カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
Any resemblance to actual events or locals or persons, living or dead, is entirely coincidental.
©m 2011- 2024 All rights reserved.
仕事や執筆の依頼はdrippingofpoison★gmail.comまでお願いします。
★を@に変えてください。
ブログ記事の転載、複製は禁止しております。転載やコピーをしないよう、お願いいたします。
リンクやリブログはご自由にどうぞ。
少数ではあると思いますが、このブログ読者の中にも『ひょっとしたら、カナダから日本に本帰国することになるかも？』と考えていらっしゃる方もいるかもしれないので、やっておいたほうがいいことをメモっておきます。
- 金融口座の整理
- 銀行やインベストメント会社によって、カナダ非居住者の口座保持を認めていない金融機関がありますので、事前に口座を保持できるか確認した方がいいです
- 日本に本帰国して二度と使わないなら解約したほうがいいかもしれません
- カナダ非居住者でも口座を保持できるが新規開設できないところも多いので、必要ならカナダから退去する前に口座開設をしておく必要があります
- 各口座のアクセスの確保
- カナダの電話番号で認証番号を受け取るタイプのものがある場合、違うメソッドに変更する必要があります
- アプリ系の電話だと認証番号が受け取れないことが殆どです
- カナダ国外からもアクセスできるか確認しておく
- CRAアカウントのアクセスなどはカナダを離れる前に電話で問い合わせて確認した方がいいです
- カナダの電話番号で認証番号を受け取るタイプのものがある場合、違うメソッドに変更する必要があります
- カナダに資産を保持する場合（不動産や金融資産を保持する場合）：
- 相続人の設定（各金融機関ごとに設定できます）
- 遺言の作成（弁護士に頼まずとも遺言としての条件を満たせば遺言として効力があります）
- 遺言執行人を決めて依頼する
- 遺言のwitness2人をお願いする
- 携帯電話やインターネットなどの解約
- 解約日が1か月内にならないと解約を受け付けないプロバイダーもありました
- 電気、水道などの解約
- 退去後の工事で使う電気代などが自分の負担にならないように気をつけてください。
- 住宅火災保険などの解約
- サブスクリプションの解約
- 賃貸の場合は退去告知（オンタリオ州の場合は60日前に書面で通達しなくてはいけません）
- 知人や友人への告知
- 一度帰国すると簡単にカナダを訪問できないので、会いたい人には会っておいたほうがいいです
- 退職告知
- カナダでは、基本、2週間前の告知でオッケーなのですが、会社のルールがある時はそれに従うといいかと。有休が残ってる場合は、vacation feeとしてお金でもらうことも忘れずに。（自分は有休も医療ベネフイットも使い切っていました）
大雑把に、こんな感じでしょうか。
これで不動産をもっているとなると、難易度がアップします。
不動産をキープしたまま賃貸に出しても利益は出ると思いますが、カナダの場合、非居住者の固定資産税や不動産売買は厳しくなる（税金が高くなる）ので注意が必要です。
私が帰国を決めた時は利率が高くなったため、住宅ローンも上がり、不動産市場が落ち込んだ時期でした。つまり、売りたくても売り切れない可能性もありました。
なので、不動産をもっていなかった分、引っ越しが簡単だったのは事実です。
またカナダにパートナーや家族がいなかったので、『私たちの決断』ではなく、『私の決断』が『全ての最終決断』になることも楽でした。
家族がいらっしゃる場合は、日本においてのビザ、パートナーの雇用、子どもの学校、書類手続きなどの関門があります。
私の周囲では、日本に帰国した方々は、ほぼほぼ日本人夫婦か配偶者が日本語に堪能で、子どもたちは既に成人しているという状況でした。
私は大きい決断程「思い立ったら吉日！」みたいな感じで、さっさと決めてしまう傾向があるのです。
自動販売機のジュースを買うか買わないかはめちゃくちゃ悩みますが、海外に移住するとかはやってみると決めたら、そのまま突き進む傾向にあります。
↑ちょっとやばい人かも。
そして時間は余裕をみておいたほうがいいです。
フルタイムで仕事しつつ、引っ越し準備とか無理ですわ…。
いざ、去るとなると、会いたい人や行きたいところが、わさわさ出てきて、毎日がお別れ会みたいな感じになって、パッキングとかしている時間がなくなります…
あと引っ越し準備途中に漫画とか出てきて、読み込んじゃったり。
お約束ッ！
