女性の健やかな毎日を応援する産婦人科医(@名古屋)の
原紗希です
(さとう式リンパケア セルフケアマスター取得しました!
ただいまインストラクターコース受講中です★)
子宮頸がんについて書いてきましたが、
どういうふうに検査をするのかを書いてみようと思います。
(子宮頸がんについての記事はこちら→♥頸がん① ♥頸がん②)
クスコという↑のような器具を膣にかけて、子宮頸部を観察します。
(この器具を開くときに痛みを感じる人が多いような印象です。
人によっては子宮頸部が出しにくい人がいるのです)
そして、綿棒やブラシでこすってきます。
これは、子宮頸がん検診でも同じことです。
(たまに検診で自己採取というものがありますが、それは手探りで行います。)
矢印が綿棒やブラシだと思ってください。
産婦人科医が直接目でみて、頸部をこすってきます。
見た目怪しいところはより慎重に採取します。
逆に言えば、病変があったとして、そこを採取できなければ
結果としては「異常なし」とかえってくることもあるわけです。
たまに、がん検診で異常なかったけど、
どうしても診察した感じおかしいので、もう一度検査をしたら
結果がんだった患者さんもいます。
この絵のパターンだとちょっと見つかりにくいですね
膣側から見ると、病変が奥にあってわかりにくいんです。
子宮頸がんは初期は無症状なことがほとんどです。
産婦人科医が直接目でみて検査に出すので、比較的発見されやすいものです。
一人でも犠牲になる方が減りますように。。。
最後まで読んでくださりありがとうございます