中学受験を晴れて突破したAさんの子ども。
万引きをした。母親が不倫したと散々噂を流されながらも歯を食いしばり
登校拒否にもならず必死に耐え抜いた1年数ヶ月余り。転校前からのいじめも含めたら2年以上に及ぶ。
いくら母親の実家で祖父母が守ってくれていたとは言え、目の前で母親の泣き崩れる姿や、父が単身赴任で平日帰ってこない中
下の子の面倒も見ながら、新しい環境でピアノを続けながらの受験勉強によく耐えたと思う。
これほどまでの仕打ちを受けたAさんの子どもになんの非があったというのか。
ボスママ夫婦が毎晩自宅に押しかけて怒鳴り込んだこと。
転校までの間、ボスママの取り巻きの子どもたちからあからさまな無視。
そして転校先にまで流された根も葉もない噂。
転校先でなにか紛失すれば「あの子が犯人。だって万引きするんでしょ」とにべもなく言われる。
祖父母が母親に変わり学校に抗議するも「すみません」で終わる。
当時10才弱の子どもにはあまりにも酷すぎる。
ボスママは我が子も同じ年なのに、自分の子がそうされたらなど考えもしない。
結果的にボスママの子どもたちが学校に行けなくなり、中学受験もギリギリまで迷った結果、断念。
決断が遅すぎ、地元の中学の制服採寸の期限に間に合わず
4月の入学式に制服が仕上がらない。
ボスママ夫婦は日雇いの仕事を探しなんとか生活していた。
Aさんは子どもの合格が確定した後は
ボスママ夫婦の職場に押しかけ履歴書の詐称を指摘することをしなくなった。
転居せずにギリギリの綱渡りで暮らせとばかりに。
向こう三年間、地元中学で自分たちが引き起こした事実と向き合い、噂話を流される苦痛を味わうがいい。
3月。卒業シーズンを迎えることとなる。