…という有名な歌を、
皆さま、ご存じでしょうか?
最初の書いた部分は、
1番の歌詞なんですが、
この後もいろいろすごいんです
恋愛の執念みたいなのが
「さそり座の女」に色濃く出ている。
風エレメントが強いワタクシは、
騙されたんなら、
サクッと分かれて、
別の男性見つければ~~♪
なんて思うのですがね
この歌の影響があるのか無いのか、
「蠍座の女」は執念深い…みたいな
イメージができあがっておりますが、
実際のところはどうでしょうか?
いわゆる占星術的な解釈ではなく、
「蠍座の女」に当たる女性がいるのかどうか、
神話的なアレコレを探してみようと思います。
そもそも、夜空の「蠍座」は、
暴れ回るおバカな巨人オリオンに、
女神ヘラがお怒りになり、
暗殺者として「サソリ」を送り込んだ
その「サソリ」の功績をたたえて、
「蠍座」という星座にした
…みたいな、
わりとあっさりとした神話なのです。
蠍座の恋の執念って、どこよ?
…みたいな感じよね。
強いて言うなら、
ゼウスの浮気に悩んでいた
ヘラ女神がそれに当たる?
でもさ。
ゼウスの浮気なんて、
毎度のことじゃないか
そんな浮気性なダンナを
支え続けるヘラ大女神は、
素晴らしき女神だと感じますよ。
まあ、一要素としてはありそうだけど、
なんかちょっと違う気がする。
そして、思い出して欲しい。
オリオン座は、オリオンではない!
…という、ワタクシの解説を。
オリオン座が、オリオンでないなら、
オリオンに関わる「蠍」もまた、
オリオンを暗殺した「蠍」ではない。
何か別の、重大な「神」が、
この星座には宿っているはず!!
ちなみにタロットカードでは、
蠍座は、「死神」に対応してて、
破壊と再生のシンボルになっております。
鑑定やっていて、
相談者さんに怖がられるカードですよ。
え、死んじゃうんですか?的な。
オリオン座を、
エジプト神話のオシリス神とすると、
蠍座は、オシリス神を謀殺した、
弟神セトか?って感じですが、
セト=蠍という記述は、
見つけられなかったのです。
ただ、セトは、
砂漠の神、軍隊を司る戦神、
あと「性欲を司る神」…
…だったらしい。
なるほど、ここに関連が
セトの象徴になっている動物は、
人間に対して『有害な生き物』
……なわけですから、
砂漠に住む猛毒蠍は、
当然のごとく「セトの眷属」ですね。
天の蠍座の心臓にあたる
「アンタレス」は、
軍神アレスに対抗する者
「アンチアレス」であるとも、
軍神アレスに似た者
とも言われております。
蠍座の支配星(ルーラー)は、
火星(アレス)なので、
戦神に似た者…蠍と、
実際の火星「軍神アレス」は、
軍神セトに繋がると考えられそう。
オリオン=オシリスと、
敵対関係にあるというのは
納得できる感じがします。
だが、しかし!!!
トートタロットの「死神」は、
敵対する「セト」ではなく、
冥界の神となったオシリス神が
描かれているのです♪
黒いガイコツがかぶっているのが、
オシリス神の冠。
オシリス神は、冥界の神として、
「死」から「再生」したわけですね。
オリオン座が、
現世で元気だったオシリス神なら、
蠍座の死神は、
冥府で命を刈り取るオシリス神。
そんな対比でしょう。
そして、「蠍座の宮」天蠍宮は、
死の世界、冥府に続いている。
いや、むしろ天蠍宮が
冥府そのものでありましょうか。
だが、しかし…
「蠍座の女」が
まだ見当たらないな~~。
他にも重なっている神話がありそう。
そんなわけで、
「蠍座の女」を探すため、
このシリーズはまた、「つづく」です
ドラマティックな大恋愛を、
探さねばならぬ!!!