ドラゴンクエスト日記 -105ページ目

056.ドムドーラの町---悪魔の騎士  on ドラゴンクエスト I

何度訪れても慣れることのできない、廃墟と化した町。ドムドーラ。
この町で暮らしていた人々がどのように殺戮されたのかは想像だにできないが、その無念さはひしひしと伝わってくる。



竜王め・・・。今に見てろよ。



この町がモンスターたちに襲われたとき、町の東で店を開いていたというゆきのふさん。
ロトの鎧の最後の持ち主といわれているその人の店を探しだすことができれば、もしかしたらロトの鎧の行方がわかるかもしれない。



町の中央通をまっすぐ東に進むと、荒れ果てた店が見えてきた。
いったいここが何の店だったのかわからないほど荒廃しきっており、わずかに残るカウンターらしきものだけがここが過去に店であったことを主張していた。



店の中や近辺をくまなく探し回ったが、ガラクタや普通の日用品ばかりで特に役立ちそうなものは残っていない。



町の東側に位置する店としては・・・ここ以外には一番南東にある店だけだな。
崩れた壁の隙間からその店が少しだけ見えているのだが・・・。
なんだか異様な雰囲気を感じるのは、ただの気のせいだろうか。



相変わらずクソ強いドラゴンや、最強の攻撃魔法であるベギラマを使いこなす大魔道など、続々と押し寄せるモンスターたちをねじ伏せながら、南東の店へと向かう。
先程の店に負けず劣らず荒廃しきったその店から、モンスターが急に飛び出してきてもいいように身構えながら恐る恐る中に入ってみるが、先ほどと同様特に何も残っていないようだ。



少し落胆しながらも、店の裏手に回ろうといったん外に出ることにした。
今のところ何も見つかっていないが、異様な雰囲気は消えることなく、さらに濃密さを増しているように感じる。
あごを流れる汗をぬぐい、剣を握りしめながら慎重に店の角を曲がると・・・!



そこには、恐ろしいほど濃密な邪気を身にまとった全身黒塗りの騎士が待ち構えていた。



その姿を見た瞬間に全身の毛穴が開き、心臓が恐ろしいスピードで鳴動を始める。
体中の全神経がこの漆黒のモンスター、悪魔の騎士がとてつもなく危険な存在であることを警告していた。



悪魔の騎士は、まるで何かを守るかのようにその場にたたずんでいる。
当然真正面に立つ僕に気がついているはずだが、飛び掛ってくると言うわけではないようだ。だからといってこのまま背中を向ければ、その瞬間に叩っ切られるだろう。



こうなれば先手必勝しかない。



相手の間合いまで一気に踏み込み、渾身の力を込めて炎の剣を突き上げる。
気合の入ったその一撃は悪魔の騎士の予想を超える打撃となったらしく、悪魔の騎士が持っていた黒い盾を弾き飛ばすことに成功した。



盾を飛ばされた悪魔の騎士はそれで戦意を喪失することなどなく、彼の武器である巨大な斧を両手で振り回しながら僕に襲い掛かってくる。
しかしながら幸いそれほどすばやい動きではなかったため、しっかりとみかがみの盾で捌ききることができた。



ここまでくれば余計なことを考えている暇はない。



剣を続けざまに繰り出し、鎧で覆われていない足の付け根に切りつけ、さらに機動力を削いでいく。
そして自分の体重を支えきれずにバランスを崩した隙をつき、最後の一撃を悪魔の騎士の喉下に叩き込んだ。



もんどりうつように仰向けに倒れた悪魔の騎士は、それでもなお、まだ何かを守ろうとしているかのように両手を広げている。
この先に何があると言うのだろうか。



僕は乱れる息を整えながら、その先に目を向けていた。


===今日のリューン===
レベル 18
HP    32
MP    35
お金   2137
経験地 21202

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし
武器   ほのおのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    みかがみのたて
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