カモネギ⑧DNA 鑑定が突きつけた真実 | 非常識義母と絶縁した。子育て世代取扱説明書

非常識義母と絶縁した。子育て世代取扱説明書

過干渉・非常識・お姫様勘違い義母と、マザコン夫に追い詰めらた妻のブログ。絶縁したのは私だけ。
育児、ママ友、親戚付き合い等、子育て世代が避けては通れぬ問題にも言及。
伏線だらけの内容。回収するもしないもあなた次第。

DNA鑑定の結果の入った封筒を開ける。


「…………」

長い沈黙のあと、義姉が口をひらく。


「あんた、適当に結果用紙を作ってんじゃねぇよ!!」義姉は激しく動揺した。

「俺はなにもしていない。鑑定書は本物だ。」



義姉には受け入れられない真実がそこには
記されていた。


封筒から取り出した鑑定用紙には、

一人息子がカモネギの実子であるという
明確な結論が書かれていた。

「あぁ、息子は俺の子だったよ。
ずいぶんとおまえの予想に反したようだな」


カモネギはこの時、
ずっと妻は「不倫相手の子」と信じこみ
自分をだましながら生活していた現実を目の当たりにした。

やるせない気持ちでいっぱいになる。


義姉の妹が、既婚不倫男を寝とり身ごもった腹いせに、カモネギと結婚するも
関係は依然、続いていて

妻が、自分ではなく
不倫男の子どもを望んでいたのを
「この瞬間」容赦なく、突きつけられた。

不倫男は、正妻がいながら
義姉と、義姉の妹とも不倫関係にあった。
もちろん、妹の子どもは認知されていない。

義姉はどうしても妹が先に不倫男の子どもを身ごもったことが許せなかった。


義姉は混乱し、
震える手で電子タバコを鞄から探そうとする。

「おまえ、俺の子じゃないと思いながら
20年。いや、この先もあざむこうとしていたんだね」

20年間、隠し通してきた秘密が突如として暴かれ、その衝撃の結果に一番驚いたのが
生んだ本人の義姉だった。


イベントバナー


 

 

 


カモネギを騙そうとしていたこと、
あざむいてきたことがばれ、どれほど相手が傷つくかなんて
義姉には微塵も思わない。

ただただ、頭にあるのは
「望んでいた結果と違う」事実。


「嘘言ってんじゃないわよ!
あんたとは避妊をしていたはず…
なんで!!
なんであんたの子どもなのよ!」


義姉は声を震わせながら頭をかきむしる。


妻が何一つ、反省の言葉すらなく
自分勝手な気持ちを
ひたすらぶつけてくるさまを
カモネギは冷めた目でみていた。