熊から命を守る姿勢 | みのり先生の診察室

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肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

今年は熊の出没が多いです。

 

ブログでも採りあげてきました。

 

 

太陽光パネルと関係があるのではないかと思い調べてみたらこの結果でした↓

 

 

 

熊外傷に詳しい専門家の先生の記事をご紹介しました↓

 

 

医師サイトでもやたらと熊に関する話題が多いのです。

 

今回、熊外傷を治療された先生の話が掲載されていたので抜粋してご紹介。

 

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クマに遭遇した時、ある防御姿勢を取ることで命を守れる可能性が高まる――。

 

こんなユニークな研究の成果が、2025年7月、医学雑誌『臨床整形外科』に掲載された。

 

研究に取り組んだのは、秋田大学大学院整形外科学講座の医師グループ。

 

ツキノワグマの被害が多い県の状況を踏まえ、「被害を少しでも減らしたい」と2024年に始めた。

 

着想のきっかけとなったのは、2023年に北秋田市の市街地で6人が立て続けに襲われた事件にあった。

 

グループのメンバーである石垣佑樹医師に聞いた。

秋田県は全国でもツキノワグマによる人身被害が多く、2023年度には70人が襲われました。

 

私が診療に携わったのは、北秋田市民病院に勤めていた2023年10月19日です。

 

早朝、同市の市街地にクマが現れて立て続けに住民が襲われました。

 

被害に遭った10~80代の男女6人が病院に救急搬送されました。

 

私が7時ごろに病院に行くと、救急外来には既に被害者2、3人が横たわっていました。

 

同院は大学病院などに比べて規模が大きくはないため、こうした緊急時には診療科を問わず対応します。

 

この時も皆で手分けして診療や処置に当たり、私は3、4人を診ました。

 

重症患者は初期治療後に秋田大学医学部附属病院などに搬送され、それ以外の患者は継続して私が所属していた整形外科などで治療しました。


私が担当した80代の女性は頭部が血まみれで、頭の皮がはがれて頭蓋骨が見えており、目の周りにもひどい傷を負っていました。

 

骨折もありました。

 

交通外傷とは違い、獣の爪で引っかかれていたため、裂傷が深刻でしたね。

 

その女性は意識があり、私たちの声かけにも反応していましたが、認知症を抱えていたこともあって意思疎通はできませんでした。

 

私は止血をして患部を包帯で固定し、輸血をしながら救急車に同乗して秋田大学医学部附属病院まで送りました。

私が診た患者さんの中に、重傷を免れた人がいたのです。

 

10代の女性で、その人はクマに襲われた際、首の後ろを両手で組み、体を丸めて自分を守る姿勢を取っていたといいます。

 

診療時にその話を聞いた私は、「クマに遭遇した際には、こういった防御姿勢を取ることが有効なのでは」と想像するようになりました。

 

具体的に研究テーマを設定できたのは、私と同じ講座に在籍している木村竜太(りょうた)助教のアドバイスも大きかったです。

 木村先生とは以前から何らかのテーマで共同研究に取り組もうと話をしていました。

 

そこで木村先生に先ほどの経験を話したところ、行政がそのような姿勢を推奨していることを知りました。

 

クマに遭遇してしまった場合、環境省は「クマ類の出没対応マニュアル」で「顔面・頭部が攻撃されることが多いため、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつ伏せになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめることが重要」とし、秋田県のホームページでも「両手で首を抱え、顔を伏せる姿勢」と記載されています。

熊遭遇時の防御姿勢

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山で熊に遭遇するのは仕方ないとして、最近は市街地にまで出没している熊。

 

家の庭に入り込んだり、民家の納屋に入ったり、人間の生活エリアに出没しています。

 

熊外傷は顔面に集中するらしいので、顔と頭を守る態勢を取ることが重要。

 

知っておくことで命を守れるかもしれません。

 

熊が出没する地域にお住まいの方は十分注意してくださいね。

 

 

 

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