《北海道2020冬》⑤激寒の鶴居、電気毛布が停止しました | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

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もしも厳冬期に、激寒の地で活動できたら趣味の世界が広がりそう。

 

プチ厳冬の体験先は北海道。

 

時期は道内の感染拡大が収まり、関東・関西の急拡大が始まる前。

 

準備万端、感染予防に努めて寒さを楽しんできます。

 

 【厳冬の北海道で車中泊とアウトドア】の動機や準備、プチ体験の目次はここ

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苫小牧から4時間半ほど走って道東の鶴居村まで来ました。

 

初のお試し・厳冬の夜が始まります。

 

 

鶴居村はです。

 

到着は19時ころでした。

 

この時期の道東は日暮れがとても早いことに驚きました。

 

15:40には日の入りとなり16時過ぎには真っ暗です。

 

内地に比べたら30分は早く夜が来ます。

 

 

夜の凍結を避けるために明るいうちに移動するとカミさんに言ってきたのですが早速約束を破ってしまいました。

 

幸いというか、道東は道央(千歳~占冠)に比べ格段に雪が少ないようで、路面には積雪はなく、凍結箇所が少なくて助かりました。

 

 

到着時点で車の暖房を効かせてきた車内は+22℃ですが、外温は-11℃!

 

いきなり気温差30℃。

 

しっかり防寒着を着ないとトイレにも行けませんね。

 

もしも着替えが間に合わないほどピンチだったら、、、と準備はしてきてます。(使わないこと願います)

 

 

 

到着して、まずやったことは湯たんぽの準備です。

 

酔った後で、湯たんぽの扱いをミスったら惨事になります。

 

温度計を挿して70℃に温めます。

コンロは暴風防熱板で覆います。

 

ボンベはノーマルガスです。

 

まだ車内は暖かいので、低温用のパワードガスでなくてもノーマルで十分です。

 

 

 

窓を少しだけ開け自作の車載ファンの回転速度は最小で回します。

 

それでも超冷気が入ってきます。ひぇ~!

 

 

一酸化炭素の警報器は付けてきましたから、次からファンはやめようかな。

 

自宅とほぼ同じ7分で目標温度になりました。

 

 

 

 

続いてノートPCを出します。

実は旅でノートPCを使うのは二度目です。

 

いつもは旅中はタブやスマホですませてきました。

 

今回は夜は走らないつもりで時間がありますので、行動記録や写真の整理、気象状況などの情報収集を毎晩ノートPCでやってみようと。

 

毎日、整理できれば帰ってからが楽です。

 

 

夕食は外食自粛から自炊が増えます。

 

時期的に連日を鍋を想定してました。

 

プチっと鍋を記事(12/22)にしたことがありますが、あれはリアルタイムの自炊でした((笑))

 

それに総菜をいくつか。

 

 

夕食を済ませた後、トイレに行こうか迷います。

 

外は-13℃に下がってます。

 

防寒具の上下を身につけて決死の覚悟でトイレに行ってきました。

 

 

厳冬の初夜は、封筒型の寝袋1号の中に電気毛布と湯たんぽをいれて、毛布を2枚かけて寝てみます。

 

おやすみなさい。

 

ぐ~~スヤスヤ

 

 

 

 

寒さで夜中に目覚めます

 

電気毛布が暖かくありません

 

ポータブル電源の出力電力はゼロW』を表示してます。

 

 

温度計を見ますと車内の温度は-11℃

 

ポータブル電源の出力時の動作保証温度は-10℃~+40℃です。

 

わずか1℃でも動作しないの!?

 

(夜中に原因究明できません、そんなの後日っしょ!)

 

これまでの冬の車中泊で使ってきた電気毛布が役立ちません

 

いきなり大ピンチです。

 

 

 

けど、想定内と言えば想定内。

 

保険に用意した湯たんぽ、頼みの綱として寝るしかありません。

 

 

電気毛布が作動しないからか、シートと壁の隙間から冷気が上がってくるような寒さも関じます。

 

予備で用意してしてきた断熱シートを隙間部分にあてがいます。

 

さらに2枚の毛布の上に寝袋2号を追加して寝入ります。

 

 

 

5時半にアラームで目が覚めます。

 

あ~よかった、生きている

 

(二重三重の準備をしててよかった!)

 

 

アナログの温度計を見ます。

 

起床時の車内は、、

   

-12℃です。

 

また、外気は

-16℃です。

 

 

写真を撮ってませんが車載のデジタル温度計では、外気 -17℃ 、車内 -10℃ でした。

 

デジタル温度計は車内は-10℃までしか測れないので振り切っています。

 

多分-13℃位ですか?

 

 

外気と車内の温度差が4℃程度になりそう。

 

人がいて、暖房器具(湯たんぽ)があれば、車内は4℃ほど暖かくなるようです。

 

 

 

一体何度まで下がったのだろう?

 

 

車載のデジタル温度計は最低気温を記録することができます。

 

表示させますと、外気の最低気温 -20℃ 、 車内の最低気温 -10℃ と表示されます。。

 

 

実はこの車載のデジタル温度計は外気は-20℃ 車内-10℃ までしか測れません。

 

最低気温はデジタル温度計の計測範囲を越えて下がったようです。

 

デジタル温度計は融通が利きませんね、やはり。

 

 

あとで気象庁のHPで鶴居村の最低気温を検索しますと-18.2℃でした。

 

観測所とは違う場所なので、外気が-20℃以下になったことは十分にあり得ます。

 

 

結論として、寝ている間に最低気温は外気-20℃以下、車内は-16℃以下になったと思われます。

 

 

さすがに車内は-16℃以下まで下がりますと、ペットボトルの水も

 

ポカリスエットも

凍りました。

 

そしてフロントガラスもサイドガラスも、、

内側と外側がカチコチに凍りました。

 

特に内側の凍り方がひどい

 

 

原因は加湿器でしょう。

 

寝る前までポータブルの加湿器を稼働させてました。

 

その結果、窓で結露して凍り付く量が多くなったと思われます。

 

明日から加湿のしすぎに注意だな。

 

もし車載ヒータを一晩中稼働させるなら、加湿も一晩中したくなります。

そんなことを厳冬の地でやったら窓ガラスはもっと大変なことになる。

朝ゆっくりできる旅なら良いですけど、早朝から活動したい自分には悩みの種です。

(ひでさん、ここですよ!)

 

 

内側もクレーパーでこすりましたが十分に取れません。

 

エンジンをかけてデフロスタでガラスを温めて溶かします。

 

 

などと悪戦苦闘していましたら、せっかく5時半に起きたのに、6時過ぎになってしまいました。

 

想定外に時間を食ってしまい、ピンチです。

 

(つづく)

 

 

 

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