診療所では年に数回エアコンフィルタ清掃を行っています。
古くから同じ業者さんに定期的に作業をお願いしているのですが、今回は今まで無かった異常がありました。
エアコンのフィルタと換気扇が真っ白だったのです
換気扇は錆びていました
原因はコロナ対策で使用している次亜塩素酸ナトリウムでした。
加湿器に入れて空中噴霧しているわけではないのに何故
0.2%の次亜塩素酸ナトリウムをスプレー容器に入れて、診察ベッドや待合室のソファ、じゅうたん等に噴霧して拭き取っていました。
おそらく噴霧した次亜塩素酸ナトリウムが空気中に拡散し、それがフィルタや換気扇に付いたのだろうということでした。
今まで10年以上、同じ業者さんで同じ人が清掃に携わって下さっているので、変化と違いが良く分かります。
「今まで掃除させてもらって、こんなことは無かったので、何か今までと変わったことがあったのかな・・・と思って。加湿器に次亜塩素酸とか次亜塩素酸ナトリウムとか入れて噴霧されていませんか?」
と尋ねられたのですが、加湿器に入れている除菌液はエタノールとブドウ種子エキスのみで、次亜塩素酸も次亜塩素酸ナトリウムも入っていません。
ということは、環境消毒のために噴霧している次亜塩素酸ナトリウム以外にありません。
そして業者さんから
「フィルタと換気扇がこんなに真っ白になっているということは、先生方も吸っている可能性があると思うんです。肺にも悪いので噴霧はせずに、雑巾や布巾に含ませて拭くようにしてください。もしも可能であればアルコールにされたほうがいいと思います。アルコールは錆びないですし、換気扇やフィルタが真っ白になることはありませんから。」
とアドバイスを頂きました。
早速、翌日から診察室の消毒もアルコールに変更。
患者さんが出入りするのは一瞬ですが、1日中過ごす職場なので、自分たちの健康のことも考えてエタノールを使うことにしました。
コロナ禍でマスクも、アルコールも、使い捨てグローブも、全く手に入らなくなり、本当に困ったのです
アルコールは近所の飲食店に分けてもらったくらい・・・
医療機関なのに手に入らないなんてどういうことって皆が思いました。
現在もなお在庫切れで、発注しても納品されないため、ネットで一般消費者と同じように手に入れる努力をしています。
しかも価格も平時と比べ高い
普段ならアルコールもマスクもグローブも、こんなに高くないのに
コストばかりかかって本当に大変です
どこのお店も会社も同じことを言ってますけどね。
話がそれましたが・・・
次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸を空間に噴霧するのはやめましょう。
健康に悪影響を及ぼしかねないため注意してくださいね。
受診される患者さんから「コロナ対策で次亜塩素酸とかを噴霧されてませんよね」という問い合わせを時々いただきます。
次亜塩素酸入りの加湿器を使用している所に行くと気分が悪くなったり息苦しくなる人もおられるようで、受診前にわざわざ確認されました。
次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムは全く別物ですので注意してくださいね。
患者さんからもよく質問を受けるのですが、新型コロナウイルスに効果があると実証されているのは0.2%以上の高濃度の次亜塩素酸ナトリウムです。
作り方はコチラ
次亜塩素酸については賛否両論あり、データもPHと濃度によって随分違うため当院では使用していません。
この件については後日、記事に致しますのでお待ちくださいね
診察室でも多くの患者さんから同じ質問を頂いておりますので・・・。
というわけでして、皆さん、新型コロナ対策として消毒薬を使う際には注意しましょう。
新型コロナの消毒作業に携わっておられる業者さんから教えて頂いた情報ですので間違いないと思います。
次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水よりもアルコールのほうが安全でどこにでも使えて便利だそうです。
ただし濃度も大切。
エタノールもイソプロパノールも70%以上のものを使用しましょう。
1日1花
今日の花は
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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