ドラゴンクエスト日記 -99ページ目

062.竜王の城 地下7F---竜王の間  on ドラゴンクエスト I

竜王の城を歩き回り、ついに最下層と思われる地下七階に到着した。
地下の六階までは土床と石壁でできたかび臭い迷宮だったのだが、この地下七階はきれいに整備されている。



まるで何かに導かれるようにその最奥へとひたすら進み、最後の曲がり角を抜けた。
その渡り廊下の遠い先に、きわめて豪奢な玉座が設置されているのが遠目からでも確認できる。



地上一階にも同じように豪奢な玉座があったが、そこに竜王はいなかった。
だとすれば、今竜王がいる場所は唯一つ。
僕が目にしているあの玉座に座り、人の世を滅ぼす計画を練っているに違いないのだ。



不意に、全身が小刻みに震えだすのがわかり、そんな自分に僕はとても驚いた。
ここまできて、僕は竜王と対峙するすることに怯えているとでもいうのだろうか。
だが自分の意思とは関係なく、体の震えは止まらない。



まるで、初めてスライムと戦闘したときのように、膝がガクガクと震えている。
こんな状態のまま竜王の前に出て行っても、成す術なくなぎ倒されるだけだろう。
これまでにたくさんの人に協力してもらい、無数のモンスターたちの亡骸を超え、僕はここまでやってきた。



ただ、竜王を倒さんがために。
そうであるにもかかわらず、僕の足は一向に前へ進もうとしなかった。


・・・ちくしょう。僕はロトの末裔だぞ。
その僕が、いまさら何を怖気ついていると言うんだ。



僕は道具袋に手を入れ、震える指でロトの印を取り出した。
淡く光るロトの紋章を見ていると、静かな海のさざなみのように、落ち着きが押し寄せてくるのが分かった。



そしてロトの印を握り締めると、僕の全身に勇気がみなぎってきた!
そうだ。僕はかつて大魔王を倒した勇者ロトの血を引く者なんだ。
僕の背中には、アレフガルドに住むすべての人たちの未来が乗っているんだ。



僕が負ければ、それらの人たちはもちろん、ローラ姫も再び魔の手に落ちてしまうことだろう。
そんなことを断じて許していいはずがない!



その気概に答えてくれたかのように、ロトの剣とロトの鎧が淡く光ったように感じた。
僕は少し微笑み、ロトの印を道具袋にしまいながら心の中でご先祖様に礼を言った。
ここまでやって来れたのは、まさしくご先祖様のおかげだ。



その恩に報いるためにも、かつてご先祖様が築いた平和を取り戻すためにも、がたがた震えている暇なんかないんだ。



気がつくと、体の震えはもう止まっていた。
そういえば、最初のスライムを倒したときも気がついたら体の震えは止まっていたな。



今は昔となった思い出を振り返り、僕はロトの剣を鞘から抜き放った。
さあ、行こう。

最終決戦だ!


===今日のリューン===
レベル  20
HP    138
MP    95
お金   12806
経験地 29087

道具   やくそう×4、かぎ×5、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし、ほのおのつるぎ、キメラのつばさ
武器   ロトのつるぎ
鎧    ロトのよろい
盾    みかがみのたて
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