ダルビッシュ有。
ご存知の通りダルビッシュ有、移籍が決まりましたね。
最近のダルビッシュ有、日本刀のような「凄み」を感じてました。
日本刀の原料は「砂鉄」
気が遠くなるような過程を経て
熱して叩いて冷やしての繰り返しにより不純物を捨て、砂鉄の分子の繋がりを変えていく。
結果
「折れず 曲がらず よく斬れる」
という日本刀独特の特徴を得る訳です。
今のダルビッシュ、
肉体的なピークは過ぎつつありますがさまさまな変化球を駆使する事により
「固く強いが折れやすい」
状態から
「折れにくい粘り」
を手に入れたように思います。
ピッチャーとして円熟期を迎えつつある今
日ハム在籍の7年間、敬遠のフォアがたったの2つという生来の気の強さも加わり、
「強い自分を楽しむ」
余裕すら感じます。
もう一つ。
彼に感じるのは
「強烈なナルシスト」
自分のピッチングを別の自分が空の上から眺めている気がします。
目の下でバッターを切り捨てる自分を見ている快感。
もしかして
その光景を見るのに日本では飽きてしまったのかもしれません。
私生活においては
空からピッチャーとしての自分を見ているのは快感だが
夫としての自分を見ると
「これは違う」
勝手が違ったのではなかろうか。
最初は「可愛い、優しい、素敵だ」
しかし自分を高めていくためには
サプリメントフェティッシュでもある彼の事です。
彼女が完璧な栄養管理をして当たり前と思い込んだのかもしれません。
遠征で留守が多く、後援者達との会合、選手間の付き合いの合間に自宅に帰った時
「自分と子供達のためにもっと一緒にいてほしい」
そう訴えられるのは心外だったのかもしれません。
そう
世間の夫婦が
一般的に行っている
「折り合いをつける」
結婚生活を維持するためのその作業…
折り合いよりストイックさを優先したのかもしれません。
田中将大はそのような
「自分には無い考え方」
に憧れ、ダルビッシュを慕っているのではないか。
「女性には気をつけろ」
ダルビッシュが田中将大に言った言葉。
自分が高い場所を極めるのに妨げになる女性は選ぶな。
好きとか嫌いとかいう前の問題だ。
そんな意味だったのでしょうか。
いろいろな憶測が乱れ飛ぶ中…
離婚が成立し、メジャーリーグという自分を高めるための場所を得て
空の上からメジャーのバッター達と火花を散らす自分を眺める楽しみ…
失った結婚生活すら階段の一歩として
一振りの日本刀が海を渡る。
期待したいと思います。
☆★☆★
これをお読みの女性の方…
「何を勝手な…」
そう思われる方も多いかと思います。
私はダルビッシュ有のブログはほとんど読んだ事はありません。
ましてや
紗栄子さんのブログも…
完全に私の想像です。
もしかして大間違いな事を書いているのかもしれません。
でもね
ダルビッシュ有という「日本刀」…
それを収める「鞘」
闘う時のギラリとした抜き身
闘う時以外は鞘に収まり、休む。
たとえ良い鞘でも刀に合った鞘じゃなければ休息は得られない。
(当然、逆のパターンもあります。刀のような女性と鞘のような男性の夫婦も身近にいます)
まあ、
そんな感じだったのかな、と思います。
確実な根拠があるわけではなく、私の超個人的な感想です。
最近のダルビッシュ有、日本刀のような「凄み」を感じてました。
日本刀の原料は「砂鉄」
気が遠くなるような過程を経て
熱して叩いて冷やしての繰り返しにより不純物を捨て、砂鉄の分子の繋がりを変えていく。
結果
「折れず 曲がらず よく斬れる」
という日本刀独特の特徴を得る訳です。
今のダルビッシュ、
肉体的なピークは過ぎつつありますがさまさまな変化球を駆使する事により
「固く強いが折れやすい」
状態から
「折れにくい粘り」
を手に入れたように思います。
ピッチャーとして円熟期を迎えつつある今
日ハム在籍の7年間、敬遠のフォアがたったの2つという生来の気の強さも加わり、
「強い自分を楽しむ」
余裕すら感じます。
もう一つ。
彼に感じるのは
「強烈なナルシスト」
自分のピッチングを別の自分が空の上から眺めている気がします。
目の下でバッターを切り捨てる自分を見ている快感。
もしかして
その光景を見るのに日本では飽きてしまったのかもしれません。
私生活においては
空からピッチャーとしての自分を見ているのは快感だが
夫としての自分を見ると
「これは違う」
勝手が違ったのではなかろうか。
最初は「可愛い、優しい、素敵だ」
しかし自分を高めていくためには
サプリメントフェティッシュでもある彼の事です。
彼女が完璧な栄養管理をして当たり前と思い込んだのかもしれません。
遠征で留守が多く、後援者達との会合、選手間の付き合いの合間に自宅に帰った時
「自分と子供達のためにもっと一緒にいてほしい」
そう訴えられるのは心外だったのかもしれません。
そう
世間の夫婦が
一般的に行っている
「折り合いをつける」
結婚生活を維持するためのその作業…
折り合いよりストイックさを優先したのかもしれません。
田中将大はそのような
「自分には無い考え方」
に憧れ、ダルビッシュを慕っているのではないか。
「女性には気をつけろ」
ダルビッシュが田中将大に言った言葉。
自分が高い場所を極めるのに妨げになる女性は選ぶな。
好きとか嫌いとかいう前の問題だ。
そんな意味だったのでしょうか。
いろいろな憶測が乱れ飛ぶ中…
離婚が成立し、メジャーリーグという自分を高めるための場所を得て
空の上からメジャーのバッター達と火花を散らす自分を眺める楽しみ…
失った結婚生活すら階段の一歩として
一振りの日本刀が海を渡る。
期待したいと思います。
☆★☆★
これをお読みの女性の方…
「何を勝手な…」
そう思われる方も多いかと思います。
私はダルビッシュ有のブログはほとんど読んだ事はありません。
ましてや
紗栄子さんのブログも…
完全に私の想像です。
もしかして大間違いな事を書いているのかもしれません。
でもね
ダルビッシュ有という「日本刀」…
それを収める「鞘」
闘う時のギラリとした抜き身
闘う時以外は鞘に収まり、休む。
たとえ良い鞘でも刀に合った鞘じゃなければ休息は得られない。
(当然、逆のパターンもあります。刀のような女性と鞘のような男性の夫婦も身近にいます)
まあ、
そんな感じだったのかな、と思います。
確実な根拠があるわけではなく、私の超個人的な感想です。
野球の話ではありません!(キッパリ!)
今日はすっごく忙しかったです。
仙台に帰り家族と食事を、とも思いましたが往復する元気も無く…
何か仕事以外の事、したいなぁ…
路肩が凍って危ないのでチャリトレも休止中だしねぇ。
で
久しぶりに買い物に出掛けました。
スポーツ用品店にランニングシューズを買いに。
色々試していると
あぁ、そうだった…
私の足は
「アシックス足」
だったんだ。
要は純日本人幅広足のため穿けるシューズが限られているのですね。
アメフトやっていた頃はadidasやNIKEのスバイクがカッコよくて無理して使っていた事がありました。
アメフトのスバイクはクリーツ(靴裏のスバイクピン)が7本あり、きちんと足裏に対応していないと悲惨な事になります。
ダッシュ練習だけで変な場所にマメができ、痛くて痛くて…
結局1回だけ使って後輩に譲ってしまいました。
やはり国産メーカーのほうが楽でしたね。
幅広のオニツカタイガー(アシックスの前身)がピッタリフィットでした。
あの靴底のピンはネジ固定になっており、時々締めてあげないと緩んでしまいます。
ピンが抜けてしまうと思わぬ怪我をしちゃうんですね。
☆★☆★
今回はスパイク絡みのちょっと痛い話を。
あれは3月のOB戦…
我々現役がOBに負けるのは許されない試合でした。
かなりマジな試合なのです。
試合も終盤、現役が1タッチダウンリード。
もう1本タッチダウンを取って逃げ切りたいところです。
ん?
足が何か変。
ハドル中(攻撃毎にやる作戦会議)にスバイクの裏を確認するとクリーツが一本抜けている。
この攻撃シリーズが終わったらサイドラインでスバイク修理しなくちゃ…
その時のフォーメーションは縦に囮のフェイクが入り、セキトバさんが横に走ってクロスしながらボールを受けとるパターン。
プレイ名
46カットバック
4は私に振り分けられた番号。
6は走り込む穴。
横に走って6の穴に切れ上がり走り抜ける。
ハドルが解け、プレイ開始。
ボールがスナッブされ、囮が目の前を縦にクロスし、横に走るセキトバさんの懐にボールがポンと入る。
味方のラインメンがOBチームのディフェンスに穴を開けている筈。
その一瞬できる穴に向かって横から縦に切り上がる瞬間…
「うわっ!」
滑りました。
クリーツが抜けていたため、思い切り滑りました。
体勢を崩し、左手にボールを抱えながら右手を地面についた瞬間、
上から100キロ級の選手が降ってきました。
「ゴキ!」
厭な音、まだ覚えています。
一瞬の痛みの後ホイッスルが鳴りボールデッド。
痛みというより強い痺れ…
「あらー!」
有り得ない角度の右手首。
コーチが整形外科のドクター,Y先生だったためそのまま大学病院にGO!…
ハイ、入院(^O^)/
「明日手術すっからな、家族呼んどくよーに。」
麻酔は腕神経叢ブロック。
右腕のみ麻酔をかける意識下手術。
手術場に入るとY先生、
「音楽、何にする?」
「は?」
そう、患者さんの緊張を除くために希望の音楽を流してくれるのです。
「んじゃ、ドゥービーを」
「あん?そんな曲ある訳… お、あった」
ドゥービー・ブラザーズが流れるファンキーな手術室。
「そうだ、どうせ医者になるんだから自分の手術、見とけば?」
目隠しの意味もあるグリーンのドレープがぱっと取られてしまった。
整形外科の手術ってホームセンターに置いてあるような道具を使うんですよね。
チュィーン!
遠慮無く私の腕に刺さっていくドリル…
「あれ?イテ、イテテッ!」
「ん?痛い?んじゃ静脈麻酔に切り替えっから」
麻酔科のセンセ、
「ハーイ意識が落ちますよー、イチ、ニィ、サン…」
気がついたら病室でした。
ギブスを嵌められ、痛みは全然無い。
これで終わりかと思いきや…
セキトバさんらしく、おバカな結果となります。
つづく…
☆★☆★
って…
そんな話、どーでもいーから少しは楽天の話しろって?
すんませんねm(__)m。
アシックスのランニングシューズ買ったらつい、ね。
だってさ、
今日はさ、
♪HAPPY BIRTHDAY TO ME♪
だったのですよ。
自分にプレゼント買ったのをネタに…
つい、
語っちゃった。
仙台に帰り家族と食事を、とも思いましたが往復する元気も無く…
何か仕事以外の事、したいなぁ…
路肩が凍って危ないのでチャリトレも休止中だしねぇ。
で
久しぶりに買い物に出掛けました。
スポーツ用品店にランニングシューズを買いに。
色々試していると
あぁ、そうだった…
私の足は
「アシックス足」
だったんだ。
要は純日本人幅広足のため穿けるシューズが限られているのですね。
アメフトやっていた頃はadidasやNIKEのスバイクがカッコよくて無理して使っていた事がありました。
アメフトのスバイクはクリーツ(靴裏のスバイクピン)が7本あり、きちんと足裏に対応していないと悲惨な事になります。
ダッシュ練習だけで変な場所にマメができ、痛くて痛くて…
結局1回だけ使って後輩に譲ってしまいました。
やはり国産メーカーのほうが楽でしたね。
幅広のオニツカタイガー(アシックスの前身)がピッタリフィットでした。
あの靴底のピンはネジ固定になっており、時々締めてあげないと緩んでしまいます。
ピンが抜けてしまうと思わぬ怪我をしちゃうんですね。
☆★☆★
今回はスパイク絡みのちょっと痛い話を。
あれは3月のOB戦…
我々現役がOBに負けるのは許されない試合でした。
かなりマジな試合なのです。
試合も終盤、現役が1タッチダウンリード。
もう1本タッチダウンを取って逃げ切りたいところです。
ん?
足が何か変。
ハドル中(攻撃毎にやる作戦会議)にスバイクの裏を確認するとクリーツが一本抜けている。
この攻撃シリーズが終わったらサイドラインでスバイク修理しなくちゃ…
その時のフォーメーションは縦に囮のフェイクが入り、セキトバさんが横に走ってクロスしながらボールを受けとるパターン。
プレイ名
46カットバック
4は私に振り分けられた番号。
6は走り込む穴。
横に走って6の穴に切れ上がり走り抜ける。
ハドルが解け、プレイ開始。
ボールがスナッブされ、囮が目の前を縦にクロスし、横に走るセキトバさんの懐にボールがポンと入る。
味方のラインメンがOBチームのディフェンスに穴を開けている筈。
その一瞬できる穴に向かって横から縦に切り上がる瞬間…
「うわっ!」
滑りました。
クリーツが抜けていたため、思い切り滑りました。
体勢を崩し、左手にボールを抱えながら右手を地面についた瞬間、
上から100キロ級の選手が降ってきました。
「ゴキ!」
厭な音、まだ覚えています。
一瞬の痛みの後ホイッスルが鳴りボールデッド。
痛みというより強い痺れ…
「あらー!」
有り得ない角度の右手首。
コーチが整形外科のドクター,Y先生だったためそのまま大学病院にGO!…
ハイ、入院(^O^)/
「明日手術すっからな、家族呼んどくよーに。」
麻酔は腕神経叢ブロック。
右腕のみ麻酔をかける意識下手術。
手術場に入るとY先生、
「音楽、何にする?」
「は?」
そう、患者さんの緊張を除くために希望の音楽を流してくれるのです。
「んじゃ、ドゥービーを」
「あん?そんな曲ある訳… お、あった」
ドゥービー・ブラザーズが流れるファンキーな手術室。
「そうだ、どうせ医者になるんだから自分の手術、見とけば?」
目隠しの意味もあるグリーンのドレープがぱっと取られてしまった。
整形外科の手術ってホームセンターに置いてあるような道具を使うんですよね。
チュィーン!
遠慮無く私の腕に刺さっていくドリル…
「あれ?イテ、イテテッ!」
「ん?痛い?んじゃ静脈麻酔に切り替えっから」
麻酔科のセンセ、
「ハーイ意識が落ちますよー、イチ、ニィ、サン…」
気がついたら病室でした。
ギブスを嵌められ、痛みは全然無い。
これで終わりかと思いきや…
セキトバさんらしく、おバカな結果となります。
つづく…
☆★☆★
って…
そんな話、どーでもいーから少しは楽天の話しろって?
すんませんねm(__)m。
アシックスのランニングシューズ買ったらつい、ね。
だってさ、
今日はさ、
♪HAPPY BIRTHDAY TO ME♪
だったのですよ。
自分にプレゼント買ったのをネタに…
つい、
語っちゃった。
恩師
今回は少し野球ネタが入ります。
セキトバさん、昨年の震災の影響もあり、年賀状のご挨拶は自粛しておりました。
何と挨拶していいかわからなかったのですね。
貰った方も気を遣うだろうし…
このような時の文例集も見てみましたが「何か違う」といった印象でした。
でも温かい言葉が書かれた年賀状をたくさん頂きました。
その中で
高校の恩師、K先生からの賀状…
☆★☆★
想い起こすに…
高校時代は目立たず、その他大勢の中の一人であった私。
それでも覚えていてくれたK先生。
「お前はな、1年生の時、何かフラフラして心配だったからさ、わざとその後も俺のクラスに引っ張ったんだよ。」
あら、3年間K先生が担任だったのは偶然じゃなかったのね。
高校3年時、よく職員室に呼ばれました
「相変わらず目標の無いヤツだなぁ、一体どうしたいんだよ。」
「ケッ、オレの勝手じゃんよ。いちいち呼び出すなっつーの」
心の中に黒い雲がムクムクするセキトバさん。
今思えば怒るのではなく、優しい目で諭す人でした。
結局、セキトバさんは大学入試に失敗し、あえなく浪人生に。
予備校に通う暑い夏。
母校野球部は甲子園出場を賭け、西東京大会決勝へ。
ヒートする神宮球場。
そう、
K先生は野球部監督だったのです。
スポーツ特待生制度が無い我が母校。
それでも決勝まで進んだのはK先生の生徒に対する愛情が大きかったから。
レギュラーに程遠い選手達にも手厚い指導をされていたようです。
一丸となった野球部。
それに対して…
糸の切れた凧のように無責任なセキトバ浪人。
一緒に行った予備校仲間と
「1点入るたびにビール一杯なっ!」
ま、
ほど好く酔っ払ったところで甲子園出場を決めるというおバカな作戦…
あんだけK先生の薫陶を受けたのに全く忘れて無責任人生一直線という…
ビール一杯でデキ上がってしまうくせに…
それなのに
点数が15点も入ってしまったという…
気がついたら予備校の空き教室で寝かされていたという大バカぶり…
さすがに浪人生の身分では甲子園に行けず、TV観戦。
甲子園初戦で延長13回の末、0-1で敗退…
淡々とインタビューに答えるK先生。
頭に甦るK先生の言葉…
「お前、一体どうしたいんだよ」
少しだけ目が覚めたセキトバ浪人、怒涛の自習室入り浸り!
おお、人生でこんなに勉強したのは初めて。
K先生の下、薫陶を受けたセキトバさんの同級生に五十嵐信一選手がいました。
ドラフトでは指名されませんでしたが、K先生の熱心なプッシュでドラフト外で日本ハムファイターズに入団。
ユーティリティー選手として一軍定着。
あの江川から初HRを放つという活躍。
東京ドームでバッターボックスに入る時は
「しんちゃーん!」
ファンの熱い声援。
K先生の指導を受けた彼は
ファイターズ二軍監督として中田翔を指導し、粘り強く育て上げました。
K先生から脈々と受け継がれる薫陶。
「いくらなんでもこのままじゃヤベーや」
負けじと勉強に励むセキトバさん。
んで、見事散ってしまいました!
(って…2浪決定かよ、オイッ!(゜▽゜)しっかりしろっ!)
同じく同級生のオータテツヤ君は大学に進学したものの、目標が無く悶々とした毎日を送っていたそうな…
彼のレースとの邂逅はまだ先。
頑張りまくる同級生を横目にセキトバさん、2年目の無責任人生まっしぐら!(泣)
★☆★☆
一枚の賀状で色々な記憶が甦りました。
K先生の賀状…
「君の無事は確認しておりました。何もできなくてすみません」
不覚にも涙が出ました。
…
…
という事で
2年間の浪人生活の結果…
前回のブログ、
「年下の先輩、Iセンセ」
という事情となった訳です。
セキトバさん、昨年の震災の影響もあり、年賀状のご挨拶は自粛しておりました。
何と挨拶していいかわからなかったのですね。
貰った方も気を遣うだろうし…
このような時の文例集も見てみましたが「何か違う」といった印象でした。
でも温かい言葉が書かれた年賀状をたくさん頂きました。
その中で
高校の恩師、K先生からの賀状…
☆★☆★
想い起こすに…
高校時代は目立たず、その他大勢の中の一人であった私。
それでも覚えていてくれたK先生。
「お前はな、1年生の時、何かフラフラして心配だったからさ、わざとその後も俺のクラスに引っ張ったんだよ。」
あら、3年間K先生が担任だったのは偶然じゃなかったのね。
高校3年時、よく職員室に呼ばれました
「相変わらず目標の無いヤツだなぁ、一体どうしたいんだよ。」
「ケッ、オレの勝手じゃんよ。いちいち呼び出すなっつーの」
心の中に黒い雲がムクムクするセキトバさん。
今思えば怒るのではなく、優しい目で諭す人でした。
結局、セキトバさんは大学入試に失敗し、あえなく浪人生に。
予備校に通う暑い夏。
母校野球部は甲子園出場を賭け、西東京大会決勝へ。
ヒートする神宮球場。
そう、
K先生は野球部監督だったのです。
スポーツ特待生制度が無い我が母校。
それでも決勝まで進んだのはK先生の生徒に対する愛情が大きかったから。
レギュラーに程遠い選手達にも手厚い指導をされていたようです。
一丸となった野球部。
それに対して…
糸の切れた凧のように無責任なセキトバ浪人。
一緒に行った予備校仲間と
「1点入るたびにビール一杯なっ!」
ま、
ほど好く酔っ払ったところで甲子園出場を決めるというおバカな作戦…
あんだけK先生の薫陶を受けたのに全く忘れて無責任人生一直線という…
ビール一杯でデキ上がってしまうくせに…
それなのに
点数が15点も入ってしまったという…
気がついたら予備校の空き教室で寝かされていたという大バカぶり…
さすがに浪人生の身分では甲子園に行けず、TV観戦。
甲子園初戦で延長13回の末、0-1で敗退…
淡々とインタビューに答えるK先生。
頭に甦るK先生の言葉…
「お前、一体どうしたいんだよ」
少しだけ目が覚めたセキトバ浪人、怒涛の自習室入り浸り!
おお、人生でこんなに勉強したのは初めて。
K先生の下、薫陶を受けたセキトバさんの同級生に五十嵐信一選手がいました。
ドラフトでは指名されませんでしたが、K先生の熱心なプッシュでドラフト外で日本ハムファイターズに入団。
ユーティリティー選手として一軍定着。
あの江川から初HRを放つという活躍。
東京ドームでバッターボックスに入る時は
「しんちゃーん!」
ファンの熱い声援。
K先生の指導を受けた彼は
ファイターズ二軍監督として中田翔を指導し、粘り強く育て上げました。
K先生から脈々と受け継がれる薫陶。
「いくらなんでもこのままじゃヤベーや」
負けじと勉強に励むセキトバさん。
んで、見事散ってしまいました!
(って…2浪決定かよ、オイッ!(゜▽゜)しっかりしろっ!)
同じく同級生のオータテツヤ君は大学に進学したものの、目標が無く悶々とした毎日を送っていたそうな…
彼のレースとの邂逅はまだ先。
頑張りまくる同級生を横目にセキトバさん、2年目の無責任人生まっしぐら!(泣)
★☆★☆
一枚の賀状で色々な記憶が甦りました。
K先生の賀状…
「君の無事は確認しておりました。何もできなくてすみません」
不覚にも涙が出ました。
…
…
という事で
2年間の浪人生活の結果…
前回のブログ、
「年下の先輩、Iセンセ」
という事情となった訳です。