時代(2)

私が入った訓練所は1年目に1ヶ月25,000円の給料(お小遣い)をいただいていました。

そして1年ごとに5,000円アップしていきました。

訓練所によっては、全くお金をもらえない所もあったようです。

住み込み食事付きで週1日のお休みでしたので、お金を使う機会も殆どなかったです。

 

もちろんみんな犬が好きで入ってくるわけですが、独立開業までには短くて5年、長くて10年はかかりますので働き続けられない人も多数いました。

5人に1人くらい独立開業まで続けられればいい方だったと思います。

入りたての頃は、雑用ばかりでしたのでその時点でやめてしまう子もいました。

急にいなくなる子もいました(+o+)。

 

最初は先輩方が訓練をした犬達に「訓練とはこういうものだ」と教えてもらう感じです(^_^;)

そこで犬達の洗礼を受けます。入りたての見習いの言う事は50%くらいしか聞いてくれません。

コミュニケーション不足ですのでパートナーとして認めてくれないのです。

飛びついてきたり、逃げようとしたり様々です。

しかし頑張り続ければ徐々にですが犬達の動きが変わっていきます。

これはうれしいものです。犬に認めてもらった気がしました。 

 

 

数ヵ月間毎日頑張ってやっとこうなるわけですので、飼い主の方もあせらずにあきらめずに犬のしつけを頑張ってほしいです。