星降る王国のニナ 全12話 | 物語の面白さを考えるブログ

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星降る王国のニナ

 

2024年秋アニメ『星降る王国のニナ』を観ました。

 

序盤視聴ワイ「身分違いの恋愛ものか。ふむふむ」

前半視聴ワイ「ええ! 他国に嫁いで三角関係になるの?」

中盤視聴ワイ「こんなん、アズ一択やろ。セトはないわー」

後半視聴ワイ「アズとセト、どちらか一人を選ぶなんて無理!」

 

まんまと作者の術中にはまった模様。

 

巧いと唸ったのが、ニナの心理を端的に表したモノローグ。

「私を見つけたアズ。私が見つけたセト」

孤独から自分を救ってくれたアズとは、もちろん一緒にいたい。けれど、自分が孤独から救ったセトを、今さら孤独に突き戻すことはできない――。

これは葛藤しますわ。

ニナが、二人の求愛者を天秤にかけているだけの優柔不断女だったら、おそらくイライラしながら視聴していたと思いますが、こういうことを言われてしまうと、彼女と一緒に悩んでしまいます。

見事に感情移入しちゃったなあ。

 

原作者の仕事場のアシスタントさんたちが、アズ派とセト派にわかれて抗争(?)をくり広げているとか何とやら……。

こうなるのもわかる気がします。

原作が完結したとき、立っているのはどちらの派閥なのか?

というか、どういうオチにすれば、双方ともに納得するのか、見当もつきません。

結末を見届けたい気持ちを胸に秘めつつ、今はアニメ2期を待望することにします。

 

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