L課目のイメージトレーニング | Dressage Love

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馬場馬術に夢中です♪

競技シーズンが始まりましたね♪

 

口頭馬術愛好家のフェリシアです。

 

 

そのうちご紹介しよう♪

なぁ〜んて、悠長に構えてると

削除の憂き目にあうこともあると

わかってきたので

消されるまえにサクサクご紹介。

 

 

今日はL課目です。

 

 

 

ダウン の経路はL課目ではなく

5歳馬戦のもの。

でも運動内容はだいたいL相当。

 

 

 

プロが全日本入賞を狙ってます

という場合は話は全く別ですが

 

わたしはアマチュアなので

自分でLやMの経路を廻るなら

この程度の頭頚の位置で

経路を廻ることを目標にします。

(首の筋肉ではなく

項の骨がどの辺りかを見てください)

 

 

以前

質問されたことがあるのですが

 

 

乗り手がMに出場経験があって

馬も他のクラブではLに出ていて

なぜAに出場するの?

 

 

という問いの答えは

 

 

その馬は転厩して来たばかりで

以前の調教を1度解体して

1からやり直している段階で

わたしとその馬のコンビでは

Lの体勢ではまだ動けないから

 

 

でした。

 

Aだったら

項がキコウと同じくらいの高さでも

しっかり前に出ていれば

点数をくれる審判は多いと思います。

 

でも

Lに出るなら 上矢印 の動画くらいの

体勢で動きたい。

 

その時点では、乗り手がわたしだと

この体勢では、その馬はまだ充分に

前に出られなかったんです。

 

とても能力のある馬だったし

わたし自身は

Mへの出場経験もあったので、

Lに出るなら、"演技" と呼べるもの

審判の先生に見ていただくに

値するものをやりたかったんですね。

 

 

試合って

人により馬によりタイミングにより

いろいろな楽しみ方があります。

 

 

 出るだけで満足なこともあるし

 

 入りたてのクラブで

 少しでも周りに馴染むためだけに

 部内大会に出るというのもあるし

 

 自分とその馬で追求できる完成度を

 目指したいこともあるし

 

 全日本出場を目指すこともある。

 

 

なにはするべきでない、って

ルールに違反さえしてなければ

なんでもいい。

 

 

ただ

ある程度の質を追求したい人には

上矢印 の馬の体勢はオススメ 音譜

 

 

Lはとにかく

馬が前にしっかり出ていないと

点がつかないので

アップヒルにしすぎると

アマチュアは馬を推すのに

苦労します。

 

 


この動画

ファンにとって嬉しいのは

演技のあとに審判のコメントが

入っているんです!!

 

新馬戦は確か審判が2人とも

C地点付近で見る、はず。

 

なので

演技が終わった時点で

審判が話し合って

コメントと点数は

その場で告げられます。

 

 

斜線の中間速歩は初回は

テンポが速くなってしまったのも

しっかり指摘されてますね。

 

 

 

 

 

お次は

有名選手、アデリンデさん。

お馬さんも将来のスター確定。

トティラスの仔

繁殖始めの第1期かな?

 

申し訳ないですが、YouTube のサイトから視聴してください。

https://youtu.be/Kgq0H5DIyKg

 

 

8点、9点を狙いたい人は

馬を前に出して、なおかつ

このくらいアップヒルに。爆  笑

動画の縦横比がちょっとおかしいので

本当はもう少し首回りにゆとりのある

体勢だったのでは? とも思えます。

 

 

1つ上のディーニャさんもそうですが

オランダの女性たちは

後ろバランスで乗る方が多いですね。

 

ドイツ人のマイスターは

座りには大きく3種類あるとした上で

強く腰を張るのは「強い座り」だと。

 

でも

馬にとってキツい扶助でもあるから

収縮の始めに1、2歩使ったら

必ずニュートラルに戻す。

いつもこの座りでは乗らない。

 

と言っていました。

 

でもそのマイスターは大柄な男性。

 

こんな細い女性だと、もしかしたら

ガシガシ座らないと、水勒では

コントロールしきれないのかも?

とも思えます。

 

2頭とも、パワーがすっごそう。キョロキョロ

 

ある程度、調教の入った馬と

新馬は違うだろうし

牝馬と種牡馬でもだいぶ違うかも?

 

 

 

ちなみに5、6歳馬戦の動画が

しばしば消去されるのは

この年齢の若駒に

こんなきつい体勢で運動させるのか?

という批判が

馬術界からも動物愛護団体からも

頻繁にあがるから

も、あるような気がします。

 

 

見ていて、心が痛む体勢で

運動している馬も見かけます。

(吊り上げるのは種牡馬としての

精子の宣伝だから、です。笑い泣き

 


項だけ吊り上げて

後ろが入ってこなければ

点数は伸びないのですが

新馬戦に出てくる仔たちは

みんな超エリートなので

がっつり踏み込んでますしね。。。汗

 

馬のオーナーさんから指示があったら

選手たちが逆らうのは難しいのかな?

 

 

新馬戦でなく

もっと年齢のいった馬で

しっかりしたトレーニングの結果

その体勢を馬が楽に取れるなら

問題ないんですけど。。。

 

 

 

 

 

ダウン の動画は6歳馬戦。

 

ビデオの不具合で前後が切れたそう。ノイズも乗ってます。

 

 

ハーフパス、踏歩変換が入って

運動項目はM課目よりですが

わたしはA〜Lに出るときに

ずっと見てました。

 

 

当時

パートナーだったブレアくん。

サラなので

ここまで派手ではないけれど

お願いするとこーゆー

滞空期のはっきりした

速歩をやってくれることがありました。

 

でも

いつでもやってくれるわけではないし

お願いしないとやってくれないので

ほぼ毎日必死に

上矢印 の動画を見て、イメトレ。

 

 

カダンスとか

ケイダンスとか言います。

弾むアクセントのある動き。

 

 

馬場馬術は

 "走行" ではなく "演技" なので

1つ1つの動きを正確に

できるようになったら

次はこういった

 

 

 

Expressive な動き

 

 

 

 "表現力のある動き" を

追求していくことになります。

 

 

この乗り手、エミリーさんは

乗る馬、乗る馬、み〜〜んな

すっばらしいカダンスを

引き出します。ラブラブラブ

 

乗り手としての、わたしの憧れ ラブラブ

 

 

東京オリンピックに

来てくれるかな〜?

 

 

 

同じ馬が

1年前の5歳馬戦ではこんな感じ。

 

 

 

まだ6歳馬戦のときのほどの

表現力のある歩様ではなく

それ以前にリズムが若干怪しい。キョロキョロ

 

拡大して見ると

エミリーさんも乗りづらそうです。

 

そーとーいろんなところを

微調整して、ようやっと

蹄跡行進でヨレないように

してるんじゃないかな〜?

 

 

 

ブレアくんでA2に出たときに

他のクラブの先生から

 

 

 

すっごい馬ね!!

でも若い馬なの?!

 

 

 

って、訊かれました。

 

わたしが普段どう乗るか

知っている人だと

乗りづらそうに乗ってるって

わかったのかな?

と、この動画を見て思いました。

 

1秒が10秒に感じられるくらい

毎瞬、毎瞬、全神経を集中して

座り、脚、拳のどこかを微調整して

なんとか誘導して

なんとか内方姿勢を作ってました。

 

時間って

微積分されるものなんだな〜

っていうのがA2の感想でした。

爆  笑

 

 

 

馬場馬術ってこうやって

わずか1年の間にも

馬の動きを育てていく

スポーツなんだな〜と

 

このエミリーさんの動画や

新馬戦、PSG から GP デビューを

果たす人馬を見ると思います。

 

 

 

わたしも

あれこれ偉そーに書いてますが

先生に調教してもらったり

下乗りしてもらっている時点で

なぁんちゃって、でしかありません。

 

 

でもね、アマチュアなので

楽しければ、なんでもいいのだ!!

てへぺろてへぺろてへぺろ

 

 

 

1つ忘れてはいけないのは

成績が悪かったら自分のせい。

 

良かったらそれは

調教、下乗りしてくれた先生と

馬の出した点、ということ。

 

人が2、馬が8のスポーツとか

言いますが、人の2のうち

調教が1、下乗りで 0.5。

本番の騎乗なんて 0.5 くらい

と、わたしは思ってます。

 

先生の手のひらの上で

遊ばせてもらっている存在。

 

なのであんまり悩みすぎず

堂々と楽しさを追求しましょう 音譜

 

 

 

 

 

最後に日本のLの経路を廻る

TIPs として。

 

半輪乗り反対駈歩のパート。

 

もし手前が変わってしまったり

速歩に落ちたりしたら

1度馬を止めてでも常歩してでも

できるだけ早く反対駈歩を出し直す。

 

反対駈歩してなかった距離が

長いほど減点は大きくなります。

1瞬だけでリカバリーできれば

減点は最小限に。

 

もうすぐ

反対駈歩の区間は終わるから

もうこのままでいいやと

思わないこと。

 

次の運動項目が速歩だったら

反対駈歩から速歩への移行を

しなかったという扱いになって

次の項目でも減点をくらいます。

 

シンプルチェンジも

入りの移行が成立していない時点で

シンプルチェンジではない

ので、減点。

 

最初の動画のディーニャさんも

2回目の後半に手前が変わって

もうすぐシンプルチェンジなのに

手前を変え直してからSCしてます。

 

 

なので

経路を通す練習だけでなく

輪乗り上で反対駈歩を発進する

練習もホームでしておくのが

オススメ。

 

輪乗りでの反対駈歩発進は

馬がアップヒルな体勢で動くための

筋肉を鍛える運動でもあるそうなので

お馬さんのためにもいい運動です。