万全の対策を行っているのに防げない?!医療従事者感染 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

新型コロナウイルス感染が拡大していく中で、私が衝撃を受けたのは医療従事者の感染です。

 

 

それは既に中国でも報告されていたもの。

 

 

だけど医療水準も衛生環境も違う国での出来事で、日本では起こり得ないとどこかで思っていました。

 

 

ところが・・・

 

 

国内で感染者を引き受けた病院の医師や看護師が感染していったことに恐怖を覚えました。

 

 

「標準予防策を徹底していても、医療従事者の感染を防ぐことは難しいことを痛感した」

 

 

と斗南病院の奥芝院長が日経メディカルの取材に答えておられましたが、「スタッフの感染対策は万全だった」そうです。

 

 

全職員向けに院内で新型コロナに関する勉強会を開催し、標準予防策の徹底を周知し、マスクや防護具の着脱についても医師と看護師が実際に行い、再確認するという徹底ぶり。

 

 

ところが、医療従事者の感染者を出したことに対して一部報道で「感染対策が甘かったのでは」との指摘があったそうです。

 

 

「新型コロナウイルスの収束が見えない中、職員は必死になって働いている。全て職場のせいにされてしまっては、モチベーションも下がってしまう」と院長はため息交じりに話されていたと。

 

 

新型コロナウイルス感染疑い(後に陽性と判明)の患者さんを対応した際も、患者、職員共にマスクを着用しており、短時間の接触だったそうです。

 

 

神奈川県の病院で感染した看護師の方も問診をとっただけでしたよね・・・。

 

 

どこの医療機関も自分たちが感染しないよう万全の対策をとって診療に当たっているはずです。

 

 

肛門科だけしかやっていない当院ですらそうですから。

 

 

当院でのコロナに対する取り組みはコチラ↓

 

 

新型コロナウイルスに対する診療所の取り組み

 

 

飛沫感染?

接触感染?

 

感染経路は何だろう・・・?

 

と考えましたが分かりません汗

 

 

プラスチックや金属の表面に付着したウイルスが数日生きることも分かっていますし、どこにウイルスが付いていて、いつそれが自分の体に入ったかなんて分かる人はいないでしょう。

 

 

そんな中、村中璃子先生が以下のようにツイートされていました下矢印

 

 

National Academy of Sciencesは『新型コロナは話したり息をしたりするだけでうつる可能性がある』とホワイトハウスに提言。

 

もしこれが正しいとすれば、流行初期からマスク着用率が高く、欧米より緩やかな日本の新型コロナ流行状況を説明することになるかもしれない。」

 

 

原文はコチラ下矢印

 

Experts tell White House coronavirus can spread through talking or even just breathing

 

 

 

斗南病院だけでなく、アメリカでも医師と患者が診察室でソーシャルディスタンス(約2メートルの距離)をとって、互いにマスクを着用して診察をしたにも関わらず感染するという事例が報告されてますからね。

 

 

決して対策が甘かったから医療従事者が感染しているわけではないのです。

 

 

自分が感染するかもしれないというリスクを冒して感染者の治療に当たっている医療従事者に感謝したいと思います。

 

 

それにしても振る舞いが良く分からないウイルスですね汗

 

 

これからどんどん解明されていくのでしょうが、話をしただけでうつるなんて・・・

 

 

だから3密を避けることが大切なんですね。

 

 

緊急事態宣言も出たことですし、しっかりと守りたいと思います。

 

 

医療機関は通常通り開いています。

 

 

平日の診療開始時間を10時に変更致しましたのでご注意下さいね。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

緊急事態宣言が発令したので

お出かけもできませんねあせる

近所に散歩に行くことだけは

許されているようです照れ

 

 

クリックお願いしますお願い

にほんブログ村 病気ブログ 痔(ぢ)へ
にほんブログ村

 

患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術