ドラゴンクエスト日記 -100ページ目

061.竜王の城 地下2F---ロトの剣  on ドラゴンクエスト I

竜王の城の地下はとんでもなく広い迷宮になっていた。これまでに潜った中でもダントツの複雑さだ。
行き止まりや無限回廊、そして次々に現れる最強レベルのモンスター。



こんなモンスターたちを束ねている竜王に、僕は本当に勝つことが出来るのだろうか。
おそらくこの迷宮でも最強に違いない、ダースドラゴンの火の息を堪えながらそう思う。
ロトの鎧が僕の体力を回復してくれていなければ、とても満足には進むことができなかっただろう。



鋭い爪を振り回すダースドラゴンに二度、三度と切りつけ、太い尻尾をかいくぐってデカイおなかに深々と炎の剣をつきたてる。
もう一度火の息を吐いてきたダースドラゴンだが、それが最後の力だったのだろう。



僕が剣を引き抜くと、そのまま地に倒れ込み二度と立ち上がることはなかった。
先ほどから、なんどこのぎりぎりの戦いを繰り返していることだろう。
炎の剣は確かに強力ではあったが、もしかしたらこの剣で竜王に立ち向かうのは間違いなのかもしれない。



ロトの剣を手にしてから、ここに来るべきだったのかもしれない。
しかし今さらそんなことを言ってももう遅い。
このまま行くしかないんだ。



竜王の姿を求め、迷宮をくまなく歩き回る。
そして地下の四階から三階に向かう階段を昇ると、そこは四本のかがり火に照らされた、小さな部屋になっていた。



竜王の根城となる地下迷宮にあるにも関わらず、その部屋にはどこか神聖な雰囲気が漂っていた。
そう・・・あえて言うならば、リムルダールの南にあった聖なるほこらにも似た空気だ。



どうしてこんなところで・・・。



この小部屋にはさらに上へ向かう階段があり、それ以外には何もない。
もしかしたら、この先にいるのかもしれない。



竜王が。



右手に持った炎の剣に目を向ける。
この手に持っているのがロトの剣であったなら、どれほど心強かったことだろう。
だが、その剣は僕の手元にない。



幾たびもの戦闘を繰り返し、すっかり手になじんだ炎の剣を構えなおす。
ここまで来れたんだ。
あともう少し、がんばろうじゃないか。



大きく息を吐き、一歩ずつ確かめるように階段を昇る。
階段を昇りきって地下二階に出ると、そこに竜王が待ち構えていると思っていたのだがその姿はなく、かわりに一つの古ぼけた宝箱が置かれてあった。



とても古い、しかしどこか風格すら漂うその宝箱。
竜王の城にある宝箱だからして、そうとうな値打ち品が入っているに違いない。
胸をときめかせながらゆっくりとその宝箱を開く。



その瞬間、確かに僕は宝箱の中身が一瞬光を放ったように思えた。
目の錯覚だったのかもしれないが、僕にはそう見えたのだ。
そしてその宝箱に入っていたのは・・・なんとなんと、ロトの剣だったのだ!



剣の柄に埋め込まれたロトの紋章が、淡い光を放っている。
かつてご先祖様が、勇者ロトが携えていたというロトの剣。
大魔王ですら打ち倒したその剣を、ついに手にする日がやってきたのだ。



ロトの剣とロトの鎧。



この地上に存在する最強の剣と鎧を、僕は手に入れることが出来たのだ。
ロトの剣を素振りしてみると、その大きさに比べて信じられないほど軽いその剣は、今までに手にしたどんな剣よりも手になじんでいた。



もう準備は万全だ。
あとはもう、竜王を探し出して倒すだけだ。


どうしてロトの剣が竜王の城で大切に保管されていたのかはわからない。

もしかすると、竜王ですらこの剣を破壊することは出来なかったのかもしれない。だからここにこうして保管するしか出来なかったのかもしれない。



まぁ、そんな経緯はどうだっていい。
竜王が倒れるか、人類の歴史が終わるか。
僕がその鍵を握っているだなんてまだ信じられないけれど、あとやるべきことはたった一つだけだ。


===今日のリューン===
レベル 19
HP    101
MP    111
お金   9320
経験地 25538

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし、ほのおのつるぎ
武器   ロトのつるぎ
鎧    ロトのよろい
盾    みかがみのたて
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