超シンプルなキャンカーを発見! | レムの里山紀行

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先日のキャンカーショーでキャンカーで車検登録するためのビルダーの小技に感心しました。

 

 

■8ナンバーのキャンピングカーの構造要件

 

特殊車両の8ナンバーになるキャンカーの構造要件はどうなのかと陸運局で調べてみます。

 

概要は

①180cm*50cm/人のベッドがある。(乗車人数の1/3以上)

②シンクがある。タンクは上水10L/排水10L

③30cm*20cmの調理台がある

④炊事できるコンロ等がある

⑤調理する人のスペースが高さ160cmある

 

詳細は陸運局のHP

 

細かな規定はありますがおおよそ必要なのはこの5つ。

箱バンそのままで⑤を満たそうとしたらハイエースかキャラバンのハイルーフの2択。

他の車は大改造が必要。

 

 

■超シンプルなキャンピングカー

 

構造要件を調べている時に見つけてびっくりしました。

こちらの『近代的アウト度名のすすめ』で掲載されていましたのでご紹介したいと思います。

 

2カット写真をお借りしてきました。

②~④を満たす手作りシンク。

手前にシンク、奥にコンロ、真ん中が調理台。

しかも折りたためるようです。詳細は上記リンクで。

 

さらに①を満たす手つくりベッド。

ハイルーフ車ですので⑤もOK。

 

凄いの一言です。

 

 

■8ナンバーのキャンカーにするメリットは?

 

なぜビルダーで乗用車数台分の費用をかけて8ナンバーのキャンカーを作成するのでしょう?

 

ちょろっと比較してみました。

(高速代は1ナンバーがおおよそ2割増し、とある区間で見たら21%増しでした)

 

 

8ナンバーの維持費は若干高めです。

車検に出す周期は中くらいです。

 

8ナンバーに対して1と4ナンバーは維持費が安めですが車検が毎年やってきます。

しかも初期の車検の時と同じ状態で2回目以降の車検を行うのが原則。

(後から架装した装備は下ろして車検を受けることを求められる場合が多いようです)

 

長距離を走って出かける場合が多いと高速代が高い1ナンバーより8ナンバーは優位。

 

通常8ナンバーのバンコンにするベース車はハイエースかキャラバン。

どちらも複数のサイズの車体があり大型サイズの1ナンバーか、標準サイズの4ナンバー。

ただ4ナンバーだと構造要件の高さ160cmを満たすために天井か床に穴をあける大改造が必要。

 

1ナンバーサイズのハイエースなら8ナンバーのキャンカーとして登録した方がよさそうです。

 

4ナンバーサイズのハイエースだと8ナンバーにするかは人によって評価が分かれそう。

自分なら4ナンバーかな。大改造はするのメリットを感じませんが。

 

 

結局のところキャンカーは車検制度の構造要件で作る事に大きな意味がなく、

快適な装備を充実させることが大切なのでしょう。

 

移動する車の本来の機能に、

電源システムを取り付け、レンジやエアコンなど家電を入れ、

快適な居住環境機能を付加した車がキャンカーということですね。

 

 

 

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