ドラゴンクエスト日記 -104ページ目

057.ドムドーラの町---ロトの鎧  on ドラゴンクエスト I

仰向けに倒れたまま、ゆっくりと毒の沼地に沈んでいく悪魔の騎士。
ドムドーラの町を徘徊している他のモンスターと違い、彼は何らかの目的を持ってこの場所にいたようだ。



いったい何があるというのだろうか。



悪魔の騎士がいた場所を踏み越え、店の裏側に回りこもうとしたとき、庭先の光景に違和感を覚えた。
・・・なんだろう?



庭先には一本の木が植えられているのだが、その根元の地面だけがちょっと不自然に盛り上がって・・・いる?
気のせいと言えばそれまでだが、もしかしたら何か埋まっているのだろうか。



この庭は、ロトの鎧を最後に所有していたと言われているゆきのふさんの店先にある。
もし仮にこの町がモンスターたちに襲われたとき、ゆきのふさんが店番をしていたらどうするだろう。



伝説のロトの鎧を竜王配下のモンスターに発見されれば、間違いなく破壊されてしまうに違いない。そしてそれは、人類にとって決して有益なことにはならないだろう。
そう思い、この場所に埋めたんじゃないだろうか。



実は全然そんなことじゃなく、飼い猫か何かのお墓かもしれないし、ただ木の根っこがもりあがっているだけなのかもしれない。
けれど、とにかく掘ってみようか。考えるのはそのあとでもいいはずだ。



手ごろな大きさの木の枝があったので、それをスコップ代わりにして穴を掘り始める。
そういえば、妖精の笛のときもこんな風に地面を掘り起こしたっけ。
あのときから、もうずいぶん月日がたってるなぁ。



そんな思い出に浸りながら掘り進めていくと、固い感触がスコップ代わりの木の枝を通じて伝わってきた。
その部分の土を払いのけて見たとき、心臓がどくんと跳ね上がるのがわかった。
これまでに何度も見たことがある、深く美しい青。



土ぼこりにまみれていてなお、その輝きはいっさい衰えていない。
無心になって掘り進め、ついに僕は地中からそれを拾い上げた。



かつて勇者ロトが身にまとったという、伝説のロトの鎧を!



しばらくの間、ぼんやりとその鎧を見つめていた。
なんだか信じられないような気がした。
かつてご先祖様は、この鎧を着て大魔王と戦ったのだ。



その鎧が、ついにこうして僕の手元にやってきたのだ。
かるくほこりを払うだけで、傷一つないその装飾はさらに輝きを放ち始める。



どきどきしながら鋼鉄の鎧を脱ぎ、早速ロトの鎧を身に着ける。
サイズが合うかどうか心配していたのだが、まるで僕にあつらえたかのようにぴったりの寸法だ。



鉄の塊だった鋼鉄の鎧に比べると信じられないぐらいに軽いし、とても動きやすい。
それに、なんだか鎧を身に着けているだけで体中に力が沸いてくるし、実際体力も回復しているようだ。



驚くことはそれだけじゃない。
ドムドーラの町にはいたるところに毒の沼地があり、これまでは息を止めて駆け抜けてもちくちくと肺が蝕まれていた。



しかしロトの鎧の聖なる力のおかげか、毒の沼地に足を踏み入れてもまったく肺が苦しくなったりせず、いたって平地と同じように深呼吸できるようになったのだ。



すごい、すごいぞこの鎧は。



僕は嬉しくなって無意味に毒の沼地を歩き回り、体力が減るどころか回復していく感覚を心から満喫した。
まるで僕が勇者ロトになったかのようだ。



この鎧さえあれば、鉄をもきりさくという竜王のツメも受け止められるに違いない。
あとはかつてご先祖様が携えていたというロトの剣を手に入れることが出来れば、竜王を倒すことも夢ではなくなるんだけど・・・。



いったいそれがどこにあるのか、これまで話にも聞いたことがない。
だがロトの剣がなくても、この炎の剣でなんとかやりきるしかない。
これまでやってきたように、これからもやっていけばいいんだ。


===今日のリューン===
レベル  18
HP    115
MP    35
お金   2306
経験地 21307

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、おうじょのあい、ロトのしるし、はがねのよろい
武器   ほのおのつるぎ
鎧    ロトのよろい
盾    みかがみのたて
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