ドラゴンクエスト日記 -113ページ目

048.ラダトーム城---ローラ姫の帰還  on ドラゴンクエスト I

そしてついに長い間離れ離れになっていた父と娘の対面するときがやってきた。
僕は姫を抱いたまま、ゆっくりと王様の前へと歩み出る。
ヒゲに覆われた王様の顔はよくわからないが、とても興奮した声で口を開いた。



「おおリューン! よくぞ姫を助け出してくれた! 心から礼を言うぞ! さあローラ。わしの隣へ」
長い間空席となっていた王女のイスを指差し、そこに座るようローラ姫を促す。



まだ抱きかかえたままだったローラ姫を地に降ろしたのだが、どうしたのかそこから動こうとしない。
王様がじれったそうにしているのがわかったが、ローラ姫はそれを制して口を開いた。



「待ってくださいませ。ローラは、リューン様に贈り物をしとうございます」
ん? 贈り物? 何をくれるんだろう。



それに続くローラ姫の言葉は、まだ僕の耳にはっきりと焼き付いている。
信じられるだろうか?
一国の王女が、僕にそんなことを言ってくれるだなんて。



「リューン様を愛する私の心・・・。どうぞ受け取ってくださいまし。たとえ離れていても、私の心はいつもあなたと共にありますわ。では、リューン様・・・」


キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!



ぼ、ぼ、ぼ、僕を愛するですってぇぇえっ!?
そう言うと真っ赤な顔でうつむき、懐から取り出した小さなアイテムを僕にそっと手渡すと、そのまま王女のイスへと向かって再び腰をおろした。



まだ顔はうつむいたままで、さっきよりもまだ赤くなっている。
えへへ。可愛いなぁ。
ウイヤツヨノォ (*゚Д゚)  (///・_・//)テレッ



そんなことを思いながら一人興奮していると、凍てつく波動のような冷たい視線を感じたのでそちらに顔を向ける。

すると、これまでに見たどんなモンスターよりも恐ろしい表情で僕を見つめるラダトーム王がいた。


ど、どうしたんですか。お義父さん。。。
トウサントヨブナァ!( `盆´)  Σ(゚Д゚;|||)ヒエェ!!



長い間行方不明になっていた娘がやっと帰ってきたと思ったら、いきなり自分の目の前でその娘が他の男に愛の告白なんてしたら、そりゃ嫌だよなぁ。

ああっ。お気持ちはわかるので、そんなに凍てつく波動を僕に放たないで。。。



ラダトーム王もローラ姫も普通の状態じゃなくなってしまったので、ちょっとほとぼりが冷めるまで大臣と話をすることにした。
「おお、リューン! すばらしき勇者よ! この世界に光が戻るのも、夢ではなくなったのですな!」



そんなに手放しで喜ばれると、逆に照れちゃうなぁ。
何を言っても褒めてくれるばっかりで、ずっと話をしていたら調子に乗ってしまいそうだ。
でも、まだ竜王を倒したわけじゃない。まだまだ僕の旅はこれからが本番だ。



つい緩んでしまいそうになる表情をきりりと引き締め、落ち着きを取り戻した王様に挨拶をして王の間を出ることにした。
「今日と言う日を、わしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」



先ほどまでの取り乱した態度はどこへやら。
いつもように威厳に満ちた声で、僕に最大限の賛辞と感謝の意を表してくれた。
そんな王に向かって一礼し、それ以上何も言わず王の前を離れる。



そしてローラ姫の前まで来ると、僕が口を開く前にローラ姫が小さな声でささやいた。
「リューン様・・・。ローラはあなたをお慕いしています・・・」



それだけを言うと、またポッと頬を赤らめて顔を下に向ける。
なんとなくまた王様の視線が気になったので、僕は何も言わずにそのまま王の間を離れることにした。



さぁ、行こう。
そして竜王を倒し、またここへ戻ってくるのだ。
そうすれば、ローラ姫とまたゆっくり話をすることができるかもしれない。



そのためにも、必ず生きてここへ戻ってくるのだ。


===今日のリューン===
レベル 13
HP    39
MP    51
お金   14822
経験地 6697

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、ようせいのふえ、おうじょのあい
武器   はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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