カモネギからのLINE。
「カウンセリングを受けることにしたが
あれは効果があるのか」
というもの。
希死念慮、不眠やら不安障害が出ていて
義姉と離婚するにしても否でも
この状態では正常な判断は出来ない。
暴れまくるクソ義姉に
最大音量の防犯ブザーを爆音で投げつけ
兄を連れ出し、そのまま別居となったわけだが。
職場近くに賃貸を借りて
心療内科に通い始めたのは書いた。
20年近くに渡る義姉のDVからの洗脳と
カモネギ本人が幼少期から偏った考え方というか、他力本願でなんでも親のせいにして
逃げる。という気質が
複雑に絡んでいて
そこの部分でのカウンセリングを
医師に症状が一旦落ち着いたら依頼したい旨は話してあった。
文字のやり取りが面倒くさく、通話に切り換える。
「カウンセリングは自分と向き合う作業だからカウンセラーが答えを持っているわけではないよ。向き合う作業の手伝いというか。
即効性はないが、気の合うカウンセラーと出会えたら効果は見込めると思う」
「オレさぁ、別居してすごくラクでもう、どうでもいいかなー。と思ってて」
出た。
なんでも中途半端に逃げるクセ。
「いやいやいやいや、義姉のことも一人息子のこともなんにも解決してないでしょ」
「オレは息子の学費ローン払っておけば、とりあえず問題ない」
「誰の子かわからんけど、その責任は果たす。と。」
「まぁ、契約者はオレだし。」
「離婚する前に白黒はっきり付けといた方がいいんじゃないの」
「やっぱり、そう思う?
でもさぁ、オレの子じゃなかったらどうすっかなぁ」
「頭で考えてもこたえはでないだろ。
DNA鑑定してみて結果を見たときにおのずと答えが決まると思うよ。
兄貴さぁ、還暦バアサンの浮気は
20年間、まったく気づかなかったわけ?」
「気づかないというか、どうでもいいって言うのが強いね。
結婚って、こんな苦労するものだと思わないじゃん。
当たり前に普通に過ごせると思ってたし。
多少、変でもなんとかなるかな。とは思っていたというか。
ここまですごいのは想定外。
あいつがキレなきゃオレは仕事で顔を合わせなきゃなんとかなってたし、浮気しているとかしてないとか以前に、家にいるのが苦痛で、あいつの変化なんか毎日、嵐のように変わるしさぁ、気づいてらんないというか」
「嵐のように変わるのはわかるわ。
でも、義姉が一度も働いたことが無いから今さら還暦バアサンを放り出せないって言い意味不明な正義感はいまだにあるの」
「それがさぁ、別居しちゃうとあいつのことを考えることがないわけ。
離婚すること自体が面倒くさいだろ、また騒がれるわけだし。
お前がやったっていう離婚調停とか職場休んでやる暇がないっていうか」
完全に
ズルズルそのまま婚姻費用の請求もこない、義姉に殴られたり怒鳴られない、
バカ息子の尻ぬぐいもなくなって
勝手に独身気分になっているが
オメーには一応、家族がいるだろうが。
「心療内科の医師も我が子か否かモヤモヤしてるなら鑑定してみたら。って前に言ってたじゃん。」
「お前さぁ、息子に頼んでくれない」
「絶対、イヤだ。自分の始末は自分でしろ」
息子自身は別居や、DNA鑑定に触れてこないのか聞いた。
「あいつさぁ、一人暮らししたいんだって。
妻の実家が居づらいとかで。」
「そりゃそうでしょうよ。大学生が母親にのこのこついて行かなくてもなんとかなるのに。
でも兄貴のところには連絡は来てるんだ」
「まぁ、一応な。小遣いも息子が来たらやってるよ。」
「次の小遣い、催促された時に
腹割って話してみなよ。
母ちゃんの不倫と、鑑定してみたい気持ちがあるかって」
「そうかぁ…。そうしてみるわ。
おまえのとこの長女ちゃんは、今の旦那の子どもじゃないわけじゃん。
旦那は普通に接してるわけ?」
「まぁ、有難いことに、下の子との差は感じたこと無いよ。」