ドラゴンクエスト日記 -107ページ目

054.メルキドの町 南東---ロトの印  on ドラゴンクエスト I

メルキドの町を出ると、僕はすぐに王女の愛を取り出した。
別にローラ姫の声を聞きたいとかそういうことじゃなく、今僕がラダトーム城からどれぐらい離れた場所にいるかを確認したかったのだ。



王女の愛を軽く振り、またあの雑音が聞こえた後でローラ姫の声が聞こえてきた。
簡単な挨拶を交わすと、すぐに本題に移る。
「ラダトームのお城は、北に114 西に58の方向です」



神殿のじいさんが言っていた場所は、ラダトームの城まで北に140 西に80離れた場所だった。
ローラ姫が教えてくれた現在地よりも、さらに南東に下る必要があるということだな。



ローラ姫に礼を言って通信を切り、メルキドの町から南下を始める。
しかしすぐに大きな岩山にぶち当たり、そこから先には進めなくなってしまった。



目的の場所は、この岩山を越えた向こう側にあるようだ。
山の頂上は雲の上に霞んでおり、踏破するのは難しそうだ。岩山の周囲をぐるりと大回りするしかないだろう。



ため息をつきながら回り道をすることにしたのだが、この巨大な岩山は遠く離れた場所からでも見ることが出来たので、それを目標として野を超え海を渡り、ぐるりと迂回することが出来た。
そしてようやくメルキドの町から見て岩山の反対側に出ることができたのだが・・・。



その先に広がっていたのは、見渡す限りどこまでも続いている毒の沼地だった。
まだ足を踏み入れていないにもかかわらず、猛烈な腐臭が風に乗って僕を押し包み、なんともいえない脱力感で満たされていく。



足を踏み入れたくないこと山の如しだが、何かがこの先に待っているらしいので、僕には進むしか選択肢がなかった。
せいぜい息を吸い込み、転ばないよう慎重に足を進める。



しかし、こういうときに限ってモンスターが現れるんだな。
大空を舞うように羽ばたきながら、忌々しいスターキメラが姿を現した。
息を止めたまま戦うことなど出来ないので、やむなく瘴気ごと酸素をたっぷりと吸い込む。



肺がしくしく痛むが、そうも言っていられない。
猛スピードで空を飛び回りながら火の息を吐いてくる、キメラ族の最上位種であるスターキメラ。
なかなか思うように攻撃を当てられず、じりじりしながら剣を振り回す。



みかがみの盾は炎の攻撃を弱める効果があり、スターキメラの吐く火の息をだいぶ防ぐことができたのがありがたかった。
高かったけど、いい買い物したと改めて実感。



火の息ばかり吐くのもさすがに疲れるのか、時折急降下してきては鋭いくちばしで直接僕に体当たりしてくる。
その隙を逃さずに着実にダメージを与え、なんとか撃退することに成功した。



なんとか勝ったけど、毒の沼地での戦闘は辛いなぁ。
早く用事を済ませて、とっとと退散しよう。



そして何度かローラ姫に今の居場所を確認しつつ、ついにその場所に到達した。
毒の沼地の奥深く、ラダトームの城まで北に140 西に80を刻む場所に僕は立っていた。


そして、毒の沼地に片手を突っ込み、なにか落ちていないか探してみる。

うぅ、肺が痛い。目が痛い・・・。
(;´Д`) ハヤクココカラデタイ...



・・・ん?
指先に何か硬いものが触れ、僕はそれを拾い上げた。
腐った泥を払い落とすとすぐに神秘なる輝きを放ち始めたそのアイテムには、僕の実家でよく見た紋章が描かれていることがすぐわかった。



これは・・・これはそう、ロトの印だ。
ぎゅっと握り締めると、じんわりと勇気がわいてくる。
ロトの印が薄く輝いているのが、まさしく僕がロトの子孫だという紛れもない証だった。



そしてこれこそが、第三の神秘の品に違いない。



これまでに手に入れた、太陽の石と雨雲の杖。そしてこのロトの印。
この三つの神秘なるものをリムルダールの町の南にあった聖なるほこらに持っていけば、竜王の城へ渡るための虹の橋を架けてくれるに違いない。



首からぶら下げると、それだけで体の奥からふつふつと勇気が湧き上がってくる気がする。
もう一度握り締め、そしてなぜか来たときよりも足取り軽く、僕は毒の沼地の出口へと向かっていった。


===今日のリューン===
レベル 16
HP    41
MP    74
お金   5408
経験地 15999

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし
武器   はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    みかがみのたて
==================