患者さんのリクエストで1日1記事は主に新型コロナウイルスに関する医療ニュースをお届けしています。
だいぶ前のアンケートになりますがご紹介したいと思います。
今日ご紹介する患者さんは30代女性。
治らない切れ痔に悩み、遠方から来られました。
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＜初めて受診された時の感想＞
元々10代の頃から切れ痔はしていましたが、特に気にしていませんでした。
産後急に毎日切れ、痛みが取れなくなり、これは大変･･･と感じ、母に相談。
「実は私も痔があって、この病院にかかってるんよ。気になるなら絶対に行ってみたほうがいい！」と貴院を紹介されました。
念のため、事前に近所の肛門科を受診。
処方されたボラザを注入しても全く効果なし。
これは大阪に行かなければ！と決意しましたが、娘がまだ1ヶ月のこともあり、2ヶ月の予防接種を待っての受診としました。
それまではブログ記事を熟読し、つらいのは私だけじゃない･･･と励まされていました。
当日はようやく受診でき、心底ほっとしました。
そして自分で思っていた以上にガンコなお尻になってしまっていて、びっくり&お尻にゴメン･･･
まさか浣腸×２まで必要とは･･･（涙）
どちらかと言えば下痢がちで、数日出なくてもその気になれば出せる･･･という体質だったので。
しかし思い返せば、どうも最後の一押しが出んなぁ･･･という日が年々増えていた気がします。
出残り便秘がどんどん進行していたのですね･･･。
便通管理は慣れるまで大変かと思いますが、必ず良くなると信じて頑張ります。
＜治療経過＞
治療開始後 数日は、切れたところが痛く、また坐薬やSザルベを塗ることに不慣れで、あたふたしんどかったです。
ただ初日から出血は全く無くなりました。
日に日に痛みはなくなり、10日後には全く痛みを感じなくなりました。
先生方のおっしゃっていたことは本当だったんだ！
と身をもって実感し、感動しました。
お尻が全く痛くない排便は本当に久しぶりでした･･･。
毎日適度な硬さのうんちが出て、出し切れているので、そのおかげか少し体重が減りました。
体もなんだか軽いです。
もちろん気持ちも！
今までは便意がないと数日うんちを出さないこともよくありましたが、毎朝必ず出すことも習慣になりました。
お、今日はスッキリ全部出たぞ！と思っても、坐薬を入れるとまだ出ることがしばしば･･･完治まではまだしばらくかかりそうです。
でもお尻が痛くないので、前向きな気持ちで続けて行けそうです。
最初は、自分の指をお尻に入れるなんて･･･と思っていましたが、今ではお尻を汚いものだと思わなくなりました。
出し切れば汚くないですね。
2ヶ月の娘も、私のようにお尻のことで悩むことがないよう、健康に育ってほしいです。
うんちはガマンしちゃだめよ！と教えようと思います。（笑）
＜治療が終わって＞
2回目で終了して安心しました。
まだ皮膚がつっぱるので、マッサージ、坐薬を続けて再発しないよう気を付けます。
次回は娘、夫と一緒にお尻健診&USJに行こうと思います。
本当にありがとうございました！
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小さい字でビッシリ書いて下さいました。
そしてポイントと名言だらけです
この患者さんは産後、急に切れ痔を発症し地元の肛門科を受診されていましたが、10代の頃から切れ痔があったということは、その頃から出口の便秘は既にあったと思われます。
だから便秘歴は10年以上ですね
産後は授乳も相まって便が硬くなりがち。
そこで一気に症状が爆発したのでしょう。
酸化マグネシウムを飲んでも出始めの便は硬く、切れてしまうということはよくあるケース。
酸化マグネシウムは「これから作られる便」には効きますが、既に出来上がって出口付近まで下りてきている便や、出し残した出残り便には効きません。
だから薬を飲んでいるのに切れ痔が治らなかったのです。
そして残った便は傷口を汚染。
排便後いつまでも痛いのは便が残っている証拠。
そんな便まみれの肛門に注入軟膏を入れても効果半減。
薬が効かない･･･ではなく、薬が効くような状態にないと言った方がいいでしょう。
便をちゃんと出し切って肛門の中を空っぽにするだけで、痛みが和らぐという患者さんを大勢診てきました。
お尻が全く痛くない排便は本当に久しぶりでした･･･。
とこの患者さんが書かれているように。
そして便を出すだけで薬も要らない。
診療所では強力ポステリザンやボラザGなどの注入軟膏をほとんど出しません。
ただのクリームを塗るだけ。
患者さんが愛用しているこれですね↓
肛門だけでなくいろんな所に塗っておられますが
Sザルベで肛門の手入れをすることで
お尻を汚いものだと思わなくなりました。
日本･･･と思いましたよ
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
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