診療所ではできるだけ下剤を使わない便秘治療を大切にしています。
腸を黒くするアントラキノン系下剤を飲んでいた患者さんは、既に腸が黒くなってしまっていて腸が動かなくなっているので、下剤を飲まないと便が出ないことが多いのですが、そうではない患者さんは下剤を飲まなくても便秘が改善することが結構あります。
腸を黒くするアントラキノンは健康食品やお茶などに入っていることがあるので要注意です。
知らない間に下剤を飲んでることになってて、気付けば腸が真っ黒けということがありますのでチェックして下さいね
便秘治療の基本は
①食事療法
②栄養療法
③薬物療法
①→②→③の順に行っています。
①は全ての患者さんに指導。
便通にいいモノを摂る前に、腸に悪さをしているモノを抜いてもらっています。
腸の粘膜に穴を開け腸を荒らしてしまうグルテンとカゼインを抜いてもらうのです。
小麦と乳製品抜きですね。
これだけで便秘が改善する人が約半数くらいいます。
便秘が改善するだけでなく「体が軽くなった」「肩こりと腰痛が無くなった」「精神的に安定した」という嬉しいオマケまで付いてくるケースも多いです。
やったことのない人は是非チャレンジを。
まずは試しに2週間やってみて下さい。
食事療法では便秘が改善しない、改善したけどもう少し何か一押しが欲しいという患者さんには栄養療法を追加します。
便秘治療に使うのは主に2つ
FK23乳酸菌
発酵素するり
どちらが効くかはケースバイケース。
両方摂っている患者さんもおられます。
便秘には発酵素するり、下痢や軟便にはFK23を処方することが多いですが、どちらがいいかは実際に飲んでみて感触を確かめるしかありません。
FK23は1日1〜2包と服用量が決めやすいのですが、発酵素するりは患者さんによって本当に摂取量が違います。
1日に小さじ1/2程度で十分で、それ以上食べると軟便になるという患者さんもおられますし、1日大さじ5〜6杯食べているという患者さんもいます。
調味料として使っている人は1日どれくらい摂取しているのかよく分からないとも言われます
便は毎日違います。
食べたモノも違えば食べた時間も違う。
だから毎日必ず同じ時間に便が下りてきて出るワケじゃない。
摂った水分量だって違うでしょうし、運動量も変わる。
だから毎日同じ便が出るんじゃなくて、毎日違って当然。
毎日出てくる便をチェックして発酵素するりの量を調節して下さい。
便が硬い
少量しか出ずお腹が張っている
コロコロ便しか出ない
という場合は量を増やしましょう。
軟便
下痢
何度も軟便が出る
という場合は量を減らして下さい。
だから毎日決まって同じ量を摂るのではなく、便を見て食べる量を変える。
また摂る回数も1日1回という人もいれば1日3回という人もいます。
食べる量、回数、ともにその日の体調や便通を観察して調節して下さいね。
摂取方法も色々です。
こちらを参考にして下さい↓
発酵素するりは一般の方も購入できます。
こちらは1〜2週間分のミニパック
こちらは1〜3カ月分のミディアムパック
こちらは3〜6カ月分の大パック

診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
犬のようちえんでは
犬の社会性も培われます

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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
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