はじめに。今日は語学にたぶん関係ないことを書きますので、以下の文章を読むときは、その点を踏まえて読みましょう。
で、本題。今日わけあって、外出し、帰りがてらに、書店に寄ってきた。その書店で「速読」にかんする新刊本(確か文庫本だったような・・・)を目にした。
これを見て、思ったこと。「はぁ~世の中、不況なんだなぁ~」
速読に関する本はどうやら周期的にブームになるようだ。恐らく仕掛け人がいるのだろう。そして、ブームになるときは私の経験上、決まって不況の時のようだ。先日などは、かの某国営放送の夕飯時の教養・バラエティー番組にまで取り上げられる始末だ。
多分この背景には、資格取得をして、何とか不況を乗り切ろうとする心理があるように思われる。つまり、多くの参考書を速読のノウハウによって効率よく勉強し、資格をゲットしよう(そして、あわよくば就職なり転職、昇進につなげよう)という心理があるように思われる。
私個人としては速読を否定するつもりはない(が、かといって積極的に推奨するつもりもない)。けれども、一昔前の速読ブームの時に、そんなにうまくは事が運ばない、ということを悟ったので、現在の(資格ブームとリンクした?)速読ブームには傍観する立場を採用することにした。
また、強引に?語学と関連させて言えば、少なくとも速読のノウハウと語学学習のノウハウは、場合によっては、相反するようだ。単語の意味の暗記程度ならば、速読のノウハウが使えないことはないかもしれない。しかし、語学はやはり音読してナンボのところがあるので、この場合、速読の技術は使えない。速読ではなによりも音の読書ではなく、光の読書、イメージと言ったものを重視するからだ。つまり、音を重視する語学と、視覚的情報のみで読書せんとする速読では、要求されるスキルが全く逆なのだ。
それゆえ、語学と速読の両立は無理だとまでは言わないが、とっても難しいものである、といわなければならない。