ドラゴンクエスト日記 -101ページ目

060.竜王の城 1F---竜王の玉座  on ドラゴンクエスト I

ついに・・・ついにここまでたどり着いた。
海を挟んだその先に、ラダトーム城がそびえ立っているのがよく見える。
初めてラダトーム城を出立したとき、対岸に見える不気味な城がとても恐ろしく感じたものだ。



そしてそれから長い月日が流れ、僕は対岸に見えていたその城の城門にたどり着いた。
僕はついに、竜王の城へとたどり着いたのだ。



ここまで来たらやることは一つだけだ。
そして、この世界に平和を取り戻す。
僕がしくじれば、この世界に・・・人間の世界に未来はないのだから。



まるで人気のない、開け放たれたままの城門を潜り抜ける。
ここまで人間が入ってくるとは思っていなかったのだろう。
その油断が命取りだ、竜王。



とはいえ竜王軍の中枢だけあって、城内にはドラゴンやキラーリカントといった強敵が数多く徘徊している。
竜王との決戦も視野にいれ、なるべく体力を温存しながら先に進まないといけないな。



僕は慎重に、油断なく薄暗い城内をゆっくりと進む。
焦りは禁物だ。
僕が侵入したことはまだ気づかれていないと思う。



この隙に行けるところまで行っておきたいところだ。
そして城内の一番奥まで進むと、ラダトーム王の座っていた玉座の数倍はあろうかという豪奢な玉座が見えてきた。



心臓がどきんと跳ね上がる。
あれこそが竜王の玉座に違いない。



・・・いよいよ、竜王との決戦のときがやってきたのだ。
武者震いする体を鎮め、一歩一歩その玉座へと近づいていく。



だがしかし、意を決してその前までたどり着いたというのに、どうやら竜王自体はどこかに出かけているようでその玉座は空になっていた。
拍子抜けしながら、王の間を見回し、確かに誰も隠れたりしていないことを確認した。



僕はびっしょりと手に汗をかいていたことに気がつき、少し苦笑いした。
こんな状態でもし竜王と戦っていたとしたら、体が硬くなりすぎてあっという間になぎ倒されていただろう。



手の汗をぬぐい、大きく深呼吸する。
なんどか深呼吸を繰り返し、肩の力をできるかぎり抜いた。どこから竜王が襲ってきたとしても対応できるよう、硬くならないようにする必要があったからだ。



それにしても、竜王はいったいどこに行ったのだろうか。
座っていた形跡でも残っていないかと、玉座に近づいて調べてみると、なんだか玉座の後ろから風が吹いてくるのを感じた。



石壁で閉ざされたこの王の間には窓がなく、外から風が吹いてくるはずがない。
いったいこの風はどこから流れてきているのだろうか?



慎重に玉座の裏側に回ってみると、なんとそこに巧妙に隠された地下へと下りる階段を発見した。
ごくり、と唾を飲み込む。



暗闇へと続く階段の入り口が、舌なめずりをする巨大なモンスターの口に見えてしまったからだ。
階段の入り口に近づくと、冷たい風が吹き上がってくるのを感じる。



この先に竜王がいるのだろうか。
いるにしてもいないにしても、僕には選択肢など残っていない。


行くだけだ。



そして僕は階段を下っていった。


===今日のリューン===
レベル 18
HP    117
MP    115
お金   5711
経験地 22603

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし
武器   ほのおのつるぎ
鎧    ロトのよろい
盾    みかがみのたて
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