ドラゴンクエスト日記 -111ページ目

050.ドムドーラの町 南部---メタルスライム  on ドラゴンクエスト I

もう何度目になるかよくわからないが、僕はまたまたドムドーラ地方までやってきた。
今回の目的地は、ここからさらに南東に進んだ先にあるメルキドの町だ。



当然僕にとって未踏の地であり、知らない場所を歩くのはとても気が疲れてしまう。
ちゃんと目的地までたどり着けるかどうか、この辺りにはどんなモンスターが出現するのかなどなど、そんなことをぐるぐる考えてしまうのでどうしても普段より早く疲れてしまうのだ。



人里を遠く離れたこんな場所だと特に消耗が早いので、知らない土地を歩くときはいつもに増して休憩を多めにとることにしている。
今がちょうどその休憩中で、いい感じの高さに張り出した木の根株に腰掛け、ぬるくなった水筒の水を飲む。



この水も残りが随分少なくなってきた。
最近はあまり雨が降っていないので、このままずるずるとメルキドの町への到着が遅れると、近いうちに飲み水に困ってしまいそうだ。



まぁ、その時はルーラでラダトーム城まで戻ればいいわけだけど、それだといつまでたってもメルキドにはたどり着けないからなぁ。



なんとかがんばらないとな。
そう思って一息ついていると、目前の草むらから急にがさがさと音が聞こえてきた。
すわ! モンスターか!?



命の次に大事な水が入った水筒を道具袋にしまい、鋼鉄の剣を抜刀して音がしたほうに向けて構えを取る。
まだ敵の姿は見えないが、近くにいることだけは間違いないようだ。



そしてモンスターの小さな影が飛び出してきた。
ス、スライム?
こんなところでまたスライムが出てきたのか?



アレフガルドでは、スライムが生息しているのはラダトーム地方だけのはずだ。
そのスライムにこんな場所で出くわすとは思いもしていなかったのだが、その謎はすぐに解けた。
現れたのはただのスライムではなく、銀色に鈍く輝くメタルスライムだったのだ。
コレガウワサノ... ( ゚Д゚)  (*´∀`* ) メタメタ



金属でできたその体はとても固くて滑りやすく、普通の攻撃ではほとんどダメージを与えることができない。
そして金属質のボディでできているのが信じられないほどのすばやさを兼ね備えており、さらにはギラの魔法まで唱えると言う、スライム族の最上位種だ。



遭遇すること自体が稀なレアモンスターだが、警戒心が強くとても臆病なので、戦闘になったとしてもほとんどの場合はすぐに逃げだすことが多い。そのため実際に戦ったことのある冒険者はごくわずかだと言う話だ。



そのメタルスライムが、鈍く輝く笑顔を僕に向けてたたずんでいる。
どうやら逃げる気はなさそうなので、手合わせをお願いすることにした。
呼吸を整え、ぎゅっと剣の柄を握り締めたとき、メタルスライムがまさに目にも止まらぬ速さで体当たりしてきた。



あっと気がついたときには銀色の影が僕の足元まで飛び込み、むこうずねに金属質の衝撃が伝わってきた。
ほ、本当に早いぞ。



一瞬、右足を持っていかれたかと肝を冷やす。
しかし攻撃力は普通のスライム程度しかないようで、鋼鉄の鎧に少しだけ傷をつけるのが精一杯だったようだ。



安心ついでに一撃をお返ししようとしたのだが・・・休むことなくちょこまかと動き回っているので全然狙いが定まらない・・・。
チョコン ( *´∀`*)≡  ヽ(゚Д゚;≡;゚д゚)ノ  ≡(*´∀`* ) マカン



・・・こういうときは目で見ようとせず、心の目で見るのだ。
目で追おうとするから余計な雑念が入ってしまうので、いっそのこと目を閉じてしまえばその動きを見極められるかもしれない。



僕を惑わすようにまだちょこまかと動き回っているメタルスライムを無視し、僕はゆっくりと目を閉じる。
そして集中した。



心眼だ。
今こそ心の目を開眼するのだ!
(-д-) ココロノメデミロ...



目を閉ざし、風の声を聞き、土の声に耳を傾ける。
目を閉じているにもかかわらず、徐々に視界が開けてくる(気がする)。
そして真の暗闇の中、ちかりと明滅する何かが見えた(気がした)!



そこだっ!
ほとんど無意識に剣を繰り出し、がつん! とすさまじい衝撃が剣に伝わってきた。



こりゃぁ、もらったでしょう。
僕は得々と目を開け・・・そして、深々と木の幹に切り込まれた鋼鉄の剣をそこに確認した。



・・・まぁ、そんな簡単に心眼なんかが体得できるわけもないよね。
('A`) ウスウスワカッテタケドネ



戦闘中に目を閉じるだなんていう命知らずなことをした僕に呆れたのかなんなのか、メタルスライムはその間にとっととどこかへ逃げ去っていたようだ。
もし相手がメタルスライムじゃなくてキラーリカントかなにかなら、今ごろ僕は一瞬で喉笛を引き裂かれ、大地の栄養になっていたに違いない。



アホなことはするもんじゃないと一つまたおりこうさんになった僕は、剣を鞘にしまうと再びメルキドへの旅路を急ぐのだった。
ファイォー (;´Д`)ノ


===今日のリューン===
レベル 13
HP    77
MP    68
お金   14918
経験地 6749

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、ようせいのふえ、おうじょのあい
武器   はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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