小さな奇跡
数日前の事でした。
弟夫婦が大船渡の市街中心部に様子を見に歩いて行ったそうです。
ウチから2~3キロは離れています。
いつも行っていたサンドイッチ屋さんや喫茶店が跡形も無くなっていて、溜め息をついていたそうです。
「何も無くなってしまったね。帰ろうか…」
ふと周りを見ると、残骸の中にアルバムの1ページが泥だらけになって流されていました。
何となく見てみたら…
えっ!
私どもの両親が写っているではありませんか!
えっ? えっ?
地元のロータリーの会合の写真でした。
何故、この写真がここに?
どこから流されてきたの?
1ページ、ほぼ全部が私どもの両親の写真でした。
昨年12月に他界した父が微笑んでいます。
(その顛末はブログに書きましたが おおっぴらにする類いのモノではなかったため、アメンバー限定にしました)
写真の下にかすかにオレンジ色の数字が見えます。
1991…
20年前の写真です。
母親は驚き、暫く見入ってました。
「あのあたりにロータリーの事務の方の家があったのよ。たぶん、そこから…」
事務の方の名前はわからなくなっていたため、安否は不明です。
母親は丁寧にアルバムから写真を剥がし、泥を水で流し、新聞紙の上に置きました。
「こんな事もあるんだね。」
小さな奇跡でした。


