一年前の今頃
私は、娘を連れて家を出ました。
なぜ「娘を」なのかというと、息子を一緒に連れ出せなかったから。
こどもたちを人質にとられて尊厳を踏みにじられるような日々を、それ以上我慢できなくなって
まず、娘を連れて、知人の助けを借りながら逃げ出して
2日遅れで、知人と、本当にこころから信頼できる園長先生のおかげで、息子を取り戻して、
知人の助けを借りて身を潜めました。
それからいろんなことがあって、
もともと住んでいた家に帰ることができたけれど
家の中はボロボロ ほとんどすべての家財道具はなくなっていて とても、こどもたちと新生活を始められるような状態ではなかった。
季節は、おりしも、急に気温が下がってきた季節。
夏物しか持ち出せてなくて、寒くて、まずは子供たちの服を買いそろえた。
預貯金はあっというまになくなって
親切にしてくれる人、離れていく人、静観する人、いろんな人間関係も変わった。
あれから一年。
こどもたちと暮らす3人の生活も慣れてきて
自由で不自由な生活は、想像以上に心地よくて
これからどこに流れていくんだろう
っていう
そんな自分の人生って、おもしろいな、って思う。
昔読んだこの本、なんだか、思い出したり。