困った飼い主さん。
この仕事をしていると色々な飼い主さんにお会いします。
中でも1番腹立たしく、困るのは「うちの子噛み付くようになったんですが、誰か飼ってくれる人いませんか?保健所に連れて行くのはかわいそうなんで。」というような事を言われた時ですね。
噛み付くように育てておきながら、その責任を放棄するなんて信じられません。
そして「保健所はかわいそうなんだ」なんてよく言えたものです。
確かに噛み付く子と接するのは小型犬でもすごく怖い事です。咬まれれば痛いです。
その子の持って生まれた性格的な事と色々な体験から噛み付く子になっていくわけですので、そこを分かってあげながら、これからどのような「飼い方」「接し方」をすべきか飼い主が学んで最後まで「飼いきる」べきです。簡単に噛まなくなることはないでしょう。信頼関係を一から築きあげなければいけないわけですので。
理想は幼い頃から自己流ではなくちゃんとしつけていくべきなんでしょうが、ほとんどの飼い主の方は飼い主を噛むようになるなんて思いもせずただ「可愛い、可愛い」で育てていきます。
しかし何かをきっかけに急に噛み付くようになることが多いです。
忘れないでほしいのは、犬はぬいぐるみではなく「牙と心」を持っていることです。
訓練所、しつけ教室選び(3)
最近では犬のしつけ方法や問題行動の対処方法は簡単に見つけられます。
でも1頭1頭「違う性格」「違う生活環境」「違う飼い主」にたいして、そう簡単に対応できる方法がある訳ありません。
人間のしつけ方、教育法すら確立されていないのに犬の訓練方法、しつけ方でベストなものなどないと思います。これは今までの経験から断言できます。
そこで「あのしつけ方はだめです」「あのやり方では犬を壊します」「このしつけ方がベストです」と言うような訓練士、トレーナーはやめた方が良いと思います。
プロの訓練士やトレーナーがベストにたどり着いたら向上心はなくなりますから。柔軟性がなくなりますから。
色々なやり方の中から臨機応変に飼い主の方の望む結果を引き出せる訓練士やドッグトレーナーを選んでください。
チョークチェーンを使っても、おやつを使っても、クリッカーを使っても、おもちゃを使ってもいいと私は思います。
あとは飼い主の方の好き嫌いだと思います。
訓練所、しつけ教室選び(2)
みなさんは何を犬に教えたいのでしょう?
スワレ?お手?アジリティー?フリスビー?
それによって教える場所は変わってきます。人間でも幼稚園から大学まで色々な事を教わってきますよね。犬も一つの場所で全部教わるのには無理があると思います。
- 一般的なしつけ方教室では「スワレ」「マテ」などを教えながら、犬との関わりあい方を飼い主に伝えていくでしょう。「幼稚園や小学校」みたいな感じでしょう。
- ドッグスポーツを教える場所ではその競技に特化した教え方をしていくでしょう。「専門学校」みたいな感じだと思います。
しかしほとんどの方は「問題行動」が起きてからしつけをしないきゃ!と考えます。
「吠えて近所から苦情が来たから」「お客様を噛んじゃったから」「ブラッシングしようとすると唸る」など困ってらっしゃる内容は様々です。
その時にどこを頼るかですよね。
まずは「問題行動」が出てからではそれを直すには時間がかかるのは当たり前と思ってほしいです。テレビで見るように簡単に上手くいく訳ありません。
問題行動には理由があるわけですので、それを改善してあげてその後習慣化させなければいけません。
これが短期間で出来るわけないのです。
それを理解した上で後は「訓練方法」や「訓練士、トレーナーとの相性」や「訓練士、トレーナーの信用度」で選んでください。
可愛い子を任せられる所を選ぶのですから「最低3か所」は問い合わせや見学に行った方が良いと思います。
飼い主の方には犬に対して「ドッグスクール・しつけ教室」選ぶ責任があるのですから。




