2021年2月24日に、男の子を出産した。
20代のまだ独身の頃、
「子供っていいものだよ」
という話を聞くたびに、「またまた」と、少しうんざりした気分になった。
息子が生まれてから、毎日の優先順位が変わった。
息子のノアの笑う顔を見ることが一番の幸せになったし、
「ノアが喜んでくれるかな」
と思う。
ノアが生後5か月になる頃、2人目の不妊治療を開始した。
本当は、ノアが3歳か4歳になるくらいに二人目を、と思っていたのだけれど
自分の体のことを考えて、少しでも早く卵を取っておきたいと思ったから。
受精卵を凍結保存して、ノアがもう少し大きくなってから移植しよう、という計画ではじめた。
けれど、二人目の不妊治療はうまくいっていない。
採卵さえうまくいかないまま、もう半年以上が過ぎてしまった。
もうすぐ息子は1歳を迎える。
あっという間の一年だったなと思う。
二人目を妊娠することができるのか………
まだわからないけれど
息子を授かったことは、本当に奇跡が重なってできたこと。
そして、
あんなに「子供なんていらない」と思っていた私が、
子供を育てること、「命」の誕生に関わることに喜びを感じていることも
人生って不思議だな、って思う