ドラゴンクエスト日記 -155ページ目

006.ラダトーム城 近辺---決戦! スライム!!  on ドラゴンクエスト I

一匹目のスライムを倒したことで、機嫌よくその後も戦闘を続けていた。


草原を吹き抜ける涼しい風が、額ににじむ汗を心地よく冷やしてくれる。
ドラキーの体当たりを紙一重でかわし、迎撃のこんぼうを振り下ろして昇天させた。



しかしなんとか勝つには勝ったが、これまでの戦闘で相当にダメージが蓄積されてしまった。
調子に乗って少し町から離れすぎてしまったようだ。


残りの体力は限りなくゼロに近く、あと数回攻撃を食らえばそこで僕の人生は終わってしまうかもしれない。
その前になんとかラダトームの町まで帰りつき、宿屋で体力を回復させなければ。



しかしその焦りが敵を呼び寄せたのか、あと一歩のところで黄色いスライムが現れた。
・・・いや、違う。ただのスライムだ。
ダメージがあまりに大きいため、あたりが黄色くちかちかして見えるのだ。



これ以上一撃でももらえば、それが致命傷にもなりかねない。


先手必勝とばかりにこんぼうを振りかざすが、目に入った血のせいで遠近感が取れず、まるで見当はずれのミスをしてしまった。
ヤ、ヤバイ(;;´Д`)=3=3



・・・死ぬ?



そう思った瞬間、背筋に冷たい氷を押し付けられたような悪寒が走る。
あいも変わらずにこやかな笑顔で僕を見ている、水色の軟体モンスター。


その呼吸音がいやに近く聞こえたと思ったとき、傷が深いこともあって動きが鈍い僕は、スライムの体当たりをまともに食らってしまった。



も、もうだめだ。目が開けていられない。同じ攻撃をもう一度食らえば、今まで僕が倒してきたスライムたちと同様、僕もこのアレフガルドの大地の土に戻ることになるのだろう・・・。





そ、そんなのいやだぁ!!





朦朧とする意識の中、慎重に狙いを定めた僕の攻撃はなんとか命中したが、倒すにはまだ至らない。
しかしスライムもいまの一撃で瀕死のダメージを受けたようで、頭頂部が大きく陥没している。



そんなスライムの助走もろくにない体当たりの攻撃を、なんとか倒れずに受け止めることができた。
このまま倒れこんでしまったら、もう二度と起き上がることはできないだろう。



で、でも・・・僕ももう限界だ。
いまこうして立っていられるのが不思議なほど、体力を消耗している。
あと一度、こんぼうを振り上げることができればいいのだが。



僕もスライムも、息を大きく乱して相手の出方を見守る。そういうと聞こえがいいけど、実際のところ疲労と激痛の極地で足が動かないというのが実際のところだった。
しかし、このままでは互いに共倒れる暗い未来しか待っていない。



僕は歯を食いしばり、信じられないほど重く感じられるこんぼうをスライムの頭上に振り上げ、ほとんどその重みだけで振り下ろす。
その動きを目で追うだけで、すでに身動き一つできなくなっていたスライムの頭頂部にこんぼうをめり込ませ、なんとか撃破に成功した。



笑ったままこと切れているスライムを見下ろし、僕は息も絶え絶えにその場にしゃがみこむ。
まったく、、、伝説の勇者ロトの末裔が、スライムごときとこんなに死闘を繰り広げてどうするんだ。
_| ̄|○ ハァハァハァ...



しかし、今の戦闘でわずかながらも経験をつみ、若干なりともレベルが向上した気がする。
今はまだスライムと同レベルの戦闘力しかない僕だけど、歩みを止めることさえしなければ、いつかきっと。



そうさ、いつかきっと。


===今日のリューン===
レベル 2
HP   3
MP   0
お金  78
経験地 19

道具  やくそう×3、たいまつ
武器  こんぼう
鎧    なし
盾    なし
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