ドラゴンクエスト日記 -109ページ目

052.メルキドの町 城壁---ゴーレム  on ドラゴンクエスト I

長い旅の末、最果ての町であるメルキドにようやくたどり着いた。
ここに来るまで、キラーリカントや死霊の騎士といった強敵たちと幾度となく戦い、体力もだいぶすり減らしてしまった。



一刻も早く宿屋なりで一休みしたいのだが、メルキドの町は城壁で囲まれているため入り口が限られている。
そしてその城壁の正門にあたる場所に・・・いやになるぐらい巨大なモンスターが仁王立ちしているのが遠目でも確認できた。



これまでに様々なところであのモンスターの話は聞いている。
とんでもなく強いらしいが、僕はその弱点も知っているのだ。
今さら恐れることはない。



道具袋の中をまさぐり、あるアイテムを一つ取り出した。
それをしっかりと右手で掴み、僕はゆっくりとメルキドの街の城壁へと近づいていく。



そんな僕の姿を・・・侵入者の姿を発見したのだろう。
彫像のように仁王立ちしていたそのモンスター、ゴーレムが突如動き出し、地響きを立てて僕に向かって突進してきた!
Σ(|||;゚Д゚) ウヒャア!   マ"ー [▽_▽ ]≡≡



怖ええぇっ!!



あんなのに踏まれたら一貫の終わりだ。。。
ゴーレムの射程範囲に入る前に、僕は右手に持っていたアイテム、妖精の笛を高らかに吹き鳴らした。



甲高い旋律が、緊迫した戦場に場違いのように響き渡る。
その旋律が大空で渦を巻くと、ピタリとゴーレムの進軍が止まった。
そして黄色く輝いていたゴーレムの両眼が静かに閉じられ、大きな岩が崩れ落ちるようにがっくりとその場にひざまずいて深い眠りに落ちてしまった。



ゴーレムが妖精の笛の音色に弱いという噂は本当だったのだ。僕はほっと一息ついて、眠りについたゴーレムの脇を通ってメルキドの町へ入ろうとした。
・・・入ろうとしたのだが・・・、ゴーレムは眠りについたあとでも町に入るものを守ろうとしているのだろうか。



ひざまずいたまま眠るゴーレムは完全に城壁の入り口を塞ぎきっており、どうがんばっても町の中に入れそうにない。
ゴーレムをよじ登ればいけないこともなさそうだが、ゴーレムの頭の上でロッククライミングをしているときに目を覚まされたら、笛を吹くまもなく握りつぶされてしまうに違いない。



・・・しょうがない。
毎度ながら卑怯な気もするけど、眠っている間に止めをささせてもらおう。
頭を砕いてしまえば、さすがのゴーレムもどうしようもないだろう。



そこからは単純な力作業だった。


まるで剣術の練習をしているかのように、一心不乱にゴーレムの頭を切りつけ、目を覚ましたら笛を吹いてまた眠らせる。
それを何度か繰り返し、ついにゴーレムの頭部を木っ端微塵に打ち砕いた。



全身の筋肉がキリキリと痛み、汗と埃まみれになってしまった。
結局ゴーレムは一度も僕に攻撃することなく、永久の眠りへと旅立っていった。
おかげで僕にとってはずいぶんいいトレーニングになってしまった。
このやるせない罪悪感さえなければ。。。



もはや二度と動くことの無いゴーレムを乗り越え、ようやくメルキドの町へとたどり着いた。
あぁ、遠かった。


===今日のリューン===
レベル 16
HP    61
MP    23
お金   17636
経験地 13909

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、ようせいのふえ、おうじょのあい
武器   はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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