大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

「切りすぎた肛門は元には戻せないんだよ・・」故隅越幸男先生の言葉をいつも心の真ん中に置いて「切りすぎない手術」「切らない肛門診療」を追求する肛門科専門医が、手術のこと、治療のこと、日常のことを、綴ります。


前回、


人生が思うようにならない人は
潜在意識が

顕在意識の「夢」を誤解してしまっている
 

そして

 

その人が

顕在意識で長時間考えていること、

常に意識していること、

を潜在意識は夢と勘違いします。

 

と書きました。


今回はもうちょっとそこをお話しします。


「夢」を誤解するって

ちょっと大げさかも知れません。


「望み」と言い換えても良いでしょう。

〇〇になりたい
〇〇したい
〇〇さんが嫌い、どっか行けばいいのに

 ・
 ・
人はいろいろな望みを持って生きています。

ところが

潜在意識は顕在意識から発せられる言葉を

理解できません。

そうではなくて、

潜在意識は顕在意識から発せられる

言葉の裏にある
その人の意識を見ています。


例えば、
歌手になりたい
と思っている人はたくさんいると思います。

多くの人は
歌手になりたい、でも無理
と思っています。

でも、中には
歌手になりたい、そして私にはそれができる
と思っている人もいます。

そして、ご想像の通り
実際に歌手になるのはおそらく後者の人

でしょう。

歌手ではありませんが、

サッカー元日本代表の本田圭佑選手
後者の例の代表だと思います。

潜在意識から見ると
〇〇になりたい
よりも、その「続きの部分」が大切なのです。


ちょっと話がそれますが、
潜在意識が見ている

〇〇になりたい の「続きの部分」は

わかりやすいように言葉にしましたが、

本当は言葉ではありません。

 

言葉にならないモヤモヤした感情です。

(あるいはキラキラした感情かもしれません)

 

このモヤモヤした感情(キラキラした感情)は
その人が自分に対して持っている

「前提」に支配されます

「前提」の話は

別の機会を設けてお話ししたいと思います。

話を戻します。


潜在意識は

「続きの部分」が顕在意識の本心だと

受け取って、
これを実現しようとします。

顕在意識が何を望んでいるかなんて

関係ありません。

そしてそこには一切の判断がありません。

当人にとって良いことでも、悪い事でも
受け取ったまま実現しようとします。

歌手になりたい、でも無理
と考えている人は、
歌手になりたい、

歌手になりたい、

歌手になりたい、
と考えると、潜在意識には
無理、

無理、

無理、
と見えています。

そして無理な現実を引き寄せます。


一方、

〇〇は嫌だ

と言う場合はどうなるのでしょうか?


上で書いた
〇〇さんが嫌い、どっか行けばいいのに
というヤツです。

 

こんな風に考えている人は大抵、
〇〇さんのことを

年がら年中考えています。

潜在意識には
〇〇さん、〇〇さん、〇〇さん…
と、年がら年中、

見えているはずです。

結果はご想像に難くないと思います。

 

大嫌いな方に

ストーカーのように付きまとわれるのが

オチでしょう。

嫌いな人に限って

恋人のように呼び寄せてしまう


これを残念と言わずして何と呼ぶ…
てな感じですね。

 

 

 

空がいい色しているとカメラを向けたくなるのです。