子宮体がん | 女性のヘルスケアをサポートする産婦人科医のブログ

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名古屋で産婦人科医として働いています。西洋医学だけではなく、食事や生活習慣のアドバイス、アロマや鍼灸などの代替医療、さとう式リンパケアなど様々な方法で、皆さんが健康になるお手伝いをしたいと思っています。よろしくお願いします。

みなさん、こんばんは

女性の健やかな毎日を応援する産婦人科医(@名古屋)の
原紗希です
(さとう式リンパケア セルフケアマスター取得しました!
ただいまインストラクターコース受講中です★)

今日からは子宮体がんについて綴ってみますね☆
子宮内膜がんということもありますね。
(正確にはイコールではないのですが、大きくまとめると…ですよ)

少し前の記事で絵で示したとおり、
子宮体部に発生するがんのことです。

特徴としては、
閉経前後の女性に多い(好発年齢は40ー60歳 ピークは50歳代)
不正性器出血が主な症状である
・エストロゲンと関連しているタイプ(80-90%)と
 そうではないタイプ(10-20%)がある
・リスクが高いのは、肥満卵巣機能異常出産経験がない人
 (エストロゲンにさらされている時間が長いため)
などが挙げられます。

子宮頸がんのときにも書きました組織型は腺癌(80-90%)がほとんどです。

生理が1ヶ月に1度、きちんとある閉経前の方は体がんのリスクは少ないのです。
子宮内膜が1ヶ月に1度剥がれる”生理”という現象があるからです。


閉経すると、それがなくなってしまうので発生率があがってしまうのです


閉経前でも体がんになりやすい人は、肥満の方が多い印象です。

体がんというのは、エストロゲンに持続的にされされている状態が長いと
発生リスクがあがるのですが、
肥満の方というのは、脂肪細胞が多く、
その脂肪細胞からエストロゲンがでているのです
(正確には、脂肪細胞のアロマターゼにより、エストロゲンが合成されてしまう)

今日はここまでにします。
最後まで読んでくださりありがとうございます