あの日。
長男が保健室より自宅に。と耳に鉛筆が突き刺さったまま帰ってきた忘れもしないあの日。
急ぎ、大きな病院に連絡し診てくれるか確認後、車で向かった。
A児にやられたとの詳細と名前入りの鉛筆を見て怒りに震えた。
だが、頭は意外に冷静で
自分がこれからすべきことが浮かんだ。
病院の待合室で待機している間、
息子の学校から貸与されているタブレットにデザリングで繋ぎ、クラスルームに接続した。
クラス内で投稿者名、投稿時間付きで
宿題や連絡、コメントが出来る。
「ついにゴミを始末した!
1発目はハズしたけど、2発目で成功!
でもゴミ、生きてる。
パニックがウケるwwww
次は、鉛筆ではなくてコンパスかカッターで始末」
A児の名前、投稿時間。
逆算して、犯行直後から数分経過後、
校内にて投稿されていた。
画像の保存、スマホからも動画で全てを撮影。
学校や親が気づいて消される前にデータをPCへ転送。
これでも「覚えていない」「ぶつかったかも」の発言。
あまりの快感と喜びで
自分の成果を誇示したかったのだろう。
私自身が、加害児童に殺意を抱いた。
こいつのタブレットに侵入し、
WEBカメラで持ち主のバカ面を映し出してやろうかとすら考えた。
その後、24時間体制で投稿が消されるまで監視できるように設定。
弁護士も親も自分の子どもが決定的証拠を残しているのを知らずに強気に出た。
謝罪すら出来ない代償は償ってもらう。