JVJA presents 「フクシマと世界の核」の感想②
②飯舘村酪農家の方の話
原発事故から今まで、実際の現場「飯舘村」ではどのような状況だったか。
(話していた内容を一部抜粋します)
これらはJVJAの方が実際に取材時に撮影された映像や、お話に来てくれた酪農家の長谷川さんが、ニュースに出ていた際のニュース映像を踏まえて話をして頂きました。
以下、どのような話があったのか、映像が見れたのか、当日の内容と順不同となりますが掲載します。
『JVJAメンバーの話』
事故後、ガイガーカウンターを3個持って福島に入りました。
以前、原爆実験場に行った時に、その現場で毎時『5μsv/h』と出たことあり、「これは酷い放射線量だ」と急いで逃げ出したことがあります。ですが、飯舘村を取材し続けて「5μsv/h」だと現在ではホッとするようになってしまいました。
事故後、20㎞圏内は立ち入り禁止とされましたが、実際は立ち入ることが普通に出来てしまっていた。
原発近くも取材・線量の測定を行ったが大変な線量が出ていました。
3月13日、持っていたガイガーカウンターが3台全て振り切れた。1台は「1000μsv/h」まで測れるもの。政府発表によるとこの時最大で「1557.5μsv/h」出ていたらしい。
急いでこの場から離れようとすると、立ち入り禁止にもなっていないので、20㎞圏内に住む住民が貴重品を取りに来るまで戻ってきていた。その方たちに注意を促した。
地震の後、色々な場所を取材したが、飯舘村に引き寄せられるように取材を開始した。
原発の近くの線量も測ったが、原発に近いところより飯舘村の線量の方がよっぽど高い。
これは、3月に原発が水素爆発をして、その時に北西へ風が吹いた。夜は雨が降った。雪に変わった。
その雪も寒さで溶けるまで時間がかかった。こうしたことが、飯舘村というホットスポットを作ったとも言われている。
『酪農家・長谷川さんの話』
森住さんたち、JVJAの方から放射線量を聞いて大変驚いた。
村では子どもが遊び、洗濯ものを外に干している人がいる。
すぐに村長のところに飛んで行ったが、村長は留守で次長しかいなかった。
次長に「なにをやっているんだ!これだけの放射線量が出ているぞ。俺はもういい。覚悟をした。だが、子どもたちだけは逃がせ!」といった。
次長は「いやいや、長谷川さん。そんなこといったって、安全・安心って話じゃないか。避難するより、作付して、国から補償をもらった方が得でしょう」と言って話にならない。結局、そのまま帰宅せざるを得なかった。
息子が酪農を一緒にやってくれている。
その息子には「覚悟をしておけ。多分、ダメだぞ」と言っておいた。
それから九州の方から大学の先生だっていうのが来た。
学校の体育館に村民が集められて、3日間、講演を行った。
その人は講演の間、ずっと「大丈夫だ、安全だ」と繰り返していた。3日目は私も行かなかった。
その後、4月に入り計画的避難というものが発表された。
村民はずっと大丈夫だ、安全だと聞かされていたので大変驚き憤っている。
他地域に集団避難するか、親戚を頼って避難するかと言われた。
私は、周囲の人々には「集団避難するように」と声をかけた。
一家で親戚を頼っても、数日でどうしても嫌な顔をされてしまうからだ。
結局、集団避難した人は少なく、親戚を頼って避難した人たちも一週間で殆ど全員帰ってきてしまった。
原発の恩恵なんて、私は一切受けたことが無い。しかし、こうして私たちは被爆者になってしまった。
放射線が光るものだとしたら、今頃私たちの身体はピカピカに光っていることと思う。
酪農をやるものとして、牛をおいては逃げられない。
手を出せば、牛は手を舐めてくれる。最後の一頭まで見届ける責任がある。
それが酪農家の責任なんです。
まして、私は酪農の地区長(?)を務めている。
(祥・注意。すいません地区長だと思いますが、よく聞き取れませんでした)
私の地区の酪農家の人間、その全員の避難が完了するまで、避難する気はありません。
『酪農家・山田さんの話』
10年前に酪農をやる為に、飯舘村に来ました。
今でこそ、周囲の方に、飯舘村に行く時に原発の事を考えなかったの?と聞かれることがある。
当時、そんなもの考えるわけないじゃないですか。
私はいわば船長で、牛は船員なんです。船長が先に逃げ出す、というのはちょっと違うと思う。
『映像・京都大学今中助教』
京都大学、今中助教が飯舘村を調べている。
空間線量で、20~30μsv/hと非常に高い数値がでている。
村役場に行き、村長に対応を訴える今中助教。
村長は「対応といっても出来ることと出来ないことがある」と応対。
今中助教は「全員即時の避難などで無くても、出来る対応をお願いしたい」とマスクの着用などを訴える。
『映像・JVJAが撮影した民家の方々』
ある民家の庭先をガイガーカウンターで調べると地表付近で「100μsv/h」も出ている。
住人は、この下には地下水が通っているんだけれども・・・という。
雨どいの下をしらべてみると「500μsv/h」という数値が出る。
急いで避難準備を始める住民。
住民「見えない戦争をしている気分だ。お父ちゃんは戦争へ行った。私はその話を嫌がって聞かなかった。そうした罰があたっているのかもしれない」
避難する住民。
『映像・JVJAが撮影した、避難区域と思われる場所』
農村の風景が広がっている。
向こうに牛などの世話をしていると思われる建物がある。
建物内には牛たちがいるが半分ぐらいは横たわっている。
既に餓死している牛も多いし、瀕死のように息も苦しそうにしている牛がいる。
本来であれば、そこに餌や水があるのか、空の容器を吸っている牛がいる。
(この映像を見て、目を伏せる長谷川さんと山田さん)
建物の外には道路を歩く家畜の姿が映る。
『JVJAメンバーの話』
ある人の民家では、庭から「250μsv/h」が出ました。住民の方は「笑うしかない」と言っていました。
原発から42㎞程の、長谷川さん家の敷地では、現在「5~8μsv/h」。
原発から30㎞程の、田中さん家の敷地では、現在「15μsv/h」が出ている。
計画的避難が決まっても色々もめました。どこが計画的なんだ、という感じがしますが。。
東電の社長が謝りに来た時、東電は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」といった。
それに対して村長が「しっかりとした補償をお願いします」といった。
謝りに来られたのに、何故村長がお願いする必要があるのか。
私はここに原発村という体質を感じる。
また、補償ではない。これは賠償である。それを間違えてはいけないと思う。
『酪農家・長谷川さんの話』
子どもたちの避難も現在は完了した。
だが、これがきちんと完了したのは一週間前。
それに原発事故発生時から、一週間前までは被曝している。避難についても揉めた。
お金のことが決まらないのもあるし、飯舘の中で本当はいけないんだけれども、放射能は影響が見えない。
だから、軽んじてしまうような人たち、いけない意味で慣れてしまう人たちもいた。
村民も5月末には退去する、という話だが、県内の住宅はどこも埋まっていて、避難先が決まってない人が殆ど。
行政は、3歳以下の子は避難させろ、片親同伴は認める。金は出す、という。
だが、3歳・4歳・5歳の兄弟はどうするんだ、というと臨機応変に対応するという。
片親ってなんだ、若い夫婦を離れ離れにさせるな、両親の分を出せと言ったが、それは認めなかった。
補償をする、すると言っているが、「いつどのように」の部分は一歩も前進しない。
4月下旬、牛の餌となる牧草は「300ベクレル迄」と国によって定められた。
飯舘村の土地は現在「20000ベクレル」を超えている。
(祥・注意。場所によっては2000万ベクレルをも超えていると言います)
ここにいたって、地区の酪農家を全員集めて、会議をした。
補償は決まっていないが、勿論、出るものとして、もはや行動を決めないといけない。
そして、いったん廃業ではなく、休止しようと決めた。休止だから機材などは売らないようにといった。
後は今いる牛たちは屠畜せざるを得ない。
だが、腹の中に子どもがいる牛は屠畜出来ない。そんなことはとんでもない。
だから、年を取っている牛、腹に子どもがいない牛が屠畜される。原発に近いところから対象。
来週は私の番、12頭が屠畜される。
若い牛だけは出来れば助けてやりたい。
そう思って、若い牛の牛乳を検査した。その結果が出た。
(祥・注意。時期ですが4月末時点のだったと思います)
結果、ヨウ素検出されず。セシウム5ベクレル。
この結果をもとに、さっきまでJVJAの人たちと一緒に国会議員の先生方にお願いしてきた。
『酪農家・田中さんの話』
私は、牛たちについて、なんとかちょろまかしてでも、一頭でも助けてやりたいと思っている。
それが出来ないとしたら、最後の一頭まで屠畜を見送りたい。
さっきの映像に出てきた牛たちのようにはしたくない。
いや、あの酪農家の方が、自衛隊とかに強制的に避難させられたか、とかは分かりませんが。
私だって、例えば子牛がうまれて、それが牡だった場合。それを食肉として副業にあてている。
それでも、そんな簡単に殺していいのか、と思う。・・・命っていうのを簡単に考えすぎてないか。。
人間がつくったもので、人間以外が殺されて、そうしたことについては考えられていない。
なんて言ったらいいのか、分からないけれど、、、罰があたるぞ、という風に思う。
『質疑応答にて』
祥「質問です。先ほど、牛乳が5ベクレルという話がありました。牛乳は生体濃縮すると言いますし、土壌汚染の問題もあります。これは、牛の餌などで、原発事故後の飼料は与えていない、もしくは、他の地域から買い付けている、という認識で合っていますでしょうか?」
長谷川さん「ええ、その通りです。昨年取った餌を与えています」
祥「それは政府から、何か指示があったのでしょうか?それとも酪農家が個別に判断しているのでしょうか?」
長谷川さん「今回の事故が起きたからの対応ではありません。毎年昨年時点で牧草をロール状にしたものを作っておき、それを食べさせるんです。ですが、それも6月で無くなることになります」
<参考画像>

祥「ありがとうございます。よくわかりました」
『終わりの挨拶』
JVJAのメンバーの一人が、終わりの挨拶をしようとした時、涙をこらえて言葉が出てこなくなってしまいました。
その方は、「・・・飯舘村は本当に良い村なんです」と言っていました。
『感想』
色々と思うところはありますが、牛乳の件を中心に、簡単に。
牛乳が5ベクレルっていうのは、かなり大事なことだと思います。
牛だって呼吸しますし、水は飯舘村の水を飲んでいるはずです。
それでも5ベクレルというのであれば、少なくても牛乳の汚染は、食べ物が相当重要なウェイトを占めているのだと思われます。
もはや、牛乳で基準値を超えてしまったものも出ていますが、それらは新しい牧草によるものでしょうか。
だとすれば、各地の牧草管理をもっと徹底して行うようにする必要を感じます。
それに何より、牛たちが屠畜されてしまう現状がますます分からなくなります。。
・・・ですが、これらは勿論、この測定値が正しいものである事が前提です。
(長谷川さんたち酪農家が値をちょろまかしたなんて考えたくも無いですし、そんなことが出来るとも思えません)
ベクレル検査ですが、一度大きく反応したのに、もう一度調べると一切検出されない。
そんなニュースが過去に何度かありました。(牛肉や母乳など)
ですが、例えば母乳の場合、チェルノブイリ事故時ですら、日本人の母乳から放射性ヨウ素が1.1ベクレル検出されていました。
まして、これだけ汚染食品が出回った状況。
母乳を再検査したら、放射性物質は検出できず、と変更になるようにはあまり思えないのです。。
こうしたことから、このベクレル検査、全部が全部では無いでしょうが、一部は疑わしく祥は思っています。
政府側に、『これ以上、基準値越の牛乳が出ると他地域の牛乳出荷にも関わる』
、という判断の圧力があっても祥は驚けない、という部分は正直あります。。
(といっても、ここを疑うと最後の防波堤が崩れてしまう、という状況ではあるのですが、、)
いずれにしても、飯舘村の方の現状は深刻を極めています。
特に、山田さんの「罰が当たるぞ」という言葉が、心に残りました。
<この記事に関して注意>
この記事を書くにあたって、当日の話に基づき、忠実な内容作成を心がけました。
ですが、一部記憶違いや、表現が不正確な部分があるかもしれないことを、念頭に置いて頂けますようお願いします。
原発事故から今まで、実際の現場「飯舘村」ではどのような状況だったか。
(話していた内容を一部抜粋します)
これらはJVJAの方が実際に取材時に撮影された映像や、お話に来てくれた酪農家の長谷川さんが、ニュースに出ていた際のニュース映像を踏まえて話をして頂きました。
以下、どのような話があったのか、映像が見れたのか、当日の内容と順不同となりますが掲載します。
『JVJAメンバーの話』
事故後、ガイガーカウンターを3個持って福島に入りました。
以前、原爆実験場に行った時に、その現場で毎時『5μsv/h』と出たことあり、「これは酷い放射線量だ」と急いで逃げ出したことがあります。ですが、飯舘村を取材し続けて「5μsv/h」だと現在ではホッとするようになってしまいました。
事故後、20㎞圏内は立ち入り禁止とされましたが、実際は立ち入ることが普通に出来てしまっていた。
原発近くも取材・線量の測定を行ったが大変な線量が出ていました。
3月13日、持っていたガイガーカウンターが3台全て振り切れた。1台は「1000μsv/h」まで測れるもの。政府発表によるとこの時最大で「1557.5μsv/h」出ていたらしい。
急いでこの場から離れようとすると、立ち入り禁止にもなっていないので、20㎞圏内に住む住民が貴重品を取りに来るまで戻ってきていた。その方たちに注意を促した。
地震の後、色々な場所を取材したが、飯舘村に引き寄せられるように取材を開始した。
原発の近くの線量も測ったが、原発に近いところより飯舘村の線量の方がよっぽど高い。
これは、3月に原発が水素爆発をして、その時に北西へ風が吹いた。夜は雨が降った。雪に変わった。
その雪も寒さで溶けるまで時間がかかった。こうしたことが、飯舘村というホットスポットを作ったとも言われている。
『酪農家・長谷川さんの話』
森住さんたち、JVJAの方から放射線量を聞いて大変驚いた。
村では子どもが遊び、洗濯ものを外に干している人がいる。
すぐに村長のところに飛んで行ったが、村長は留守で次長しかいなかった。
次長に「なにをやっているんだ!これだけの放射線量が出ているぞ。俺はもういい。覚悟をした。だが、子どもたちだけは逃がせ!」といった。
次長は「いやいや、長谷川さん。そんなこといったって、安全・安心って話じゃないか。避難するより、作付して、国から補償をもらった方が得でしょう」と言って話にならない。結局、そのまま帰宅せざるを得なかった。
息子が酪農を一緒にやってくれている。
その息子には「覚悟をしておけ。多分、ダメだぞ」と言っておいた。
それから九州の方から大学の先生だっていうのが来た。
学校の体育館に村民が集められて、3日間、講演を行った。
その人は講演の間、ずっと「大丈夫だ、安全だ」と繰り返していた。3日目は私も行かなかった。
その後、4月に入り計画的避難というものが発表された。
村民はずっと大丈夫だ、安全だと聞かされていたので大変驚き憤っている。
他地域に集団避難するか、親戚を頼って避難するかと言われた。
私は、周囲の人々には「集団避難するように」と声をかけた。
一家で親戚を頼っても、数日でどうしても嫌な顔をされてしまうからだ。
結局、集団避難した人は少なく、親戚を頼って避難した人たちも一週間で殆ど全員帰ってきてしまった。
原発の恩恵なんて、私は一切受けたことが無い。しかし、こうして私たちは被爆者になってしまった。
放射線が光るものだとしたら、今頃私たちの身体はピカピカに光っていることと思う。
酪農をやるものとして、牛をおいては逃げられない。
手を出せば、牛は手を舐めてくれる。最後の一頭まで見届ける責任がある。
それが酪農家の責任なんです。
まして、私は酪農の地区長(?)を務めている。
(祥・注意。すいません地区長だと思いますが、よく聞き取れませんでした)
私の地区の酪農家の人間、その全員の避難が完了するまで、避難する気はありません。
『酪農家・山田さんの話』
10年前に酪農をやる為に、飯舘村に来ました。
今でこそ、周囲の方に、飯舘村に行く時に原発の事を考えなかったの?と聞かれることがある。
当時、そんなもの考えるわけないじゃないですか。
私はいわば船長で、牛は船員なんです。船長が先に逃げ出す、というのはちょっと違うと思う。
『映像・京都大学今中助教』
京都大学、今中助教が飯舘村を調べている。
空間線量で、20~30μsv/hと非常に高い数値がでている。
村役場に行き、村長に対応を訴える今中助教。
村長は「対応といっても出来ることと出来ないことがある」と応対。
今中助教は「全員即時の避難などで無くても、出来る対応をお願いしたい」とマスクの着用などを訴える。
『映像・JVJAが撮影した民家の方々』
ある民家の庭先をガイガーカウンターで調べると地表付近で「100μsv/h」も出ている。
住人は、この下には地下水が通っているんだけれども・・・という。
雨どいの下をしらべてみると「500μsv/h」という数値が出る。
急いで避難準備を始める住民。
住民「見えない戦争をしている気分だ。お父ちゃんは戦争へ行った。私はその話を嫌がって聞かなかった。そうした罰があたっているのかもしれない」
避難する住民。
『映像・JVJAが撮影した、避難区域と思われる場所』
農村の風景が広がっている。
向こうに牛などの世話をしていると思われる建物がある。
建物内には牛たちがいるが半分ぐらいは横たわっている。
既に餓死している牛も多いし、瀕死のように息も苦しそうにしている牛がいる。
本来であれば、そこに餌や水があるのか、空の容器を吸っている牛がいる。
(この映像を見て、目を伏せる長谷川さんと山田さん)
建物の外には道路を歩く家畜の姿が映る。
『JVJAメンバーの話』
ある人の民家では、庭から「250μsv/h」が出ました。住民の方は「笑うしかない」と言っていました。
原発から42㎞程の、長谷川さん家の敷地では、現在「5~8μsv/h」。
原発から30㎞程の、田中さん家の敷地では、現在「15μsv/h」が出ている。
計画的避難が決まっても色々もめました。どこが計画的なんだ、という感じがしますが。。
東電の社長が謝りに来た時、東電は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」といった。
それに対して村長が「しっかりとした補償をお願いします」といった。
謝りに来られたのに、何故村長がお願いする必要があるのか。
私はここに原発村という体質を感じる。
また、補償ではない。これは賠償である。それを間違えてはいけないと思う。
『酪農家・長谷川さんの話』
子どもたちの避難も現在は完了した。
だが、これがきちんと完了したのは一週間前。
それに原発事故発生時から、一週間前までは被曝している。避難についても揉めた。
お金のことが決まらないのもあるし、飯舘の中で本当はいけないんだけれども、放射能は影響が見えない。
だから、軽んじてしまうような人たち、いけない意味で慣れてしまう人たちもいた。
村民も5月末には退去する、という話だが、県内の住宅はどこも埋まっていて、避難先が決まってない人が殆ど。
行政は、3歳以下の子は避難させろ、片親同伴は認める。金は出す、という。
だが、3歳・4歳・5歳の兄弟はどうするんだ、というと臨機応変に対応するという。
片親ってなんだ、若い夫婦を離れ離れにさせるな、両親の分を出せと言ったが、それは認めなかった。
補償をする、すると言っているが、「いつどのように」の部分は一歩も前進しない。
4月下旬、牛の餌となる牧草は「300ベクレル迄」と国によって定められた。
飯舘村の土地は現在「20000ベクレル」を超えている。
(祥・注意。場所によっては2000万ベクレルをも超えていると言います)
ここにいたって、地区の酪農家を全員集めて、会議をした。
補償は決まっていないが、勿論、出るものとして、もはや行動を決めないといけない。
そして、いったん廃業ではなく、休止しようと決めた。休止だから機材などは売らないようにといった。
後は今いる牛たちは屠畜せざるを得ない。
だが、腹の中に子どもがいる牛は屠畜出来ない。そんなことはとんでもない。
だから、年を取っている牛、腹に子どもがいない牛が屠畜される。原発に近いところから対象。
来週は私の番、12頭が屠畜される。
若い牛だけは出来れば助けてやりたい。
そう思って、若い牛の牛乳を検査した。その結果が出た。
(祥・注意。時期ですが4月末時点のだったと思います)
結果、ヨウ素検出されず。セシウム5ベクレル。
この結果をもとに、さっきまでJVJAの人たちと一緒に国会議員の先生方にお願いしてきた。
『酪農家・田中さんの話』
私は、牛たちについて、なんとかちょろまかしてでも、一頭でも助けてやりたいと思っている。
それが出来ないとしたら、最後の一頭まで屠畜を見送りたい。
さっきの映像に出てきた牛たちのようにはしたくない。
いや、あの酪農家の方が、自衛隊とかに強制的に避難させられたか、とかは分かりませんが。
私だって、例えば子牛がうまれて、それが牡だった場合。それを食肉として副業にあてている。
それでも、そんな簡単に殺していいのか、と思う。・・・命っていうのを簡単に考えすぎてないか。。
人間がつくったもので、人間以外が殺されて、そうしたことについては考えられていない。
なんて言ったらいいのか、分からないけれど、、、罰があたるぞ、という風に思う。
『質疑応答にて』
祥「質問です。先ほど、牛乳が5ベクレルという話がありました。牛乳は生体濃縮すると言いますし、土壌汚染の問題もあります。これは、牛の餌などで、原発事故後の飼料は与えていない、もしくは、他の地域から買い付けている、という認識で合っていますでしょうか?」
長谷川さん「ええ、その通りです。昨年取った餌を与えています」
祥「それは政府から、何か指示があったのでしょうか?それとも酪農家が個別に判断しているのでしょうか?」
長谷川さん「今回の事故が起きたからの対応ではありません。毎年昨年時点で牧草をロール状にしたものを作っておき、それを食べさせるんです。ですが、それも6月で無くなることになります」
<参考画像>

祥「ありがとうございます。よくわかりました」
『終わりの挨拶』
JVJAのメンバーの一人が、終わりの挨拶をしようとした時、涙をこらえて言葉が出てこなくなってしまいました。
その方は、「・・・飯舘村は本当に良い村なんです」と言っていました。
『感想』
色々と思うところはありますが、牛乳の件を中心に、簡単に。
牛乳が5ベクレルっていうのは、かなり大事なことだと思います。
牛だって呼吸しますし、水は飯舘村の水を飲んでいるはずです。
それでも5ベクレルというのであれば、少なくても牛乳の汚染は、食べ物が相当重要なウェイトを占めているのだと思われます。
もはや、牛乳で基準値を超えてしまったものも出ていますが、それらは新しい牧草によるものでしょうか。
だとすれば、各地の牧草管理をもっと徹底して行うようにする必要を感じます。
それに何より、牛たちが屠畜されてしまう現状がますます分からなくなります。。
・・・ですが、これらは勿論、この測定値が正しいものである事が前提です。
(長谷川さんたち酪農家が値をちょろまかしたなんて考えたくも無いですし、そんなことが出来るとも思えません)
ベクレル検査ですが、一度大きく反応したのに、もう一度調べると一切検出されない。
そんなニュースが過去に何度かありました。(牛肉や母乳など)
ですが、例えば母乳の場合、チェルノブイリ事故時ですら、日本人の母乳から放射性ヨウ素が1.1ベクレル検出されていました。
まして、これだけ汚染食品が出回った状況。
母乳を再検査したら、放射性物質は検出できず、と変更になるようにはあまり思えないのです。。
こうしたことから、このベクレル検査、全部が全部では無いでしょうが、一部は疑わしく祥は思っています。
政府側に、『これ以上、基準値越の牛乳が出ると他地域の牛乳出荷にも関わる』
、という判断の圧力があっても祥は驚けない、という部分は正直あります。。
(といっても、ここを疑うと最後の防波堤が崩れてしまう、という状況ではあるのですが、、)
いずれにしても、飯舘村の方の現状は深刻を極めています。
特に、山田さんの「罰が当たるぞ」という言葉が、心に残りました。
<この記事に関して注意>
この記事を書くにあたって、当日の話に基づき、忠実な内容作成を心がけました。
ですが、一部記憶違いや、表現が不正確な部分があるかもしれないことを、念頭に置いて頂けますようお願いします。
JVJA presents 「フクシマと世界の核」の感想①
前回の記事で書いたように、JVJA presents 「フクシマと世界の核」というイベントに行ってきました。
第一部で、JVJAのメンバーの方より、世界の放射能汚染による被害状況などを、今まで取材してきた世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害現場などの写真を踏まえ、講演されます。
第二部で、飯舘村酪農家の、長谷川さん・山田さんのお二人から現在に至るまでに、飯舘村で過ごされてどういう状況があり、どういう経緯があったのかを教えて頂きました。
①世界の放射能汚染状況。
世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害から。
(話していた内容を一部抜粋します)
・チェルノブイリ被害を強く受けた某国。
被害者たちに対して国は全力でサポートをしていくと当時は明言。
しかし、この国はウランの埋蔵量が高く、それを輸出することで近年はバブル景気に突入。
国はチェルノブイリは過去のものとしてしまいたいらしく、未だ放射線障害に苦しむ人たちは言う。
「私たちは国から見捨てられた」
・原爆実験の際、その近くの村にいた男性。
政府から避難指示が出されたが、2つの村だけ男性40人ほど残るように命令された。
男性は腕が現在でも腕が火ぶくれしたようになっており語る。
「あの時、一緒にいた人は皆死んだ。あとは自分だけだ」
・原爆実験場。
その原爆実験により、奇形児の出生率が増加。
神話に出てくる単眼の巨人サイクロプスのような赤ん坊が、ホルマリン漬けされている写真。。
『劣化ウラン弾について』
原子力発電所では発電の為に、ウランを使用する。
天然ウランには、核分裂反応を起こしやすい「ウラン235」と起こしにくい「ウラン238」が含まれる。
このうち「ウラン235」の含有率は0.7%程度であり。天然ウランのままだと、「ウラン235」の含有率が低く効率が悪い。
その為、「ウラン235」の含有率を高めるべく、ウランを濃縮して原子力発電所では使用する。
勿論、その濃縮をすることで膨大な「ウラン238」が生成される。これが劣化ウランと呼ばれる。
この劣化ウランを、鉄砲や砲台の玉に使用すると、発射時に超高温になり、戦車すら貫通するようになる。
これがイラク戦争で使われ、イラクの戦車部隊を簡単に撃滅。
世界中が「劣化ウラン弾」を作成するのに躍起になった。
だが、劣化ウラン弾からはつよい放射線が発生し、イラクでは甚大な被害が出て社会問題となっている。
日本では「劣化ウラン弾」は持つことが出来ず、個人が持とうとすれば逮捕される。
だが、米国が1995年に沖縄県・鳥島射爆場で行った実弾演習で、放射能兵器である劣化ウラン弾1520個を発射。
事実が明るみに出たのは一年余り後の1997年2月。
沖縄県民が求めるウラン弾の回収が進まぬうちに、在沖縄米空軍司令官が嘉手納弾薬庫に「劣化ウラン弾を保管している」と発表した。
また、この試射された1500発のうち、回収したのは200発。1300発は回収されておらず、政府も何も言わない。。
『放射能の影響について』
放射能は一定の値を浴びても必ず死ぬ、というものではない。
障害が出る確率が上がるというもので、その性質から、広島でも同じような生活をしていても死んだ人と死ななかった人がいた。
交通事故なら、原因と結果がはっきりしている。
交通事故で、障害が残る、もしくは完治までどのぐらいかかるか。
だが、一度放射能の被害にあった人間は、いつどういう形で症状が出るかわからない為、ある意味、一生脅え続ける事になり、精神的にも大変よくない結果を与えることにもなる。
また、この性質上、それが放射能に起因するものとして政府などは認めたがらない場合が多く、補償がおざなりにされてしまう。
~~~~以下、祥による追記~~~~
放射能で癌・白血病・奇形児などが増えると言われています。
これらの難しい部分は、沢山の放射線を浴びてしまったとしても、癌・白血病になる確率が上がる、というものであり、確実に上がるというものではありません。
では、何故、放射能で癌・白血病・奇形児などが増えるのか。
これを、簡単に以下に書いておきます。
放射線は人間のDNAを破壊します。
DNAには自己修復能力があります。修復されなければ、その細胞は死ぬとされます。
誤って修復されないか、誤って修復された時にのみ、突然変異が起こります。
人間の体は細胞分裂を繰り返しています。細胞は身体の場所や、年齢によって分裂の速度が違う。
生殖腺や造血組織(骨髄)、胎児は細胞分裂の速度が速い。
これら細胞が若返りを必要とする器官では、非常に速い速度で分裂を繰り返す。
被曝した細胞は、修復が追いつかないまま、細胞が複製され、自然拡大する可能性がある。
これが突然変異を引き起こす、と言われています。
(参考文献・内部被曝の脅威)
第一部で、JVJAのメンバーの方より、世界の放射能汚染による被害状況などを、今まで取材してきた世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害現場などの写真を踏まえ、講演されます。
第二部で、飯舘村酪農家の、長谷川さん・山田さんのお二人から現在に至るまでに、飯舘村で過ごされてどういう状況があり、どういう経緯があったのかを教えて頂きました。
①世界の放射能汚染状況。
世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害から。
(話していた内容を一部抜粋します)
・チェルノブイリ被害を強く受けた某国。
被害者たちに対して国は全力でサポートをしていくと当時は明言。
しかし、この国はウランの埋蔵量が高く、それを輸出することで近年はバブル景気に突入。
国はチェルノブイリは過去のものとしてしまいたいらしく、未だ放射線障害に苦しむ人たちは言う。
「私たちは国から見捨てられた」
・原爆実験の際、その近くの村にいた男性。
政府から避難指示が出されたが、2つの村だけ男性40人ほど残るように命令された。
男性は腕が現在でも腕が火ぶくれしたようになっており語る。
「あの時、一緒にいた人は皆死んだ。あとは自分だけだ」
・原爆実験場。
その原爆実験により、奇形児の出生率が増加。
神話に出てくる単眼の巨人サイクロプスのような赤ん坊が、ホルマリン漬けされている写真。。
『劣化ウラン弾について』
原子力発電所では発電の為に、ウランを使用する。
天然ウランには、核分裂反応を起こしやすい「ウラン235」と起こしにくい「ウラン238」が含まれる。
このうち「ウラン235」の含有率は0.7%程度であり。天然ウランのままだと、「ウラン235」の含有率が低く効率が悪い。
その為、「ウラン235」の含有率を高めるべく、ウランを濃縮して原子力発電所では使用する。
勿論、その濃縮をすることで膨大な「ウラン238」が生成される。これが劣化ウランと呼ばれる。
この劣化ウランを、鉄砲や砲台の玉に使用すると、発射時に超高温になり、戦車すら貫通するようになる。
これがイラク戦争で使われ、イラクの戦車部隊を簡単に撃滅。
世界中が「劣化ウラン弾」を作成するのに躍起になった。
だが、劣化ウラン弾からはつよい放射線が発生し、イラクでは甚大な被害が出て社会問題となっている。
日本では「劣化ウラン弾」は持つことが出来ず、個人が持とうとすれば逮捕される。
だが、米国が1995年に沖縄県・鳥島射爆場で行った実弾演習で、放射能兵器である劣化ウラン弾1520個を発射。
事実が明るみに出たのは一年余り後の1997年2月。
沖縄県民が求めるウラン弾の回収が進まぬうちに、在沖縄米空軍司令官が嘉手納弾薬庫に「劣化ウラン弾を保管している」と発表した。
また、この試射された1500発のうち、回収したのは200発。1300発は回収されておらず、政府も何も言わない。。
『放射能の影響について』
放射能は一定の値を浴びても必ず死ぬ、というものではない。
障害が出る確率が上がるというもので、その性質から、広島でも同じような生活をしていても死んだ人と死ななかった人がいた。
交通事故なら、原因と結果がはっきりしている。
交通事故で、障害が残る、もしくは完治までどのぐらいかかるか。
だが、一度放射能の被害にあった人間は、いつどういう形で症状が出るかわからない為、ある意味、一生脅え続ける事になり、精神的にも大変よくない結果を与えることにもなる。
また、この性質上、それが放射能に起因するものとして政府などは認めたがらない場合が多く、補償がおざなりにされてしまう。
~~~~以下、祥による追記~~~~
放射能で癌・白血病・奇形児などが増えると言われています。
これらの難しい部分は、沢山の放射線を浴びてしまったとしても、癌・白血病になる確率が上がる、というものであり、確実に上がるというものではありません。
では、何故、放射能で癌・白血病・奇形児などが増えるのか。
これを、簡単に以下に書いておきます。
放射線は人間のDNAを破壊します。
DNAには自己修復能力があります。修復されなければ、その細胞は死ぬとされます。
誤って修復されないか、誤って修復された時にのみ、突然変異が起こります。
人間の体は細胞分裂を繰り返しています。細胞は身体の場所や、年齢によって分裂の速度が違う。
生殖腺や造血組織(骨髄)、胎児は細胞分裂の速度が速い。
これら細胞が若返りを必要とする器官では、非常に速い速度で分裂を繰り返す。
被曝した細胞は、修復が追いつかないまま、細胞が複製され、自然拡大する可能性がある。
これが突然変異を引き起こす、と言われています。
(参考文献・内部被曝の脅威)
ホットスポット(亀有・松戸・柏)をガイガーカウンターで計測しました。
東京でもホットスポットが出来ている、という記事を以前書きました。
その場所に直接行って、3駅(亀有駅・松戸駅・柏駅)周辺を計測してきました。
と、その前に、、ガイガーカウンターを購入して一週間が経ちました。
その間、所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋などを計測したので発表します。
『所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋』
この一週間(5/14~5/21)の結果ですが、この5か所で大きな違いは見受けられませんでした。
若干、ここのが高いかな?と思うところもありましたが、本当に誤差と言える範囲。
日によって若干変わる事を考慮すると、まず、大きな違いは無いと思います。
<屋外>
・地表1m 0.10~0.14μsv/h
・地表1cm 0.12~0.16μsv/h
地表1cmの場所でも、殆ど地表1m地点と変わらない場所もありました。
ですが、相対的にみて地面は線量が若干上がります。特に埃が積もっていそうな場所や、砂・土の場所です。
興味深かったのは屋内。
たとえば、電車内やお店など、人通りが激しく、空気の入れ替えもかなり行われる場所です。
そうした場所でも、中で計測しようとすると、屋外より若干低い値になりやすいです。
(遮蔽物があるからでしょうか、、)
<屋内(電車や店舗など)>
・地表1m 0.08~0.12μsv/h
・地表1cm 0.09~0.13μsv/h
ちなみに5/17に雨が多少降ったのですが、祥が計測できるタイミングでは、15分ほど降って、すぐに止んでしまいました。
その為、十分な測定は行えてなく、雨でどの程度線量が変わるかは、祥もまだ分かりません。
ただ、地表で最高値の0.16μsv/hを記録したのは、雨降り直後に、お茶の水・明治大学前の茂みで測定した結果です。
上記の様な計測結果でした。
『亀有・松戸・柏』
前述の5地点の内容が似通っている為、ガイガーカウンターの動作を若干疑ってしまいました。。
その動作について確かめたい、という気持ちもあり、それに松戸近辺のホットスポット情報が、現在ネット上で信憑性について議論が起こっていた為、自分が実際に行って測ることにしました。
(3月時点から松戸地域のホットスポットについては言われていたので、存在自体は間違いないと思っていたので。。)
計測日は5/21の午後。
以下に事前に測定方法や、記載の内容について注意点です。
・亀有駅・松戸駅・柏駅の周辺をそれぞれ30分~1時間ぐらいかけて計測しています。
・これら3つの駅は、改札が地表2階にあるので駅の放射線量は低いです。
(なぜかホームでも線量は低めでした。。電車の通りなどがあるからでしょうか。。)
・歩きながら測っていたりするので、計測の値に差があります。
・たとえば柏駅の駅構内なら、0.14μsv/hの場所もあるし、0.18μsv/hの場所もありました。
・ある地点で立ち止った場合、徐々に計測値が上がるところもあり、幅を持たせて書いてあります。
(なので、最大値の方が最終計測値に近い場合が多いです)
・数メートル歩くだけで線量が大きく変わります。
今回測ったのは駅前だけですが、別地点で計測すれば線量が上下することは十分に考えられます。
『亀有駅周辺』
・駅構内 0.13~0.16μsv/h
・駅前(こち亀像付近) 0.15~0.18μsv/h
・花壇部分 0.18μsv/h
・地面 0.22~0.24μsv/h
・屋内 0.09~0.13μsv/h
※亀有駅には祥の親戚がいる為、屋内も測らせて頂きました
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
『松戸駅周辺』
・駅構内 0.14~0.18μsv/h
・駅前周辺 0.18~0.26μsv/h
・聖徳大学前 0.24~0.30μsv/h
・地面(埃溜) 0.50~0.55μsv/h
・地面(聖徳大学前) 0.40~0.55μsv/h
・地面(適当な道A) 0.20~0.30μsv/h
・地面(適当な道B) 0.30~0.40μsv/h
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
場所ごとにかなり違う印象。
埃溜は非常に線量が高いが、埃の全くなかった聖徳大学前も線量が高かった。
常磐線で行きましたが、ここら辺から、電車内も0.12μsv/hを上回り始めました。
(他の場所だと電車内は、0.1μsv/h以下が殆どです)
『柏駅周辺』
・駅構内 0.14~0.18μsv/h
・駅前周辺 0.18~0.30μsv/h
・みくに幼稚園付近 0.24~0.33μsv/h
・地面(みくに幼稚園前) 0.40~0.55μsv/h
・地面(適当な道) 0.70~0.92μsv/h
・地面(土などの上) 0.30~0.44μsv/h
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
柏駅近くで電車内が0.14μsv/h(帰りは0.16μsv/h)に達しました。
これらの計測結果を踏まえて、個人的なまとめとしては、以下のような印象です。
『亀有駅前周辺』
地表1m 0.18μsv/h前後
地表1cm 0.23μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
『松戸駅前周辺』
地表1m 0.26μsv/h前後
地表1cm 0.50μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
『柏駅前周辺』
地表1m 0.30μsv/h前後
地表1cm 0.60μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
ホットスポットになっているのは間違いなく、茨城県北部並の数値というのも嘘ではないと思われます。
また、祥が購入したガイガーカウンターもまともに起動していたようです。。
今日測った限りでは、『亀有駅前 < 松戸駅前 < 柏駅前』となりました。
祥の持つガイガーカウンターは放射線量に応じて音を出すように出来るのですが、松戸駅や柏駅の周辺を測る時は「ピーピー!」と音を出しまくりで、個人的に恐怖を煽られました。。
前述の五か所(所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋)では、どんな地面でも出ない線量が、簡単に出ています。
地面に近づけるだけで、凄い勢いで反応しだします。放射性物質がまさに溜まっていると実感します。
柏駅は駅前の「みくに幼稚園」の近くを測ったのですが、、ここの幼稚園は地面が砂状な感じなんですね。
正直、これだけの線量が出てしまうと、ここで遊ぶ子たちが心配です。。
これだけの線量が積もっている砂や埃を子どもの身で吸い込む事は果たして安全なのでしょうか。。
これら場所の線量は、場所によってかなり変化していた印象が強いです。
駅前以外の場所では、恐らく祥が測った以上の放射線量の地域もあると思います。。
ただ、松戸や柏の地域は一時は地表1mの放射線量が0.50μsv/h前後に達していたという報告もあります。
そこから考えると、徐々に線量は減ってきています。(その分、地面が増えている可能性もありますが、、)
上記より、以下の対策が考えられると思います。
雨が降ると放射線量が増えると言われている為、特に雨降りの日や、その翌日はマスク着用を推奨します。
様々なデータから察するに、線量は現在、減少傾向にあると思われます。
お子さん達には不自由となりますが、しばらくは出来るだけ外の遊びは控えた方が良いと、祥は思います。
(このままもう少し日がたてば、更に値は下がってくると思われます)
これらは、ホットスポット以外の地域の方でも、やっておいて損になることは無いと思います。
祥は所沢在住ですが、平時はマスクは付けていません。
ですが、雨降りの日やその翌日は、屋外ではマスクを付けています。
ちなみに、文科省は、小中学校の屋外活動制限の基準値を、『3.80μsv/h』に決定しました。
福島では『3.80μsv/h』を超える小学校が有ることにも驚愕ですが、これを超えなければ「ただちに影響は無い」として、問題無く授業運営をさせるようです。
(つまり、校庭での体育なども考えられます。。)
『3.80μsv/h』は、東京でホットスポットと言われる松戸・柏駅周辺の10倍とも言える線量です。
これは大人から見ても、相当に高い線量である為、現在でも非常に多くの議論の対象となっています。
何度も言いますが、今の政府の発表・対応だけを盲信することは「非常に危険」だと祥は思います。
その場所に直接行って、3駅(亀有駅・松戸駅・柏駅)周辺を計測してきました。
と、その前に、、ガイガーカウンターを購入して一週間が経ちました。
その間、所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋などを計測したので発表します。
『所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋』
この一週間(5/14~5/21)の結果ですが、この5か所で大きな違いは見受けられませんでした。
若干、ここのが高いかな?と思うところもありましたが、本当に誤差と言える範囲。
日によって若干変わる事を考慮すると、まず、大きな違いは無いと思います。
<屋外>
・地表1m 0.10~0.14μsv/h
・地表1cm 0.12~0.16μsv/h
地表1cmの場所でも、殆ど地表1m地点と変わらない場所もありました。
ですが、相対的にみて地面は線量が若干上がります。特に埃が積もっていそうな場所や、砂・土の場所です。
興味深かったのは屋内。
たとえば、電車内やお店など、人通りが激しく、空気の入れ替えもかなり行われる場所です。
そうした場所でも、中で計測しようとすると、屋外より若干低い値になりやすいです。
(遮蔽物があるからでしょうか、、)
<屋内(電車や店舗など)>
・地表1m 0.08~0.12μsv/h
・地表1cm 0.09~0.13μsv/h
ちなみに5/17に雨が多少降ったのですが、祥が計測できるタイミングでは、15分ほど降って、すぐに止んでしまいました。
その為、十分な測定は行えてなく、雨でどの程度線量が変わるかは、祥もまだ分かりません。
ただ、地表で最高値の0.16μsv/hを記録したのは、雨降り直後に、お茶の水・明治大学前の茂みで測定した結果です。
上記の様な計測結果でした。
『亀有・松戸・柏』
前述の5地点の内容が似通っている為、ガイガーカウンターの動作を若干疑ってしまいました。。
その動作について確かめたい、という気持ちもあり、それに松戸近辺のホットスポット情報が、現在ネット上で信憑性について議論が起こっていた為、自分が実際に行って測ることにしました。
(3月時点から松戸地域のホットスポットについては言われていたので、存在自体は間違いないと思っていたので。。)
計測日は5/21の午後。
以下に事前に測定方法や、記載の内容について注意点です。
・亀有駅・松戸駅・柏駅の周辺をそれぞれ30分~1時間ぐらいかけて計測しています。
・これら3つの駅は、改札が地表2階にあるので駅の放射線量は低いです。
(なぜかホームでも線量は低めでした。。電車の通りなどがあるからでしょうか。。)
・歩きながら測っていたりするので、計測の値に差があります。
・たとえば柏駅の駅構内なら、0.14μsv/hの場所もあるし、0.18μsv/hの場所もありました。
・ある地点で立ち止った場合、徐々に計測値が上がるところもあり、幅を持たせて書いてあります。
(なので、最大値の方が最終計測値に近い場合が多いです)
・数メートル歩くだけで線量が大きく変わります。
今回測ったのは駅前だけですが、別地点で計測すれば線量が上下することは十分に考えられます。
『亀有駅周辺』
・駅構内 0.13~0.16μsv/h
・駅前(こち亀像付近) 0.15~0.18μsv/h
・花壇部分 0.18μsv/h
・地面 0.22~0.24μsv/h
・屋内 0.09~0.13μsv/h
※亀有駅には祥の親戚がいる為、屋内も測らせて頂きました
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
『松戸駅周辺』
・駅構内 0.14~0.18μsv/h
・駅前周辺 0.18~0.26μsv/h
・聖徳大学前 0.24~0.30μsv/h
・地面(埃溜) 0.50~0.55μsv/h
・地面(聖徳大学前) 0.40~0.55μsv/h
・地面(適当な道A) 0.20~0.30μsv/h
・地面(適当な道B) 0.30~0.40μsv/h
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
場所ごとにかなり違う印象。
埃溜は非常に線量が高いが、埃の全くなかった聖徳大学前も線量が高かった。
常磐線で行きましたが、ここら辺から、電車内も0.12μsv/hを上回り始めました。
(他の場所だと電車内は、0.1μsv/h以下が殆どです)
『柏駅周辺』
・駅構内 0.14~0.18μsv/h
・駅前周辺 0.18~0.30μsv/h
・みくに幼稚園付近 0.24~0.33μsv/h
・地面(みくに幼稚園前) 0.40~0.55μsv/h
・地面(適当な道) 0.70~0.92μsv/h
・地面(土などの上) 0.30~0.44μsv/h
※地面と書いてあるのは地表1cm。それ以外は地表1mです。
柏駅近くで電車内が0.14μsv/h(帰りは0.16μsv/h)に達しました。
これらの計測結果を踏まえて、個人的なまとめとしては、以下のような印象です。
『亀有駅前周辺』
地表1m 0.18μsv/h前後
地表1cm 0.23μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
『松戸駅前周辺』
地表1m 0.26μsv/h前後
地表1cm 0.50μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
『柏駅前周辺』
地表1m 0.30μsv/h前後
地表1cm 0.60μsv/h前後(地表は場所によって差異が大きい)
ホットスポットになっているのは間違いなく、茨城県北部並の数値というのも嘘ではないと思われます。
また、祥が購入したガイガーカウンターもまともに起動していたようです。。
今日測った限りでは、『亀有駅前 < 松戸駅前 < 柏駅前』となりました。
祥の持つガイガーカウンターは放射線量に応じて音を出すように出来るのですが、松戸駅や柏駅の周辺を測る時は「ピーピー!」と音を出しまくりで、個人的に恐怖を煽られました。。
前述の五か所(所沢市・八王子市・新宿・お茶の水・池袋)では、どんな地面でも出ない線量が、簡単に出ています。
地面に近づけるだけで、凄い勢いで反応しだします。放射性物質がまさに溜まっていると実感します。
柏駅は駅前の「みくに幼稚園」の近くを測ったのですが、、ここの幼稚園は地面が砂状な感じなんですね。
正直、これだけの線量が出てしまうと、ここで遊ぶ子たちが心配です。。
これだけの線量が積もっている砂や埃を子どもの身で吸い込む事は果たして安全なのでしょうか。。
これら場所の線量は、場所によってかなり変化していた印象が強いです。
駅前以外の場所では、恐らく祥が測った以上の放射線量の地域もあると思います。。
ただ、松戸や柏の地域は一時は地表1mの放射線量が0.50μsv/h前後に達していたという報告もあります。
そこから考えると、徐々に線量は減ってきています。(その分、地面が増えている可能性もありますが、、)
上記より、以下の対策が考えられると思います。
雨が降ると放射線量が増えると言われている為、特に雨降りの日や、その翌日はマスク着用を推奨します。
様々なデータから察するに、線量は現在、減少傾向にあると思われます。
お子さん達には不自由となりますが、しばらくは出来るだけ外の遊びは控えた方が良いと、祥は思います。
(このままもう少し日がたてば、更に値は下がってくると思われます)
これらは、ホットスポット以外の地域の方でも、やっておいて損になることは無いと思います。
祥は所沢在住ですが、平時はマスクは付けていません。
ですが、雨降りの日やその翌日は、屋外ではマスクを付けています。
ちなみに、文科省は、小中学校の屋外活動制限の基準値を、『3.80μsv/h』に決定しました。
福島では『3.80μsv/h』を超える小学校が有ることにも驚愕ですが、これを超えなければ「ただちに影響は無い」として、問題無く授業運営をさせるようです。
(つまり、校庭での体育なども考えられます。。)
『3.80μsv/h』は、東京でホットスポットと言われる松戸・柏駅周辺の10倍とも言える線量です。
これは大人から見ても、相当に高い線量である為、現在でも非常に多くの議論の対象となっています。
何度も言いますが、今の政府の発表・対応だけを盲信することは「非常に危険」だと祥は思います。
飯舘村・酪農家の方の話を直接聞いてきました。
祥は最近、原発の状況や様々な方の考察を見る為に、色々な方のサイトを巡回しています。
その中の一人に、フォトジャーナリスト・森住卓さんがいらっしゃいます。
・森住卓のフォトブログ
・森住 卓 ホームページ
森住氏は世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害・ 経済制裁、沖縄の米軍基地などを取り上げているジャーナリストで、特に放射能汚染に関わる事を専門的にとりあげている方です。
あの大地震があった際も、その関係でガイガーカウンターを所持していました。
そして、すぐに福島入り。取材を開始します。
このあたりの状況は、上記のブログに書いてありますが、原発近くの状況を取材されたり、非常に精力的に活動されています。特に汚染が強い地域の飯舘村には、長期に留まり、取材を続けられたようです。
この方のブログでは、原発事故発生後に、飯舘村でガイガーカウンターがとんでもない値を示した際の事も記されており、どれだけ洒落にならない状況であるのかが再確認できます。
(あと、政府発表の信頼性の無さも・・・)
そして、その福住氏がブログで、下記の案内をしていました。
・JVJA presents 「フクシマと世界の核」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界の核問題を取材してきた日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)のメン
バーたち。東日本大震災の翌日から今日まで、福島原発周辺で取材を続けている。
同協会が出版するオンラインマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」vol.2で
は、チェルノブイリ、セミパラチンスク、イラク、マーシャ
ル諸島、チベットなど世界の放射能汚染を特集。世界の核問題とフクシマの現状を一挙に報告する。
スペシャルゲストとして計画的避難区域に指定された福島県飯館村の酪農家、長谷川健一氏をお招きし、放射能汚染による同村の窮状や、全村避難に直面する状況を伝えて頂きます。
期日 5月20日(金)
時間 OPEN18:00 / START19:00
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
放射能の脅威を常に取材してきた写真家たちと、飯舘村の酪農家の講演が聞ける。。
特に飯舘村は散々取り上げてきましたが、身近な土地としての実感はあまりなく、現在、あの土地の人がどう考えているのか、そういうことが知れる機会は少ない、と思い、すぐに予約をしました。
それで、会社を強引に早く上がり、本日行ってきました。
結論として本当に行ってよかった。けれど、非常に内容が濃かったので、、少々疲れました。
(何度か休憩をはさみましたが、19時開始で、終了は22時40分でした。。)
すいません、、この土日で記事にします。。
明日は、時間があれば松戸の方へ行って、ホットスポットと言われているこの場所をガイガーカウンターで実際に測ってきます。
ちなみに、この福住さんが所属する日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)が、今回の福島県や被災地で撮影された写真の一部が現在、無料で公開されてるので興味のある方は閲覧ください。
・オンラインPDFマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」
(「緊急号外 東日本大震災」と右側に書かれている部分をクリックしてください)
その中の一人に、フォトジャーナリスト・森住卓さんがいらっしゃいます。
・森住卓のフォトブログ
・森住 卓 ホームページ
森住氏は世界の核実験場、原発、イラクの劣化ウラン弾被害・ 経済制裁、沖縄の米軍基地などを取り上げているジャーナリストで、特に放射能汚染に関わる事を専門的にとりあげている方です。
あの大地震があった際も、その関係でガイガーカウンターを所持していました。
そして、すぐに福島入り。取材を開始します。
このあたりの状況は、上記のブログに書いてありますが、原発近くの状況を取材されたり、非常に精力的に活動されています。特に汚染が強い地域の飯舘村には、長期に留まり、取材を続けられたようです。
この方のブログでは、原発事故発生後に、飯舘村でガイガーカウンターがとんでもない値を示した際の事も記されており、どれだけ洒落にならない状況であるのかが再確認できます。
(あと、政府発表の信頼性の無さも・・・)
そして、その福住氏がブログで、下記の案内をしていました。
・JVJA presents 「フクシマと世界の核」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界の核問題を取材してきた日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)のメン
バーたち。東日本大震災の翌日から今日まで、福島原発周辺で取材を続けている。
同協会が出版するオンラインマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」vol.2で
は、チェルノブイリ、セミパラチンスク、イラク、マーシャ
ル諸島、チベットなど世界の放射能汚染を特集。世界の核問題とフクシマの現状を一挙に報告する。
スペシャルゲストとして計画的避難区域に指定された福島県飯館村の酪農家、長谷川健一氏をお招きし、放射能汚染による同村の窮状や、全村避難に直面する状況を伝えて頂きます。
期日 5月20日(金)
時間 OPEN18:00 / START19:00
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
放射能の脅威を常に取材してきた写真家たちと、飯舘村の酪農家の講演が聞ける。。
特に飯舘村は散々取り上げてきましたが、身近な土地としての実感はあまりなく、現在、あの土地の人がどう考えているのか、そういうことが知れる機会は少ない、と思い、すぐに予約をしました。
それで、会社を強引に早く上がり、本日行ってきました。
結論として本当に行ってよかった。けれど、非常に内容が濃かったので、、少々疲れました。
(何度か休憩をはさみましたが、19時開始で、終了は22時40分でした。。)
すいません、、この土日で記事にします。。
明日は、時間があれば松戸の方へ行って、ホットスポットと言われているこの場所をガイガーカウンターで実際に測ってきます。
ちなみに、この福住さんが所属する日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)が、今回の福島県や被災地で撮影された写真の一部が現在、無料で公開されてるので興味のある方は閲覧ください。
・オンラインPDFマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」
(「緊急号外 東日本大震災」と右側に書かれている部分をクリックしてください)
親韓派・平田オリザ
また民主党の失策。
・<福島第1原発>「米要請で汚染水」平田参与が発言撤回
要約すると。。
平田オリザ氏は著名な劇作家として知られていますが、鳩山前首相の時に「内閣官房参与」に就任。
所信表明演説などの、間の取り方や強調の仕方等、演劇の手法を直接伝授していたそうです。
一口に情報を発信すると言っても、発信の仕方で受け取り手の感覚も変わります。
こうした演出は米国でも取り入れられており、日本でやる分にもそこまでおかしな話ではありません。
その平田オリザ氏が、先日韓国を訪問。5/17、日韓問題の専門家たちを前に講演を行、以下の発言をしました。
「汚染水の処理問題では韓国の方々にも大変な迷惑をかけた。流された水は非常に低濃度で、量も少ない。
米国政府からの強い要請で(海に)流れた」
・・・救いようがありません。。
流れた汚染水が非常に低濃度で量も少ないというのは間違った情報ですが、正確な値を出している訳ではなく、個人の感想という言い訳は可能です。そういう意味で、嘘は言っていません(それもどうかと思いますが、、)
問題は、「海に流したのは米国政府の指示」と言ったこと。
えと、日本は主権国家なのに、この大変な時に、「米国の言いなりだったからしょうがない」的な、言い訳発言を他国にしました。
そして、今回平田オリザ氏は「内閣官房参与」の立場で訪れています。
<気になる点>
・本当に米国の言いなりだったのか。
<本当だったとして>
・言い訳として、米国を使っており、どのようなやり取りがあったとして対米関係が悪化します。
・日本は主権国家であり、それを日本政府が放棄しているという事になり、世界中から舐められ、外交に影響します。
・こうした情報を平田オリザ氏が聞けたことは謎ですが、立派に公務員の守秘義務違反です。
・何故、それをよりによって韓国の前で言うか。
<嘘だったとして>
・言い訳として、米国を使っており、どのようなやり取りがあったとして対米関係が悪化します。
・それが嘘だったと言っても、この立場の人間の発言が撤回されても信頼性に欠けます。
・何故、そんな嘘をついた。
このニュースを受けて、新党日本の 田中康夫代表がツイッターで「ゲッ、菅直人政権(民主党)は主権国家を放棄!」と発信するなど、大激震が走りました。
・・・結局、勘違いの発言ということで発言取消・謝罪。これは勘違いの発言という事で、守秘義務違反は適応せず。
ですが、はっきり言って、海外の人間がこの発言取消は絶対信じないでしょう。国賊発言と言って良いと思います。
・・・
以下は、あくまで個人の感想だと思って読んでください。
祥は学生時代、演劇活動をかなり真剣にやっていたので、
その際、平田オリザ氏と面識もあり、講義や指導を直接受けた事があります。
(実は平田オリザ氏のウィキペディアの記事を、数年前に最初に書いたのは祥です。今では文章の面影もないですが、、)
その際の平田オリザ氏の印象は、「大変有能な方だけれど、誠実な人間ではない」でした。
当時(というか多分今もだけれど)、平田オリザ氏が主宰する劇団「青年団」は、国から助成金を支給されている、日本では数少ない劇団一つでした。
この背景もあり、「劇団が、国へ助成金を申請するには・・・」といった講習を平田オリザ氏がやっていて、受けたことがあります。
若干うろ覚えですが、その講習の内容は濃かった為に今でも覚えています。
・国へは助成金をせがまない。自分たちはこれだけ社会に有益な事をやっている。
助成金を出すのが当然だという態度を取る(お金がないからお金を下さい、なんていうのは社会で通らない)
・憲法25条には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が記されている。
文化的な生活を国民におくらせないのは憲法違反にあたる、という態度を取る。
(自殺率の上昇などをこの問題に絡めても良い)
・芸術への理解を示さない態度の役人には「このままでは国民の信頼を無くしますよ」と言う。
・企画書には「嘘にならない範囲で嘘を書く」
これらは教えていただいたことを、ハッキリと覚えています。
芝居をやる人間というのは純粋な人間が多い、と思っていたお子様な頃だった為に、平田オリザ氏のこうした態度はかなり衝撃的でした。
ちなみに、最後の「企画書の嘘」の件。
青年団の企画書で「暗愚小傳」という芝居の企画書をその際見せて頂きました。
これは、高村光太郎・千恵子の30年の生活を中心にした芝居ですが、その企画書には「時代の流れを受けて軍国主義に傾倒していく高村光太郎と~~」みたいな文章があり、社会派的な作品を感じさせる内容が前面に打ち出されていました。
(現物が手元の無いので、記憶の中の話ですが、、)
その後、実際に上演した「暗愚小傳」を見たのですが、軍国主義なんて感じさせる内容では全く無く、驚愕しました。
それこそ、台詞に「最近戦争が酷くなった」程度のものしかなく、基本的には高村光太郎と千恵子の30年の生活や、その周囲の人々との関係性を、印象的に大人しく描いた作品でした。
芝居としての質は高かったのですが、「これが、嘘にならない範囲で、嘘をつく、ということか」と、ある意味感心した覚えがあります。政府の人たちでも企画書を読む人は多くても、実際の芝居を見る人は少ないでしょうからね。。
・・・
こうした記憶があるので、祥はこの方をあまり好意的に見られません。
(他にも理由は多々ありますが、、、それらは割愛します)
また、この方は韓国留学していた為か、やけに韓国贔屓の発言も以前から多く、
個人的には、こうした特定の亜細亜が大好きな方を、政府要人の地位に置くことは反対です。
(この方の韓国贔屓の発言は調べれば沢山出てきます。。以下に一例)
・日本の内閣官房参が訪韓 「韓国人が来れば大きな贈り物になる」
恐らく、今回の件も、そうした韓国贔屓のこの人のパフォーマンスの結果、口から「有る事・無い事が滑った」ようなものなのではないかと感じています。
確か、以前読んだ平田オリザ氏の著書「受験の国のオリザ」という本の後書きだったと思いますが。
平田オリザ氏が友人の韓国人を「親日派」と書いてしまって、その為に怒られた、とありました。
韓国では「親日派」というと「売国的なイメージ」があり、「知日派」という方が正しいらしいです。
そういう事を踏まえたうえで、平田オリザ氏は大変な「親韓派」であると感じます。
・<福島第1原発>「米要請で汚染水」平田参与が発言撤回
要約すると。。
平田オリザ氏は著名な劇作家として知られていますが、鳩山前首相の時に「内閣官房参与」に就任。
所信表明演説などの、間の取り方や強調の仕方等、演劇の手法を直接伝授していたそうです。
一口に情報を発信すると言っても、発信の仕方で受け取り手の感覚も変わります。
こうした演出は米国でも取り入れられており、日本でやる分にもそこまでおかしな話ではありません。
その平田オリザ氏が、先日韓国を訪問。5/17、日韓問題の専門家たちを前に講演を行、以下の発言をしました。
「汚染水の処理問題では韓国の方々にも大変な迷惑をかけた。流された水は非常に低濃度で、量も少ない。
米国政府からの強い要請で(海に)流れた」
・・・救いようがありません。。
流れた汚染水が非常に低濃度で量も少ないというのは間違った情報ですが、正確な値を出している訳ではなく、個人の感想という言い訳は可能です。そういう意味で、嘘は言っていません(それもどうかと思いますが、、)
問題は、「海に流したのは米国政府の指示」と言ったこと。
えと、日本は主権国家なのに、この大変な時に、「米国の言いなりだったからしょうがない」的な、言い訳発言を他国にしました。
そして、今回平田オリザ氏は「内閣官房参与」の立場で訪れています。
<気になる点>
・本当に米国の言いなりだったのか。
<本当だったとして>
・言い訳として、米国を使っており、どのようなやり取りがあったとして対米関係が悪化します。
・日本は主権国家であり、それを日本政府が放棄しているという事になり、世界中から舐められ、外交に影響します。
・こうした情報を平田オリザ氏が聞けたことは謎ですが、立派に公務員の守秘義務違反です。
・何故、それをよりによって韓国の前で言うか。
<嘘だったとして>
・言い訳として、米国を使っており、どのようなやり取りがあったとして対米関係が悪化します。
・それが嘘だったと言っても、この立場の人間の発言が撤回されても信頼性に欠けます。
・何故、そんな嘘をついた。
このニュースを受けて、新党日本の 田中康夫代表がツイッターで「ゲッ、菅直人政権(民主党)は主権国家を放棄!」と発信するなど、大激震が走りました。
・・・結局、勘違いの発言ということで発言取消・謝罪。これは勘違いの発言という事で、守秘義務違反は適応せず。
ですが、はっきり言って、海外の人間がこの発言取消は絶対信じないでしょう。国賊発言と言って良いと思います。
・・・
以下は、あくまで個人の感想だと思って読んでください。
祥は学生時代、演劇活動をかなり真剣にやっていたので、
その際、平田オリザ氏と面識もあり、講義や指導を直接受けた事があります。
(実は平田オリザ氏のウィキペディアの記事を、数年前に最初に書いたのは祥です。今では文章の面影もないですが、、)
その際の平田オリザ氏の印象は、「大変有能な方だけれど、誠実な人間ではない」でした。
当時(というか多分今もだけれど)、平田オリザ氏が主宰する劇団「青年団」は、国から助成金を支給されている、日本では数少ない劇団一つでした。
この背景もあり、「劇団が、国へ助成金を申請するには・・・」といった講習を平田オリザ氏がやっていて、受けたことがあります。
若干うろ覚えですが、その講習の内容は濃かった為に今でも覚えています。
・国へは助成金をせがまない。自分たちはこれだけ社会に有益な事をやっている。
助成金を出すのが当然だという態度を取る(お金がないからお金を下さい、なんていうのは社会で通らない)
・憲法25条には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が記されている。
文化的な生活を国民におくらせないのは憲法違反にあたる、という態度を取る。
(自殺率の上昇などをこの問題に絡めても良い)
・芸術への理解を示さない態度の役人には「このままでは国民の信頼を無くしますよ」と言う。
・企画書には「嘘にならない範囲で嘘を書く」
これらは教えていただいたことを、ハッキリと覚えています。
芝居をやる人間というのは純粋な人間が多い、と思っていたお子様な頃だった為に、平田オリザ氏のこうした態度はかなり衝撃的でした。
ちなみに、最後の「企画書の嘘」の件。
青年団の企画書で「暗愚小傳」という芝居の企画書をその際見せて頂きました。
これは、高村光太郎・千恵子の30年の生活を中心にした芝居ですが、その企画書には「時代の流れを受けて軍国主義に傾倒していく高村光太郎と~~」みたいな文章があり、社会派的な作品を感じさせる内容が前面に打ち出されていました。
(現物が手元の無いので、記憶の中の話ですが、、)
その後、実際に上演した「暗愚小傳」を見たのですが、軍国主義なんて感じさせる内容では全く無く、驚愕しました。
それこそ、台詞に「最近戦争が酷くなった」程度のものしかなく、基本的には高村光太郎と千恵子の30年の生活や、その周囲の人々との関係性を、印象的に大人しく描いた作品でした。
芝居としての質は高かったのですが、「これが、嘘にならない範囲で、嘘をつく、ということか」と、ある意味感心した覚えがあります。政府の人たちでも企画書を読む人は多くても、実際の芝居を見る人は少ないでしょうからね。。
・・・
こうした記憶があるので、祥はこの方をあまり好意的に見られません。
(他にも理由は多々ありますが、、、それらは割愛します)
また、この方は韓国留学していた為か、やけに韓国贔屓の発言も以前から多く、
個人的には、こうした特定の亜細亜が大好きな方を、政府要人の地位に置くことは反対です。
(この方の韓国贔屓の発言は調べれば沢山出てきます。。以下に一例)
・日本の内閣官房参が訪韓 「韓国人が来れば大きな贈り物になる」
恐らく、今回の件も、そうした韓国贔屓のこの人のパフォーマンスの結果、口から「有る事・無い事が滑った」ようなものなのではないかと感じています。
確か、以前読んだ平田オリザ氏の著書「受験の国のオリザ」という本の後書きだったと思いますが。
平田オリザ氏が友人の韓国人を「親日派」と書いてしまって、その為に怒られた、とありました。
韓国では「親日派」というと「売国的なイメージ」があり、「知日派」という方が正しいらしいです。
そういう事を踏まえたうえで、平田オリザ氏は大変な「親韓派」であると感じます。