今回は特に家族の愛を感じました。
冒頭、民子さんと対峙している健太くんをかばおうとする珪子ママ。
自分より上背もあり、力もある成人した息子でも、
やっぱりママにとっては自分の命に代えても助けたい子どもなんですよね。
普段は天然で頼りないママですが、いつも仕事で忙しいパパの留守の家庭を
実はとてもしっかり守っていたのでした。
最後の父と息子の場面も良かった。
小学生の頃、釣りに行ったときに父があの場面から逃げたのは、
弱虫だからではなく、小さい息子に危害が及ぶのを避けるためだと理解した健太。
そして、今は逃げてはいけない、戦う時だと父に告げます。
この場面は、相葉さん演ずる健太はずっと背中しか映っていないのですが、
父親役の寺尾さんの表情がとてもいいのです。
一連の事件で、いつの間にか見違えるようにたくましくなった健太に喜びつつ、
男として負けていられないと決意する父親の表情。
そして、戦いを決意した健太も、とてもいい顔をしていました。
戦いを誓った2人のグータッチ。
この後の相葉さんの表情もとても素敵でした。
このシーンの前に、健太は一人で駅でニット帽の男を待ち伏せするのですが、
この場面も良かったですね。
1話の時には、ただ逃げるだけだった健太でしたが、
今回は逆にニット帽の男を追い詰めていましたね。
残念ながら逃げられてしまいましたが、
手がかりとなるペンダントのイラストを描き上げ、
ニット帽の男を追い詰める決意を固めました。
早く事件が解決して、倉田家に平和が戻って欲しい反面、
これでもうあの家族に会えないと思うととても寂しくて、
楽しみ半分、悲しみ半分で最終回を待っています。
決してファンの贔屓目じゃなくて、本当に相葉さんの演技がいいなと思うのです。
犬堂監督をはじめ、ドラマの羽鳥Pや中江監督も相葉さんの演技を評価してくれています。
今までドラマに関しては、人柄とか現場の雰囲気がいいとかは褒められてましたが、
相葉さんの演技に関して、ここまで言及したのはなかったのではないでしょうか。
中江監督も言っているように、相葉さんは「バラエティメイン」の人という印象があります。
アイドルで、しかもバラエティの印象が強い相葉さんが
演技で役者として評価されるのは、人一倍ハードルが高いと思うのです。
ましてや、相葉さんの場合は役に人柄を反映されることが多いので、
余計に、「なにをやっても相葉雅紀」と言われることが多々ありました。
そんな中、いわゆる「相葉雅紀そのまま」と言われた倉田健太役で、
演技に対して評価されているのが嬉しいです。
そして、まだまだのびしろがあるとも言ってくれているので、
これからの役者相葉雅紀がますます楽しみです。