子宮体がんの検査方法 | 女性のヘルスケアをサポートする産婦人科医のブログ

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名古屋で産婦人科医として働いています。西洋医学だけではなく、食事や生活習慣のアドバイス、アロマや鍼灸などの代替医療、さとう式リンパケアなど様々な方法で、皆さんが健康になるお手伝いをしたいと思っています。よろしくお願いします。

みなさん、こんばんは

女性の健やかな毎日を応援する産婦人科医(@名古屋)の
原紗希です
(さとう式リンパケア セルフケアマスター取得しました!
ただいまインストラクターコース受講中です★)

さて、昨日は子宮体がんについて書きました。(記事はこちら→

今日はあまり知られていないと思われる、体がんの検査方法について
書いてみようと思います。

このような膣鏡をかけるのは、頸がんのときと一緒です。
その後、頸がんは私達の目で確認してブラシなどでこすりますと
以前お話しました(頸がんの検査方法はこちらです→)が、
子宮体がんの発生する子宮体部は子宮の奥であるため、
私達の目では確認できません。

盲目的に器具を子宮内に入れて検査をするのです。

ちょっと痛みを伴うことが多いようです。
ポイントは息をフーっと吐いて力を抜くことですよ

上の図ではうまく病変部を採取できていますが、

こんな状態なときもあります病変部が採取できなかったパターンです
こんな状態の時は、結果は異常なしで返ってきます。

頸がんでも病変部がとれていなければ同じことはおきるわけですが、
やっぱり盲目的である以上、こんなことがおきる頻度は体がんのほうが高いため、
他の検査も併用して慎重に経過をみていくように上司に言われたことがあります。


にはエコー検査も大切です。
閉経後はペラペラになるはずの子宮内膜が厚くなっている所見が認められます。

検査結果が問題なくても、エコーで内膜が暑くなっている所見があった時は
私は結構しつこくfollowします。


閉経後に出血があるとき
どれが生理でどれが不正性器出血かよくわからないとき
体がん検診についても相談してみてくださいね。


最後まで読んでくださりありがとうございます