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謎の光の正体

震度6強の地震がありました。

 ・宮城県で震度6強=沿岸に津波警報発令―気象庁

また、この地震発生の瞬間、仙台市のカメラが謎の光をとらえていました。


ネット上では「チェレンコフ光じゃないだろうな!?」とか騒然としましたが、
方角からして原発ではなく、ちょうどNHK仙台から直線方向に­変電所があるため、
そこの電線が切れてショートしアーク放電をし­たらしいです。その後、徐々に停電していっていますし。

時期が時期だけに、何事も原発関連に気を取られがちですね。。
正直、祥も心からビビりました。。

何はともあれ、この地震で大きな被害が出ないことを願うばかりです。

窒素注入と低濃度汚染水の放出

低濃度汚染水の排出は継続中です。

 ・東電、低濃度汚染水の放出作業を9日に終了見通し

高濃度汚染水の排出が止まったからと言ってまだ残っていました。。
11500トン中10000トンは8日までに終わらせる模様。あと1500トンです。
ちなみに低濃度汚染水は基準値の100倍の量、とのことですから、1キロ当たり4000ベクレル。

最近、トンデモないベクレルを聞きすぎて麻痺している方もいらっしゃるでしょうが、
この4000ベクレルも洒落にならないぐらいの汚染水です。決して「低濃度」ではありません。。

全てを海流が押し流せばまだ望みはありますが、沈殿し、海底を汚染する分もあるように思います。
そうなれば、生体濃縮の危険も強まるでしょう。。まだまだ軽視出来る状況ではありません。

また、窒素注入を開始しました。

 ・福島原発で1号機に窒素注入、低濃度汚染水の放出は継続

この記事についても書こうと思ったのですが、武田邦彦教授のサイトにて、非常に分かりやすくまとめられていましたので、ご紹介します。

■原発 緊急情報(51) 窒素を入れた理由と影響

落ち着かない日々が続きます。。

再臨界の可能性

さて、ここで原子力発電についておさらいです。

核燃料の原子核に中性子を当てます。すると、核が分裂します。そして、分裂中たまに中性子がでる。
それが、他の核に当たる。すると、また核分裂。この運動が繰り返される。(この状態が臨界です。)
核分裂で生まれる熱などのエネルギーで発電機を動かして電気を作ります。

福島第一原発では、制御棒を使って原子炉を緊急停止させ、核分裂を繰り返す臨界状態は止められました。
ですが、、核燃料の中では核分裂生成物の崩壊が続いて熱を出し続けている。
このため、核燃料を冷やし続ける事が重要と言われています。

さて、3月30日IAEAが以下のようなニュースを出しています。

 ・IAEA原子力安全局:福島第一原発、局所的に再臨界の可能性も」

再臨界・・・・だと・・・・?
また、他にもこのような情報が出ています。

小出裕章先生「再臨界の恐れ」2011/4/5/火(ラジオ)①


小出裕章先生「再臨界の恐れ」2011/4/5/火(ラジオ)②


上記ラジオの要点をまとめますと。


・ウランの核分裂は止めたつもりだったが、もう一度再臨界が起きているかもしれないと思えてきた。
・半減期の短い、よう素の濃度が一向に減らないで増えてきているのもそれを示唆している。
・クロル(塩素)38が検出された。この塩素38は臨界が起きないと説明つかない。
・再臨界の時に出る、よう素134を検出したと東電が発表した時は間違いだったが、これは間違って検出はしないだろう。

・再臨界したら爆発するとは一概に言えない。
 ただ、小ちゃい原子炉が動いてるという状態、動いていて止められないという状態になる。
 放射能が次から次へ漏れてくる。それがヨウ素の濃度が1億倍を超たのではないか。

・燃料棒が溶けて、その中のウランの燃料であるペレットが炉心の下部に溜まっているかも。
 そこで崩壊熱という放射性核種自身が出す熱と再臨界になった熱がでているかも。
 そうなるとウランのペレットがどんどん融けていく。
 かなりの部分が融けた状態で圧力容器の底に残っている水の上に落下すると、水蒸気爆発が起こる可能性。


武田邦彦教授の記事より一部抜粋しますが、

もし、格納容器が水素爆発したら、現在の10倍から100倍の放射性物質がでますから、福島県東部、茨城県北部は直ちに避難してください。

放射線のレベルは1時間に100マイクロ(シーベルト、省略)ぐらいになるでしょう。つまり、10時間で1ミリ、4日で10ミリになりますので、直ちに避難が必要です。


テレビだけを見てると、まるで事態が収束しつつあるようですが、
こうした危険性が、現在も存在していることだけは意識しておいた方が良いと思います。

セシウム18億ベクレル

止まった!止まった!!

 ・海への流出止まる=高濃度放射能汚染水―徹夜で作業・福島第1原発

よかった。。心から良かった。。
これで、超高濃度汚染水はひとまず、海水へ流出しなくなりました。
作業員の方に心から感謝。恐らく命がけの作業となったでしょう。。

昨日の時点で、以下の情報がありました。

1立法センチメートル当たり・基準の1億倍の540万ベクレル。
1立法センチメートル当たり・基準の750万倍の30万ベクレル。


昨日の記事で、シーベルト換算ツールを使って計算したときに微妙に、
「計算あわなくないか・・・」とか思っていたんですが。

750倍で30万ベクレルなら、540万ベクレルはその18倍なので、1億3500万倍ですね。
さらに突っ込むと、基本的にベクレルは1㎏あたりで求められます。
昨日の報道では、1立法センチメートル当たりだったのにも注意が必要です。
国は要所要所で誤魔化してきますね。。

ちなみにキロ換算すると、1000倍なので、54億ベクレルになります。
どれほどの汚染水だったのかが分かりますね。。
本当に止まってよかった・・・

そして気にしていたセシウムの情報です。
テレビ・ニュースでは一切言っていませんが、調べてきました。
東京電力のリリース情報に載っていたので、以下、リンク先を掲載します。
(若干分かりづらいので注意)

 ・2号機ケーブルピットおよびスクリーン海水核種分析結果

キロ単位で換算して、4月2日時点で・・・

セシウム134(半減期・2年) ⇒ 18億ベクレル
セシウム137(半減期・30年) ⇒ 18億ベクレル


終わった・・・・・・orz
そりゃ放送しないよ。。祥だって、これ記事にするか迷ったもん。。。

4月2日の時点でこれです。
この濃度が変わらず、4月6日時点の朝まで放出されていたとしたら、、かなりの量ですね。。

唯一の救いは今現在は放出されていないこと。
正直、数か月は垂れ流すかと思いましたが、この時点で止まったのは有り難いです。
(新聞紙やおがくずを使用していた時は、ダメかと思いました。。)

海に広まる事で、どれほど希釈されるのかに期待するしかありません、、
もっとも希釈されるというのは、イコール広範囲に広がるということでもありますが。。。

※セシウム137とは・・・

セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってガンマ線を放射し、
体内被曝の原因となるため大変危険である。
セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれる。
なお、ヨウ素剤を服用してもセシウム137の体内被曝を防ぐことはできない。
とあります。

また、3月25日に50000ベクレルの汚染水が漏れ出た際、は以下の通り発表がされていました。

文部科学省
 福島第一原発沿岸
 20km圏内海洋域 測定

 ・3月25日放水口南330m地点 
  50,000Bq/リットル

 ・3月26日 海洋沿岸南10km地点 
  3,800Bq/リットル

 ・3月28日 海洋沿岸南16km地点 
  2,400Bq/リットル

 330m地点→16km地点
 約20分の1にしか希釈されていないことが判明。沿岸に沿って、高濃度の放射性物質が流れている。

 (東京海洋大学 海洋環境学)


勿論、海流・流れ出た量によって、上記の値は大きく変動してくると予想されます。

また、現時点で東京電力のプレスリリース情報では、近隣の海の値に大きな変動は無いということですが、、、
正直、ちょっと信じられないので、しばらくの間は注意する事が必要になると思われます。

関東・東北の方は、念の為、しばらくの間、魚はなるべく控えた方がよいと思います。
本当はもっと書きたい事があるのですが、長くなるので次回に回します。

暫定基準値への対応について

以前の記事でも説明していますが、今の日本の放射能の基準値は3月17日に大幅に引き上げられたものです。

これを超えるものが出てきている為、出荷制限がかかっている野菜があります。
その為、暫定基準値を今の2倍にしちゃおう。そうすれば出荷できる。やったね。みたいな話が出ています。

いやいやいや、頼むからやめてください。
暫定基準値を下回れば、国から安全と言われているわけですから、堂々と出荷できます。
勿論、この現状では産地次第で相当買いたたかれると思いますが、そうした食品が加工食品の中に入ってしまえば、絶対に分かりません。

カップ麺・コンビニ弁当・レストラン・・・
こうした場所に、今後使用されてくる可能性が無いとは言えないのです。

政府はこうした食べ物の内部被曝についての詳細は一切口を閉ざしています。
大丈夫と繰り返すばかりで、癌の発生率が数パーセント上がるぐらいで見分けることはできない、と。

では、本当に大丈夫なのか。
こうした状況と同じ状況が、実は起こったケースがあります。
言わずと知れた、チェルノブイリ原発事故です。

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染


5分ぐらいのところから抜粋します。

「住民は放射能が降り積もった大地から、直接放射線を浴びています。さらに、汚染された空気や水、食べ物が体内に入ることにより、身体の中からも被曝しています。住民はこの10年間、二つの被曝を同時に受け続けてきたのです。
チェルノブイリの放射能の人体への影響はどのように考えられてきたのか。これは事故から5年後のIAEAがまとめた報告書です。当時の住民の健康状態を調査した結果、放射能が直接に影響したと考えられる健康被害は認められない、と結論づけています。
そして、今後起こりうる住民の健康被害については、癌・遺伝的障害があったとしても、それは自然の増加と見分けることは困難だろう、と予測しています。
しかしIAEAの予測に反し、その後、深刻な事態が次々と起こり始めました。
異変はまず子どもたちに起きました。この少女は小児甲状腺癌の治療を受けています。
本来100万人に1人か2人しかかからないといわれている甲状腺癌が子どもたちを中心に急速に広がり始めたのです」


この動画は前にも載せましたが、チェルノブイリ事故10年後のドキュメンタリー映像です。
土壌汚染が拡大している現在、こうした動画を見ておくことは自衛につながると思うので、お勧めです。

また、政府は信じられなくてもIAEAは信じられる、という方がいます。
しかし、上述の通り、IAEAはチェルノブイリの際、楽観的な予測を出したことで有名な原発促進団体であることには注意が必要でしょう。

そんな中、政府は基準値を引き上げないことを発表しました。

 ・放射線許容量 厚労省、食品の暫定基準維持を決定

珍しく良いニュースなんですが、その裏ではこんな決定も下しています。

 ・厚生労働省が水道水の摂取制限・解除の基準を発表、直近3日分の平均で

3日平均集計でOKって意味が分かりません。。なんでこんな緩めかたをするのか。
これにより、降雨による大量降下で、ある日数字が上がっても、3日平均集計で問題がなければ「飲める水」ということになります。
つまり、1日基準値を大幅に上回っても、公表すらされなくなる可能性が出てきました。
しかも、検査は1週間に1度が目途、ということなので、やろうとすれば3週間はごまかせます。

 1日目…10ベクレル
 2日目…10ベクレル
 3日目…850ベクレル

 平均すると300未満なので安全な水道水です。


こうした事態が起きる可能性があります。
(さすがにここまで強烈なのは発表してくれる、と信じたいですが、、、)

また、下記のようなニュースもあり、ネット上では議論をよんでいます。

 ・福島県産牛肉 再検査は不検出

牛肉も放射能汚染が観測されていた問題で、厚生労働省がある検査機関に調査を再依頼しました。
そうしたところ、放射能汚染は一切確認されませんでした。

非常に疑問が湧く事件です。
・・・どこの調査機関に依頼したのでしょう。
基準値を超えていたのから一転して、一切確認されない??
現状の政府の対応から考えて、とても信じられないのは祥だけでしょうか。。


最後に、別のチェルノブイリ事故の動画から。



一部抜粋します。

・チェルノブイリに隣接した地域から取れる作物は今後数十年間汚染されたままでしょう。ベラルーシには甲状腺ガンに侵された子どもが驚くほどたくさんいます。事故から10年以上もの間、放射線に汚染された食べ物を摂り続けているせいで、住民の免疫力は著しく低下しています。さまざまな感染症に対し、とても弱い状態になっているんです。私はそれを核によるエイズと呼んでいます。

・「魚は調べたんですか?」
父「他の人に食べてもいいと言われましたけど…」
子どもは1キロあたり37ベクレル以上の放射能を含んだものを食べてはいけません。
これは70ベクレルもありますよ。あなたは釣りを?」
父「はい。趣味で」
「なるほど、それで合点がいきました。とにかく子どもに与えてはダメです」
父「子どもたちはそんなにたくさん食べてませんよ。ただ私が食べていると、ねだるのでちょっと味見させているだけです」


ちなみに日本では、静岡県産の小松菜が648ベクレルを算出。
シンガポールから輸入拒否されました。シンガポールでは100ベクレル以上は制限しています。