欧米で川崎病に類似した症状を示す新型コロナの小児患者が増加していて、ニューヨークでは2名が死亡したと報道されていましたが、日本ではどうなのでしょうか?
小さなお子さんを持つ保護者の人たちにすれば、とても心配なニュースだと思うのですが、日本ではそういった報告は聞きませんよね。
医療ニュースで川崎病と新型コロナの関連について掲載されていましたのでブログでシェアしたいと思います。
結論から言うと、「現在、川崎病と新型コロナの関連は国内では確認されていない、欧米のような状況にはない」と日本川崎病学会が5月7日に声明を発表し、患者や一般人に過度な不安を与えないよう呼びかけています。
川崎病とは
1967年に川崎富作氏が報告した乳幼児の原因不明の疾患。
東アジアで好発。
日本での新規患者は年間約1万5000人。
全身の血管に炎症が起こり、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈に拡張や冠動脈瘤が生じると心筋梗塞のリスクが高まる。
欧米では川崎病に類似した症状を示す小児患者が増加しており、重症患者の一部に新型コロナ患者が含まれているという報告を受けて学会が調査を実施しました。
その結果、川崎病の発生状況については例年と比べて変化なし。
新型コロナに感染した川崎病患者で重症例なし。
新型コロナ感染小児の中で川崎病を疑う症例もなし。
というわけで、国内では新型コロナと川崎病の関連性はありませんでした。
新型コロナウイルスは全身の血管に感染することが分かっていますので、それに伴う症状なのでしょう
血栓による「しもやけ」症状も出ているようですし
新型コロナウイルスそのものの血管に対する感染によって、川崎病のような症状が引き起こされているのでしょう。
だから子供が新型コロナにかかると川崎病になりやすいとか、川崎病の子供は新型コロナにかかりやすいとか、そういったことは全くないということです。
それどころか、日本国内においては小児科外来、入院ともに患者数が減少、感染症患者も減少、川崎病患者も減少しているという例年よりも患者数は少ないという結果になりました。
諸外国とは違う状況のようです。
今年はインフルエンザの患者さんも激減しましたし、小児特有の感染症も減って小児科外来はガラガラだと知り合いの先生も言っておられましたから、コロナのせいで他の病気が減っているという状況なのかもしれません。
不要不急の外出を控えられた結果、外来患者数が減ったということは、今までの通院は不要不急だったということなんでしょうか
調子悪いのに通えないという方もおられますが、多くの方は今までの通院のあり方や過剰医療を考え直すきっかけになったのではないでしょうか。
コロナ後はどうなるか分かりませんが、本来、病院やクリニックって「通うため」にあるものでなく、「病気を治すため」にあるもの。
治ったら通わなくてもいいんですよ。
通わなくてもいいようにしてあげることが本当の医療だと私は思うのです。
だから月に1回通院してもらっている肛門狭窄の患者さんにも、もっと肛門を広げて次の通院まで数ヶ月あけられるようにしたいと思って頑張ってしまうのです(診察が痛くてごめんなさいね
)
でも拡がった後の爽快感はいいものですよ。
こんな患者さんもおられますから
「お尻が拡がった後に眺める、薄桃色の桜花の美しさは格別ですね。」
話がお尻のほうにそれましたが・・・
川崎病との関連は国内においては認められていないということをお伝えしました
1日1花
今日の花は
ホワイトクリスマスですが
クリスマスには咲きません
とてもキレイです
診療所のセラピードッグ「ラブ」
早くドッグランで走りたいなぁ
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ