大学院博士課程(4年制)へ進学して、12ヶ月目の途中経過は下記にある通りです。
最近の私の頭の中は こちら にも記載があります。
1 既存の量的データの二次解析
2 文献レビュー
3 自分でデザインした研究
に取り組むことが私の博士課程では求められます。
(大学によっては文献発表を求められるようですが、私の場合は該当しません)
私は上記の2と3を組み合わせた博士論文を最後は提出し、審査を受けることになるのだと思います。
その後の進行として、
1は、仮説を立て、解析モデルを組み、SASで解析し、それなりに意味のある結果が出たので、それを論文の形にしているところです。
2は、範囲を決め、検索方法を定め、検索された文献から該当する論文の絞り込みが終わるところです。「質的研究の統合」としたので、ここから先が混み入りそうです。
3は、倫理委員会の承認も終え、研究費も獲得し、研究協力者のトレーニングも終わり、いよいよリクルートし、調査を始めました。とっても初期の結果が見え始めました。コンセプトのズレがないかの確認をして、インドへ行きます。
3の一環としてインド行きの準備も進めています。
1 大学への届け
2 ワクチン接種
3 ビザ手配( Research Visa)
4 航空券購入
5 借りる家の手配
6 インドの施設での倫理申請
7 研究協力者の勧誘・同定
大海原を途方もなく航海している感じでしたが、灯台を発見して、自分の道具にも慣れてきて航海を続けている感じに少し変わってきました。でも、距離は遠い!嵐もありそう。。。
全体のテーマを精神科で医師としてずっと興味を持っている「精神科強制入院とsupported decision making」に設定できていることは本当に嬉しいです。
そして、質的研究(インタビュー)という研究手法を学びながら進められていることもとても嬉しいです。
インタビュー相手は私が「声」として最も大事に思っている患者さんたちであり、それを支援する家族と医療者にもインタビューできる方法論は、とっても理想的です。
私がやらずに誰がやる!と思って張り切って取り組んでおります。
そして、研究チームも日本・インド・英国・中国・スペインと多国籍に成長。
皆で盛り上がってます!
研究結果をまとめる時に こんな点 も意識した使える魅力的な論文にしたいと思います。
https://patthomson.net/2017/10/09/internationalising-a-journal-article/
ちなみに、精神科外来医、産業医、行政の委員は年内継続中です。
勤務と研究は連動していますし、安定した収入は大事です。
インドから帰国後の精神科外来医の仕事はもうお声がかかっているのも光栄・安心です。