毎回毎回ラストが衝撃的とはいえ、今回はその度合いが違いすぎました。
原作は読んだので知ってはいたのですが、
ドラマは主役も違うし、もしかしたらその場面はないのかなあと思ってたのですが、
まさか、まさか今回とは思ってもみませんでした。
予告でも全然でしたよね。
でも、ラストの衝撃もさることながら、兄妹愛がとても丁寧に描かれていて、
とても大好きな回で、今のところ一番リピの回数が多いかも。
冒頭のナナの元カレとの対峙も、以前だったら何も言えなかったかもしれない健太くんですが、
今は口調こそ厳しくはないけど(それはもう生まれ持ったものだから仕方ないですよね)
しっかりと自分の意見を相手に言えるようになっていました。
「また殴られるかと思った」と、やはり恐怖は感じていたようですが、
もう逃げることはないのですよね。
面接から七菜ちゃんが帰っていないときに、迎えにいく場面も良かったですよね。
お父さんとお母さんには心配かけないように笑顔でいて、
それでいて、玄関を出てからは猛ダッシュ。
相葉さんのダッシュだから、本当に速い速い。
向かったのは公園にあるブランコ。
七菜ちゃんは昔から嫌なことがあるとここに来ていたことを覚えている健太くん。
黙って隣のブランコに座る健太くんですが、
七菜ちゃんは顔を見なくても、誰が来たかちゃんとわかってるんですよね。
小学生の七菜ちゃんを迎えにくる高校生の健太くん。
そんな光景が目に浮かぶような場面でした。
面接がダメだった原因が名無しさんと知ると、健太くんの怒りは頂点に。
七菜と一緒に家に帰って後、1人玄関に残った健太くんの表情がいいですよね。
今までみたことのない「怒り」の顔。
そして、自分たちでこの家を守ろうと決意する健太くん。
もう、ここまでハラハラドキドキの展開だったのに、
名無しさんをだます芝居で一気にコメディに。
この緩急のうまさがわが家の面白いところですよね。
それと、明日香がお風呂の場面で、すごい嬉しそうな笑顔なのが印象的でした。
先週、小さい頃お父さんを亡くしたことがわかった明日香ですが、
そうするとずっと母子家庭だったのでしょうか。
倉田家みたいなほのぼの家族にもしかしたらあこがれていたのかもしれません。
それでストーカーがきっかけとはいえ、自分がその中にいるのが嬉しいのでしょうね。
そして、いよいよ決行の日。
七菜と2人で名無しさんを待ち伏せする健太くん。
この時の2人の会話と表情がいいですよね。
「ありがとうね。」「本当は結構頼りにしている。」
七菜ちゃんは気が弱い兄がなぜ急に名無しさんを罠にはめようとしたのか。
その理由が自分なのはわかっていて。
言葉では素直に言えない七菜ちゃんの「ありがとう」にじーんときました。
健太くんが返答を入力していると、台所のドアのところに人影が。
七菜ちゃんに2階に行けと言ってカメラをかまえる健太くんがもう男前で。
ここからはもう本当に緊迫の場面でしたね。
タイミング悪くお父さんからのメールが入って名無しさんに見つかるのですが、
迷うことなく追いかける健太くん。
そこへ玄関から出てきた七菜ちゃんと鉢合わせした瞬間、
健太くんからは名無しさんが手に持っているもが見えたのでしょうか。
「お兄ちゃんですから」
七菜ちゃんに見せられなかったタブレットの返答に、思わず涙腺が…。
「おじゃましました」もかなりの衝撃でしたけど、
それとはまた違う衝撃があった「お兄ちゃんですから」
この二つとも、セリフでなく文字で見せられるから余計にインパクトがあるんですよね。
すごくいい演出だと思いました。
健太くんが刺されて傷害事件になってしまったので、
次回は警察が動くようですね。
実社会でもそうですが、ストーカー被害って事件にならないと
警察がなかなか動かないことが多いのでしょうか。
ニュースとかでも、以前から警察に相談していたけど…的なのがよくありますよね。
倉田家も何度か警察に相談していましたが、
パトロールを強化しますくらいの対応だったような気がします。
さすがに警察が入ったので、次回健太くんを刺した犯人はわかるようですが、
この犯人が倉田家すべてのストーカーではなさそうです。
それに公式の予告をみると、あのニット帽の男がいましたね。
今週号のテレビガイドに健太VSニット帽の男とあるので、
まだまだ一波乱も二波瀾もありそうですね。