(481)歩くときの膝下ブラーンを改善する方法 | 大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

「切りすぎた肛門は元には戻せないんだよ・・」故隅越幸男先生の言葉をいつも心の真ん中に置いて「切りすぎない手術」「切らない肛門診療」を追求する肛門科専門医が、手術のこと、治療のこと、日常のことを、綴ります。

2019年に脳出血を発症し
右片麻痺となった
大阪肛門科診療所、院長の
佐々木巌です。

肛門科のこと、脳出血、麻痺、
その他諸々について語るブログへ
ようこそ。

当ブログのタイトルは
尊敬する肛門科の先駆者である
故 隅越幸男先生がよく仰っていた
言葉です。

タイトルの言葉を解説した記事です。
よろしければ。

過ぎたるは及ばざるに如(し)かず

 https://ameblo.jp/driwao/entry-11769993835.html
 

 

さて、

またまた久しぶりの更新ですが

今回は自分の気づきをシェアさせていただきます。

 

医者としてではなく、患者としての気付きです。

 

リハビリに取り組む方の参考になれば幸いです。

 

 

片麻痺の皆さん、

 

足が改善してきて歩けるようにはなったけれど、

筋力がなさすぎて、歩く時

麻痺側の膝下がブラーンとなりませんか?

 

筋肉のコントロールがなく、

ただ勢いのある方向に

足が伸びていくような、

足を投げ出すような

そんな歩き方になっている人も

いると思います。

 

私もそうです。

 

これ、どうやったら改善するのでしょうか?

 

もちろん筋力を上げるのが

根本的な解決になるのだと思いますが、

もう少し早く何とかなったらなぁ、

と思うのも人情かと。

 

個人的には、

完全に改善させる事は無理でも、

ちょっとマシにすることなら

できると思っています。

 

それは、

足と体の重心を一緒に移動すること。

 

 

逆に言うと、

体の重心が後ろに残ったまま

足を前に出すから、

足がブラーンと前に投げ出されたように

なるのだと思います。

 

足と体の重心を一緒に動かすと、

このブラーンが心持ちマシな気がします。

 

もちろん、

体の重心ごと移動するわけですから、

足をついたときには体重が乗っています。

 

足に体重を支える筋力が必要ですし、

その前に足首が垂れている場合は

筋力を上げるか、装具をつけるか

別の対策が必要です。

 

ある程度歩行ができる人でなければ

危険かも知れません。

 

でも、可能な人・ 対策済みの人には

結構良い方法だと思いますし

これが本来の動き方のような気がします。

 

参考になれば。

 

 

とても良い天気。