「過去、私は何台も車を購入してきました。
輸入車や大型トラックならまだ許容範囲ですが、さすがに今回の走行距離は不自然でした。
ただ、稀に走行テストや途中のトラブルでそのようなこともある。不確定要素を潰すために一旦、走行距離を記録に残し黙認しました。」
「…」
「1か月点検の記録簿を見て貰えばわかります。登録日からあっという間に1000㎞。通勤で1日往復20㎞使っても納車から10日間で1000㎞超えるのはさすがにない。」
「…」
「カスガ店長は先ほど関与していない。と仰りました。
こちら、あるサイトに友人と同じ車種が載っているのですが。お心当たりは。」
「同じ車なんてどこにでもあるじゃないですか!!」
「半導体不足で納期が遅れ、なかなか新車が納車されない。
しかし仰るとおり、確かに世界で一台。という車ではないです。
車好きは様々な角度から撮りたがり傾向があります。メカニック部分がお好きな方はカメラの精度や遠近法にもこだわる。
車オタはアングルを捉えるためにサイドとフロントの割合が7:3の角度から撮るのが一般的です。
ローアングルから撮るとさらに迫力を増すため、 寝ころんだ状態でカメラを構えて撮影する。
ロケーション選びと当日の天候にも非常にこだわります。のっぺりした動きのない写真ほどつまらないものはないので。
おそらく三脚立てての流し撮りの撮影もしている。協力者がいれば別ですが。
だが、これが致命傷となった。
この写真、拡大するとおかしいの気づきません?ロケーション選びに海やら山やら色々なところで撮られてますけど」
「は?」
「この投稿者は【自分の愛車】として投稿してます。
ですが、車内にビニールシートのようなものが反射し入り込んでしまっている。
稀に新車を汚したくない!と後部、運転席、助手席全て、納車されたまま、ビニールを剥がさない・紙の納車用マットをつけたまま走行している方を見ます…
比較的、高齢の方あるあるな話なので一概には言えませんが…。
実際は納車時に傷や、操作説明の立ち会い確認後、ビニールはディーラーの方に外して処分して頂くか、自身で処分します。
ビニールシートが車内に被せてあるのは新車の証、的なものもありますが
整備士が内装に触れるときの汚れ防止の意味もありますよね。
ですがこのまま付けて走行しビニールですべってポジショニングが取れずは危険ですし、車好きな方は見た目はもちろん、ビニールの隙間にホコリが入って不衛生なので納車の際に外します。
この複数台、自分の愛車として投稿している方は
ビニールシートを意図的に外したくないのではなく、外せない理由があるのかしら」
「それと、オレの関連性はないじゃないか!」
「あります。怒鳴るのやめてください」