Seriously....I Love My McLife -4ページ目

*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード19*Part3*

Part 3


Baileyを見つけたDerekは「ドクターBailey!」と声をかけるが

Baileyは足早に逃げようとする。


「ドクターBailey!聞こえないんですか?」と追いかける。

Baileyは仕方なく足を止め「ちょっと今気が散ってるのよ。」と胸元を拭きながらDerekの方に向き直る。

「すみません、ポケベル何回も鳴らしたんですよ。」

「私、今休暇中よ。育児休暇!」とまた足早に歩き始めるBailey

Derekは問い詰めるように「妻を呼び出しても連絡が取れないんです。あなた、妻がどこにいるか知ってますよね?」

「私が居場所を知ってるからって、あんたが知る必要はないはず。

知らない方がいいこともあるの。それに、これについては知らない方がいいはずね!」と強く言い返す。

「教えてください!私はあなたのご主人の命を救ったんですよ。」と脅迫まがいの言い方。

「Addisonはね私の赤ちゃんの命を救ってくれたの。」 

「じゃあ、旦那よりも赤ちゃんの方を取るっていうんですか?」

「そっ。」と言い立ち去るBailey。

Derekは「旦那よりも赤ちゃん?」と信じられない表情だ。


廊下を歩きながら書類に何かをメモるMeredith

すると向かい側からGeorgeが歩いてくる。

目が会う2人。

 

だがMeredithはカルテをカウンターに置きクルリと向きを変えて気まずい表情で足早に立ち去る。

 

Georgeはうつむき恥ずかしそうな顔。

そして

Georgeはミーティング室へ入りコーヒーを注ごうとするだがポットは空。

ふと気づくとKiethの婚約者のAmyがボーっとしながら椅子に座っていた。

目の前には結婚式や披露宴などのプランブックが開いてある。

「ハイ、Amy」と挨拶するGeorge

Amyはコーヒーをかき混ぜながら「領収書は全部保管しておくこと、ってあるサイトで読んだわ…。」

「は?」と聞き返すGeorge

「万が一の事を考えてね…だから、ここに全部持ってるのよ。見て、ドレス、バンド、披露宴会場の前金、ハネムーンのも。

母がね、不幸を招くから領収書なんてキープするもんじゃないって言ってたわ。

悪運を招いちゃったのね…」と悲しそうな顔をするAmy

Georgeは「あなたのせいじゃありませんよ。」と言う

「私達みんな人生があるでしょ?恋に落ちて、将来を計画して、夢をみて…それが全部一瞬のうちに終わっちゃうのよ。」そしてプランブックを閉じ椅子から立ち上がり部屋を出て行く。

何か声をかけたいが何も言えないGeorgeだった。


廊下の一角にある椅子に座っているMeredith

そこへ口笛を吹きながらAlexがやってくる。

A:「何やってんだよ?」

M:「隠れてるの」

A:「はいはい、O'Malleyとヤッたぐらいで、気にすんな。」と冗談を言いながら隣に座る

M:「え?Georgeが言ったの?」と驚いた表情

 
A:「え?いや…。」と笑顔が消え一瞬ハッとした顔をするが声をだして笑いだす。

「なんだよ冗談だったんだぜ、それにビックリすることでもないじゃん。」(ホントはビックリしている)

Merdithは睨み「なんでよ?」と怒ったように聞き返す

「だってさ、人生嫌な事があると飲んで酔っ払って”不適切な男”と寝る。

それが”お前”だろ?いいじゃん別に。俺はチャーミングだと思うけど。」とニヤリ

 

M:「あんたなんかしらふで”不適切な女”と寝るくせに。」と言い返す

A:「1人だけだろ。それにIzzieは俺の事もう許してるんだ。O'Malleyは立ち直れないだろうけどな。」と少しむきになっている様子。

M:「Izzieはあんたの事まだ許してないわよ。」

A:「いや、許してる。俺達付き合ってるし。」

M:「ありえないわ。IzzieはOliviaの件以来あんたの事違う目で見てるんだから。」

A:「お前、なんでそんなイラつかせる事いうわけ?」と怒る

M:「だってあんたいかにも自分がOliviaと寝た事はOKで私がGeorgeと寝ちゃった事は許せないみたいな言い方じゃない!」

Alexは肩をすくめる。

すると「こいつに…言ったのか?」と後ろから声がする

振り向くとGeorgeが立っていた。

 

M:「George!」と青い顔をする

Georgeは「やっぱり間違ってたんだな…僕!」と立ち去る

MeredithとAlexは立ち上がり彼を追いかける

M:「George!違うのよ!」

A:「おい!落ちつけよ!」とニヤついている

Georgeは怒り狂った表情で振り返り「うるさい!お前が落ち着けばいいじゃん!僕は落ち着きたくなんかない!」

と怒鳴り立ち去ろうとする

 

M:「George…!私ね…」と言い追いかける

するとそこへIzzieが

I:「どうしたの?」

A:「ガキがヒスってんの。」

I:「なんで?」と言い目の前を通るGeorgeの腕を掴み「どうしたのよ?」と聞くが腕を振り払う。

G:「友達と思ってたのに…最低でもプライバシーを尊重して欲しかったな…!」

今度はそこにCristinaが。

C:「何やってんの?」

A:「赤ん坊がヒスってんの。」

Georgeはまたその場を立ち去ろうとする。

追いかけるMeredith

I:「そんなこと言わなくても見ればわかるでしょ!」とAlexを睨む

C:「なんであいつヒスってんのよ?」


M:「George!話を聞いて。」

G:「僕は話したくない!君とはね!僕は秘密にしておきたかったのに!

それに君が僕から逃げ廻ってなかったら解ってたはずだ!」と大声で言い返し非常口階段のドアを開け階段を下りる

 

Meredithと他の3人も後を追う

Meredith:「そうよ!あなたが言ってる事は正しいわよ。だから…ちょっと話しましょうよ!」

 

G:「君が今話したいのはもう皆に僕たちがセックスしたことバラしたからだろ!?」と大声で怒鳴る。

M:「しーっ!」

これを聞いたIzzieとCristinaは急ブレーキをかけたように立ち止まり

I:「セックスしたの?!」

C:「あんたGeorgeとヤッたの?!」とショックの顔

Georgeの顔は青ざめ「え?教えて…なかったの?」

 

M:「そう。」と目を閉じる

Georgeは「チクショウ!!!」と怒鳴った瞬間階段から見事に転げ落ちてしまう。

 

「George!!!」

「あぁぁーぁ!!」と床に倒れ叫ぶGeorge

そして痛みに耐えるように悶えている。

 

そんなGeorgeを見てAlexは「くくっ」と笑いを漏らしIzzieから叩かれる。


診察室の診療台に猫背で座るGeorge

そんな彼を窓越しに心配そうに見つめる4人


「あっち行ってよ。」とつぶやくと4人は窓から離れる。

Meredithは「彼、大丈夫よね?」と心配そうに聞く

Alexは「アイツ肩脱臼しただけだ。大丈夫だよ。」と言い立ち去る

「私そんな意味で聞いたんじゃないんだけど。」とイヤミっぽく言う

 

IzzieもAlexについて立ち去ろうとするが立ち止まり

「Meredith、あんたこの事、このGeorgeとの事治せなかったら…言っとくけど私Georgeの味方だから。」と冷たく言い立ち去る。

残されたCristinaとMeredithはため息。

Cristinaは近くのベッドに腰を下ろす

「あいついじめられっ子でしょ。私でもあんな子イジメないわよ。だってそんなことしたらチープ(最低)じゃない。」

「…ホントに酷い事したの…私ね…ホントに酷い事したの。」

「あの子、始めてあった時からあんたの事想ってたのよ。あんたがそれ知らないわけないわよね?」

Meredithはうつむき眉間を指で揉む。

Cristinaは立ち上がり「人間みんな酷い事するものよ。」とつぶやく。

「ありがと…」と言うMeredith

「どういたしまして…。」と言い立ち去るCristina


診察室で待っているGeorge

そこへ女性のドクター(ドクター・Callie Torres)が入ってくる。

「George O'Malley?」

「そ、そう。ハイ... 」と挨拶する。

   

「ドクターO’Malley?あのエレベーターの?」

「そうです。」

「アレには驚いたわ。」と微笑むドクター

「あ、ありがとうございます。肩…脱臼しちゃったんですが。」

ドクターは肩に手をあてチェックする。

「あぁ」と痛みをこらえるGeorge

「そうみたいね。」

「そんなに酷くはないんですけど…」と言うが

「いいえ、酷い脱臼だわ。痛み止め、選んで。」

「え…あ、必要ありません。」

「度胸あるわね。」

「あ、今勤務中なんで…。」

それを聞いてクスッと笑うドクター「早退しないつもり?」

「そうです。」と愛想のない返事をする

ドクターはそんな彼を腕を組みながら見つめ「もっと度胸あるのね。」とニッコリ笑う。

Georgeは顔を少し上げ「脱臼…元に戻してくれるだけでいいんです。」

「どうしたの?喧嘩でもしたの?」

「階段から落ちたんです。」

「どこ?彼女の家で?」

「え?僕シングルです。」

「そ、シングル…なんだ。」とGeorgeの肩を掴んだかとおもうとバキッ!!と音を立てて骨を入れなおした

Georgeは痛さに「ああああぁあぁー!!!!!」と叫ぶ

 

「分かんない方があんまり痛みがないのよ。」と言いつり包帯を着ける

彼女の顔が近づきすこしぎこちない様子を見せるGeorge

 

「もういいですか?」と聞くと

「いいわよ。」と答える。


「ありがとうございます」と言い診察台から降り部屋を出るGeorge

「どういたしまして。バイ。」と返すドクターは意味ありげに微笑んでいた。


エレベーターに乗り込むMeredithするとDerekも乗ってきた。

Meredithを見るDerek

M:「やめて…」

D:「何を?」

 

M:「私に優しくするのはやめて。私…酷い事したの。」とドアの方を見つめながらつぶやく

D:「人間皆酷い事する。」と心配そうに彼女を見つめる

M:「違うの…私、私自分でも信じられないこと仕出かしたの…私その時落ち込んでて…。

友達から嫌われるのは確実ね…」と自分に呆れるような言い方をする。

D:「僕は嫌わないよ。」と優しく言う

M:「あなたは私の友達じゃないわ。」

D:「友達さ。」とMeredithの顔を覗き込む。

「ん~…友達になれると思うよ。僕って君の良い友達になれると思うけど。」とニッコリ微笑む。

 

Meredithは彼を少しの間見つめまたドアの方に向く「ダメ、友達にはなれないわ。」

D:「僕達、いい友達になれると思うけど。それに僕が友達だなんて君はラッキーだ。」

M:「どうやってよ?どうやって私達が友達になれるっていうの?」と少し涙目。

D:「そうだね…一緒に遊んだり…。朝、一日おきにタイガーマウンテントレイルにDocと散歩に行くんだ。

コーヒー飲みながらDoc遊んでるの眺めて…僕達の複雑な存在関係を話し合ったりできる。」

M:「できるわけないでしょ…」

D:「できるさ。結構楽しいかもしれない。僕、君の友達になれるさ。Meredith。」

M:「ダメ、友達になんかなれないわ!」と言いながらエレベーターを出て行く。

残されたDerekは悲しそうな表情でうつむく。


Dennyの部屋

 

「今、ニトロ入れたところよ。血圧も安定してるわ。CHF(心不全)も良くなってきて心房細動も消散したわ。」とDennyに伝えるIzzie

「君の心房細動って言い方イイね。」と微笑む。

 

「心房細動」とちょっとふざけた感じで言いクスッと笑う。

「悩ましいね~」と笑うDenny

「気分はどう?」

「君…カルマって信じるかい?」

「う~んそうね…うん信じるわ。」

Dennyは笑顔で「君、ひょっとしたら僕のものになるかもな。」

Izzieは恥ずかしそうに笑い「じゃあそれだけとってもイイ事したんでしょうね!」とブランケットを掛けなおす。

「そうかもね。」と恥ずかしそうに笑う2人。

 
そんな彼らを窓越しにみつめるAlex。


Addisonの居る治療室を覗きノックしようとするDerek

すると「入らないほうがいいぞ。」とWebberが警告する。

「ドクターBaileyが…」と言いかけるDerek

だがWebberが妨げるように「彼女のプライバシーを尊重するんだ。わかったか?」と言う。

「ですがドクターBaileyから呼び出されたので。」と答えるDerek

「ホントか?」

「はい。」

「そうです。呼び出しました。」とBaileyが足早に駆け寄ってくる。

「チーフ、言っておきますが私は現在も育児休暇中でプライバシーも必要です。はい。」とWebberに向かって言う

そして「さ、入って」と、Derekを掴み部屋へ入れる。

診察台は見えないようにカーテンがひいてある。

上から覗こうとするDerekすると

 

「動かない、覗かない、カーテンをひかない!そこに黙って立ってるのよ!分かった?」と命令するBailey

「これって何ですか?」

「分かったの分からないの?」

「僕は精神障害者じゃないんです。」

 

Baileyは「ま、どうだかね!口閉じて彼女の話を聞くのよ!」と鼻であしらうような態度で部屋を出る。

Derekはカーテン越しに「Addison、何なんだいこれは?」

「そこから動かないで!約束して!」と大きな声で言うAddison

 

「OK,約束するよ。」

「私今から見せるものがあるんだけど、ソレを見ても笑ったり、ほくそ笑んだりしないこと。」

「なんでほくそ笑んだりするんだよ。」

「私、ポイズンオークにやられちゃったの…」

「何だって?」とシャッとカーテンを引くDerek

目の前には女性用診療台で脚を開いて座っているAddisonが

下腹部を隠しているシーツをすこしずつめくり炎症したアソコをみせる

 

Derekは顔をしかめ頭を左に傾ける。

笑いをこらえながら「う~ん、そうだねポイズンオークに間違いない。」と言う

「もうこれでいいでしょ!?これで十分罪を償った?社会への借りも返したでしょ?」とキレるAddison

 
Derekはププーッと拭き出し大声に出して笑い出す。

Addisonもこわばっていた顔が崩れ枕を掴みDerekに投げつける

 

一緒に大笑いする二人

そんな2人の会話をドア越しに聞いていたBaileyは安心したように微笑む。

 

そして抱っこしていた小さな息子を両手で抱きかかえ「おはよ。パパをお家につれて帰りましょうね。」と優しく語りかけるのだった。


Part4へ…

*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード19話*Part1*

ビックリマーク前回18話ではMarkの登場でDerekとAddisonの関係にひびが。

Meredithは20年ぶりに父親と再会するが期待していた方向にはむかず落ち込む。

そんな彼女に自分の想いを伝えたGeorge、優しい彼の告白に身体を引き寄せたMeredith...。


この2人に何が起こったのかはエピ後半にて明かされますよ。

今回はGeorgeがオープニングナレーションと担当しています。

シーズン3よりレギュラーとなるドクター・Callie Torrezも今回初出演です。


タイトルは『What have I done to deserve this?』

ペットショップボーイズの曲でセコンドアルバム”Actually”に挿入されています。


では19話、Part1です


George/ナレーション:OK, so sometimes even best of us make rash decisions.

Bad decisions.

Decisions we pretty much know we're going to regret the moment...the minute especially the morning after.

I mean, maybe not "regret"regret because at least, you know, ourselves out there, but still,

something inside us decides to do a crazy thing,

a thing we know will probably turn around and bite us in the ass.

Yet, .... we do it anyway.

It's karma.

And anyway you slice it...

Like I was saying...

Payback's a bitch.



早朝、Georgeの部屋

ドアに寄りかかりボーっと座っているGeorge

昨夜の出来事がフラッシュバックする。


そしてMeredithの部屋

Georgeの着ていたTシャツとMeredithの赤いセーターが床に落ちている。

Meredithは仕事の支度を終えた姿でベッドに横になっている。

彼女もボーっとして天井を見つめている。

アラームがなりバン、とスヌーズボタンを押す。


Derekのトレーラー

Docがキャンキャンと鳴きベッドの元へやってくる。

Derekは「わかったよ...今行くからDoc...起きるまでもらすんじゃないぞ...」と寝言のように声を出す。

 

目が覚めているAddisonはサッと起き上がり「私が行くわ。」と言う。

Derekは「ダメだ。今日は俺の番だろ。」と言うが

Addisonは「いいのよ、私が散歩させてくるわ。あなたは寝てて。

いい天気だし...春の朝って気持ちいいじゃない...。」と自分に言い聞かせるように言う。

眠いDerekは「OK」と答え眠りに戻ろうとするが

Addisonは「何か話したくないの?」とベッドに乗る。

「あ~やっぱりな...」とつぶやく

 

「話さなきゃいけないって言ってるんじゃないのよ。

あなたが話したいっいうなら話しましょうって言ってるのよ。

あなたが言いたい事があれば何でも言って。」とソワソワと早口で言うAddison

Derekは目をこすり「朝早すぎるんだよ...。」

「あなた普通怒ると大声で怒鳴りだすじゃない。

Markを見ても怒鳴らないから今そのチャンスをあげてるんじゃない!いいから、怒鳴って!」

Derekは全く動かず「怒鳴りたくない。」

「は?怒鳴りたくない?あなたが?」

「俺は寝たいんだ。」と言うとDocが「ワン!」と吠える

「おい。Docがトイレに行きたがってるぞ。トレーラーの中でもらされたら困るな...」

Addisonは「OK...」と言いローブの紐を結びDerekの帽子をかぶる。

だが「怒鳴ってもいいのよ、私覚悟は出来てるんだから!」とすがるように言う

Derekは「Addison...!」と言い枕で頭を隠す。

あきらめたAddisonは「わかった、わかったわよ。行くわ...」とDocを連れて散歩へ出る。


Meredithの部屋

Meredithはキーを掴みドアに耳をくっつける

抜き足差し足で部屋を出るとGeorgeも同じように部屋から出てきた。

目が会う2人。目をそらすMeredith。

 

するとガチャっとIzzieの部屋のドアが開きAlexがズボンを履きながら慌てて出てくる。

そして寝癖で髪がぐちゃぐちゃのIzzieがあくびをしながら出てくる。

 

右にいるMeredithを見て「おはよ。」と言い左にいるGeorgeにも「おはよ。」と寝ぼけた顔で挨拶する。

立ち止まっているGeorgeとMeredithを交互に見て

「何よ、またAlexと寝ちゃったわよ。私は尻軽でセックス大好きなやりXんよ。だからその”ショックな静けさ”もう止めてくれる?」


Meredithは気まずそうな表情でうつむき部屋に戻る。

Izzieは顔をしかめ「何あれ?何かあったの?」とGeorgeに聞くが肩を上げ何も言わず家を出る。


SGHロッカー室

お互いを無視しあうMeredithとGeorge

その2人の様子を伺うIzzie, CristinaとAlex

Alexは「GeorgeがMerとMarkがヤッてる所を目撃したに50ドル。」

それを聞いたIzzieは彼の腕をパチンと叩く、そして2人の方を真剣に見つめ「絶対何かあったわよあの2人。見てよ。」

「わかった、McDreamyの奴とヤッてるところを目撃しんじゃないか?」と言うAlex

CristinaとIzzieはAlexを見て鼻で笑う。

「俺、今Shepherdの事McDreamyって呼んだ?」

「そ、言ったわよ。」とニヤつくCristina

AlexはIzzieに「やったね、お前のお陰で俺の人生メチャクチャだ。」とキスしようとするがIzzieは立ち上がる。

「まったく自分達の部屋でイチャつきなさいよ。」と呆れるCristina

立ち上がったIzzieは「ねえちょっと。なんかあったの?」と2人に話しかける。

 

Georgeは殆ど無視、Meredithは「何もないわよ!」と少しむきになった口調で返す。

Cristinaは「どうせ結局わかることなんだから。」

Izzieは「教えてくれたら私達が助けてあげるわよ。」とニコリ

「何も教える事なんかない。」と言うGeorgeに顔をしかめるIzzie

「ちゅー、ことは何かある、って事ね。」と笑いながら言うCristina

Georgeは「いい加減にしろよ。」と言いロッカーを閉め出て行く。

Meredithも「何にもないわよ。」と言い同じくロッカー室を出るのだった。


朝の巡回

Burkeが担当する患者Kieth Paulusの病室

 

Kiethは急性心筋梗塞を起こし昨夜運ばれてきたのだ。

容態は今のところ落ち着いて居る様子。

部屋には婚約者のAmyも居て彼を見守っている。

「彼は馬並みに元気なんです。心臓発作なんて何かの間違いだわ。」とまるで誇らしげに言う婚約者。

Burkeは「検査の結果では心臓血管の周りに塊が見られます。」と言うと

Kiethは「それって...腫瘍ですか?」と聞く。

それを聞いた婚約者は「そんな馬鹿な!腫瘍なんてないはずです。彼とっても健康なんです。」と言い張る。

「それを解明するのに本日は血管造形の検査を行って頂きます。」と伝えるBurke。

病室でAlexを挟み立っているMeredithとGeorgeはソワソワしている。


巡回の途中

先頭を歩くMeredith

その後に続くIzzieとAlexはイチャつきながら歩いている

Georgeはワザと何かを落としCristinaを止める

耳元で「彼女、何か誰かに言った?」と落ち着きなく聞くGeorge

「ううん、あんた教えてくれんの?」と冷たい目

「いや、言わない。」と首を横に振る

「じゃ、ほっといてくれる?仕事中なの。」と歩き出すCristina

「よかった、僕絶対口滑らせたりしないし。」

「あっ、そ。」と呆れた顔で返すCristina

するとGeorgeは腕でCristinaを止め「わかった?」と言い立ち去る。


すると向かいのドアが開きAddisonが出てくる。

なぜか下半身をモジモジさせ妙な動きをしている。

 

歩きながらお尻の部分をボリボリとかく彼女を見るインターン達。

Cristinaは「何あれ?変なの...」と鼻で笑うのだった。



次の患者はShawn Begleiterという11歳の少年

野球中にボールが頭に当たり嘔吐が続いている。

 

両親はゲイのカップルRickとMichael。

Rickは「野球なんて危険なスポーツさせるんじゃなかったわ!かわいそうに!」とヒス状態。

Shawnは「パパ、僕大丈夫だよ。」とけろりとした表情だ。

担当するのは勿論Derek

脳内出血の可能性があるため詳しい検査をすることに。


Tucker(Baileyの夫)の病室

荷造りをしているTucker、するとAddisonが入ってくる。

まだ身体をくねらせ妙な動きだ。

「Tucker!」と声をかけ普段のように振舞うAddison

「ドクター・Shepherd!」と笑顔で迎えるTucker

 

「どう、調子は?」とぎこちなく歩みよる

「最高です!今日退院なんですよ。」と荷造りを続ける。

「まあ!よかったわ!で、Mirandaは?家?」と作ったような大げさな笑顔で聞く。

するとバスルームのドアが開き「いいえ、ここにいるわよ。」と言いBaileyが出てくる。

胸には息子を抱きかかえている。

「あ~よかったぁ!」とため息交じりに言うAddison

Baileyは様子のおかしい彼女を見て「あなた、大丈夫?」と聞く

「ちょっと、診察してくれない?」と身体をよじらせる

BaileyとTuckerは顔を見合わせる。

Baileyは「私、今育児休暇中なの。」とTuckerを見つめながら答える。

「Miranda、診察が必要なの...!」と歯を食いしばりながら訴えるAddison


こんなAddisonに折れたBaileyはAddisonの陰部を診察。

シーツをめくり「あらら...」と目を大きく見開くBailey

 

「それ言わないでよ...」と眉をひそめるAddison

「Addison、気の毒に...」と首を横に振る

「あなたのあそこ、ポイズンオーク(ウルシ属の低木)にやられてるわ。」

Addisonは”最悪”という表情でベットに上半身をバタンと倒し「Oh God...!」とつぶやき強烈な痒みに耐えるのだった

 


退院前にTuckerを診察するDerek

「退院はOKです。ご自宅に帰っていいですよ。」と笑顔でつたえるDerek

 

Tuckerは大きな笑顔で「なんて感謝していいのか!私も、Mirandaも、息子も本当に感謝しています!」とお礼をいう

Derekは少し恥ずかしそうに微笑む、そして「そういえば奥さんはどこに?運転は6週間禁止ですよ。」

するとWebberが入ってくる「ドクター・Shepheredは患者の回復にやかましいんだよ。私は良く知っててね。」とTuckerに歩み寄り握手する。

「Baileyが君を連れて帰る前に顔を出したくてね。」と言うWebber

「ちょっとどこかに行っちゃって。あ、先生の奥さんが来て診察を頼んでましたよ。」

「診察?育児休暇中だぞ。」と言うWebber

Tuckerは「なんだか個人的な頼みみたいでした。私は全然構いません、待ってます。」と答える


診察室

痒みに顔をゆがませるAddison

「カルテ作ってないわよね?お願いだから作ってないって言って!」

「作ってないわよ!だからこの手袋も、カラマインローションも盗んできたわ。

後であなたがチーフに反論してよ。」

「チ、チーフ?私が?そんな事出来るわけないでしょ?」

「冗談よ。」

「私あなたがあんな状態だった時に冗談なんか言った?」と言い返すAddison

「いいえ、言わなかったわ。謝るわ。」とローションを取りシーツを少しめくると

Baileyは「あらら...。」と又つぶやく。

「何よ?」と聞くAddison

Baileyは顔をしかめ「水泡が思ったよりも広がりが早いわ。ステロイド注射したほうがいいわね。」

「ステロイド!?」と驚き、身体を起こす。

「こんな酷いケース、初めてみたわ。」

これを聞きまたバタンと身体を倒すAddison

「あなた....うっわ...何したの?」と顔をしかめる

「それよりも、はやくカラマイン塗って!Miranda!!!」と大声を上げる


Shawnを車椅子に乗せ歩くAlexとMeredith

「で、O'Malleyと何があった?」と聞くAlex

「何も」とつぶやくMeredith

「何があったかは知らないけど、俺もっと酷い事してるから。」

「何で私が加害者でGeorgeが被害者ってわかるのよ?」

「あのな、あのバンビ(George)見るからに怒ってるじゃん。

それにお前の顔には”有罪”って字が書いてある。」

スキャン室についた3人はShawnをスキャンマシンに乗せる。

「わかったわよ。私、マジで、ホントに酷いことしちゃったの。」

 

するとShawnが口をはさみ「僕ね、引き出しに1ヶ月も入れといた腐った卵を先生の成績表にぶつけた事あるよ。」

Meredithは「うぇ。」と顔をしかめる

「パパ達チョー怒ってたよ。」と言うShawn

「私ね、それよりももっと酷い事しちゃったの。」とShawnに教えるMeredith

 

Shawnは「スゲェ!」と嬉しそうな顔

Alexも「スゲェ」とニヤついてMeredithを見る。


Kiethの血管造形の検査を行うBurkeとCristina,そしてGeorge

GeorgeはCristinaのほうをチラチラと見ている

その視線にイラつくCristinaは「ふくれっつらするんじゃないわよ。」と冷たく言う

Georgeは「ふくれっつらなんかしてない。」とうつむく。

「何言ってんの。あんた見なくてもわかるわよ。

それにMeredithが何したか知らないけどわざとじゃないわよ、だから忘れなさい。」と言い返す。

これを聞いているBurkeは「エヘン」と喉を治すふり

 

Cristinaは「私、不適切なことはしてないわ、こいつMeredithが子犬の皮を引き剥がした見たいなそぶりよ。」

Burkeは静かに「Yang、もっと優しくいえないのか?」と言う

「私は優しい人間じゃないの。」

するとGeorgeは「もし彼女が何したか知ったら君も僕の気持ちが理解できると思う。」

「やめて、理解したくもないし知りたくもないわ。私がしたいのはこの血管造形図の分析なの。

この患者オペして心臓血管の塊を切開したいのよね。」

モニターを眺めGeorge「あれ...塊には見えないけど。」とつぶやく

同じくモニターを見ているBurkeは「そう、塊じゃないようだ。」と言う。


Kiethの病室

検査結果を報告するBurke

 

冠状動脈瘤(こぶ)を患っていて心室の一つにはろうこう(穴)も出来ているという。

Kiethは「それは簡単に治せるんですか?」と聞くBurkeが答えようとすると

AmyはBurkeを止め「先生、答える前に、私達結婚するんです。

そして私達、そんなに若くありません。結婚までには時間がかかりました。

ドレスも用意出来てます、それにお友達も皆招待してるんです。

結婚する日は私達にとって一生で一番幸せな日になるはずなんです。

私がこんなこと言うのはね、先生、先生の表情が暗くて、不吉な表情だからなんです。

私達2人とも前向きな人間なので、一応それだけ言っておきますね。」とニッコリと笑う。

BurkeはCristinaにドアを閉めるように伝える。

下を向き口を開くBurke「冠状動脈瘤についてはオペできますがとてもデリケートな部分です。

オペ中に破裂する可能性は非常に高い。」と伝える。

「じゃあオペをしない方がいいんじゃないですか?」と聞くKieth

「してもしなくても破裂する可能性は高いんです。」

「こんなこと...し、信じられないわ...。」とショックで青ざめた表情のAmy、

彼女を慰めるように「大丈夫だよAmy。」と笑顔をみせるが「大丈夫じゃないわ。」と言い返す。

「今はご理解するのに時間が掛かると思います。ですがもし、手術を行うと決められた場合は即効で行います。」

Amyは「でも...私達結婚するんですよ...」と涙声でつぶやく。

彼女の髪をなで落ち着かせるKiethだった。

Kiethの病室の外に出た3人

Georgeは「あんなに幸せそうなカップルなのにこんな仕打ちってありますか?」

「ないんだよ…。」と答えるBurke

 

「ホントですか?僕、カルマ信じるほうなんです。良い人には良い事がおきる、世の中ってそんな風だと思ってたのに。」

「あんた医学勉強しててそんな事言ってんの?」と冷たい言葉を浴びせるCristina

 

「な、何だよ?僕は病気になったり死ぬ人間を皆悪い奴だとは思ってないぞ。

ぼ、僕が言いたいのは世の中にはバランスがあるってことだよ。

それか、それかバランスがあったほうが良いんじゃないかって、

バランスみたいな...ものでもいいから...。」とむきになって言い返していたのが最後には笑いまじりのカッコ悪いものに。

BurkeはこんなGeorgeを見て笑い「O'Malley...Greyの奴から一体何されたんだ?」と聞く。

それを聞いたGeorgeはビックリした顔つきでCristinaを睨む。


Part 2へ...

*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード19*Part2*

Part2


Shawnの検査結果を両親につたえるDerek

「脳室に血がでてる、ってどういうことですか?」と聞く父親のMichael

 
すると「どうしましょう!脳から出血してるんですか?」と驚くもう一人の父親Rick

Derekは「落ち着いてください。出血は少量です。それにこの系統の出血は自然に治る場合が多いんです。」

Rickは「でももし治らなかったらどうなるんですか?この子のIQが下がることはあるんですか?

とっても頭が良い子なんです。このにとってお勉強は大事なんですよ。」と言ったかと思うと

ベッドの向かいに居るMichaelに話し始める

「ねえ、この子の頭にボールぶつけたあのガキ、訴えたほうがいいじゃないの?それかコーチは?コーチ訴えた方がいいかしら?」Michaelは「Shawnはコーチが大好きじゃないか。」

「この子の脳みそ、出血してるのよ!」

「Rick...」と呆れ顔のMichael

Shawnも「パパ、大丈夫だよ。全く...」とRickの大げさなリアクションに呆れた様子。

Derekは「そうです。意識もハッキリとして機敏、痛みも最小です。これは良いサインですよ。

ただ、あと48時間は大事をとって入院させてください。」

Rickはニッコリと笑い「OKよかったわ。聞いたShawn?良い印ですって。

だから怖がらなくてもいいのよ。」と手を握る

「うん怖くないよ。」とケロリとした表情のShawn

 

「私は怖いの...」とうつむくRick

するとShawnとMichaelは顔を見合わせ「わかってるよ。」と声をそろえて言うのだった。


ER、救急車搬送入口に小走りででてくるIzzie。

ベンチにはカップケーキを持ったAlexが

「あんたも鳴らされたの?何か大きい事故かしら?」

「おれ呼ばれたりしてないぜ。」

「ほんと?ちょっとこれ結んで。」と後ろを向くIzzie

「誰もお前のポケベルも鳴らしてないよ。」

「鳴ったのよ、さっき...」と言いかけるIzzieを壁に押しやるAlex

Izzieはニヤリと笑い「何よ、あんたが鳴らしたの?」と聞く

AlexはクリームのタップリのったカップケーキをIzzieに渡す。

「おいしそ!」とクリームをなめるIzzie

「今日の夜空いてるか?」と顔を近づける

「多分ね。」とニヤつく

「ねえ、あんた今日Meredithと働いてるんでしょ?」と話を変えるIzzie

するとキスするAlexだが顔をしかめてしまうIzzie

「おいキスさせろよ」と言うが「あの子Georgeについて何か言ってなかった?心配になってきちゃって。」と身体をよじらせる

Alexは何も言わずにキスをする

するとそこへ救急車が

 

担架で運び出されたのは以前心臓移植の為に入院していたDennyだった

「Dennyだわ!」と言いAlexにカップケーキを押しつけ担架を追いかけるIzzie

 

残されたAlexはカップケーキを持ちイラついた様子。


ERの医師とDennyを取り合いするIzzie

「彼は私の患者よ。心臓移植リストのトップなの、ドクターBurkeもうすぐ来るわ。」とさっそうとその場を乗っ取ってしまう。

救命士は「フロセマイドを40、アデノシンを6投与しましたが律動の変化なしです。」と伝える。

そこへBurkeが。「どうしたんだ?」「Dennyです!」と言うIzzie

するとAlexが「心臓移植候補、急性律動不整とうっ血性心不全です。」とドアのところで答える。

「鼓動がおかしい。」と聴診器をあて心臓の音をチェックするBurke

A:「心臓麻痺をおこしてるようです。」

I:「ビソプロロールは?ACE阻害薬は?ジゴキシンは?誰かジゴキシンを用意して!」とDennyの様子を見てうろたえる

B:「落ち着くんだ、今は持ちこたえてる…わずかだが持ちこたえてるんだ。」

I:「でも、もっと私達で何か出来ないんですか?」
 
 

B:「今私達に出来る事はCICU(心臓専門の集中治療室)に連れて行って彼の心臓が安定するまで見守る事だ。」と強く言う

落ち着かない様子のIzzieを見てAlexは「Izzie,出たほうがいいぞ。」と彼女を連れて出ようとするが「いや、あんたは行って。私はここに居るの。」と言いDennyの様子を見守るのだった。

そんなIzzieにAlexは複雑な顔。


Webberが後ろで見ていることも知らず廊下の医療品棚から医療品を取っているBailey

「見たぞ。」と言い寄ると「いえ、見てないはずです。」と言い返し棚をあさる。

 

「君のご主人は1時間以上も前に退院したんだぞ。」

「私はここに居ません。」

「家に帰りなさい。君は今日勤務ではない。今は休暇中のはずだ。」

Baileyはクルリと振り向き「そうです。」と言い医療品を抱え颯爽とその場を立ち去る。

そんな彼女の後姿を見て頭をかくWebberだった。


Kiethを検診するCristina

「どうされるかお考えになりましたか?」と背中に聴診器をあてながら聞くCristina

「あ?手術の件ですか?え、あの…まだ話し合っているところです。

今のところだと結婚式の後まで待とうかと思ってるんです。」

Amyは「今容態はどうですか?」と聞く

Cristinaは「全く変わりありません。」

「いいことだ、そうでしょ?ドクター?」と聞くKieth

Cristinaはカルテに何か書き込みながら「い、いえ、良くありません。」と答えるそして顔を上げ

「あなたの現在のコンディションではいつ悪化するかわからないんです。

もしあなたがオペに反対されて退院されても結構です、ですがいつどうなるかわからないんです。

結婚式までもつかもしれません、でも持たないかもしれません。

あなたの容態は今は大丈夫ですがいつ死んでもおかしくありません。」と言う

Kiethはこれに少し笑いを漏らしながら「君、それで私を励ましてるつもり?」と聞く

Cristinaは「いいえ!オペさせようと説得してるんです。」

「じゃあ、この人…今日死ぬことも有り得るんですか?」と呆然とした表情で聞くAmy

「そうです、今日亡くなってしまう可能性はあります、

ですがドクターBurkeは最高の腕をもった外科医です。

そしてあなたの最高のチャンスなんです。」と言い部屋を出る。

ICIU

Dennyの部屋の向かいにあるナースステーションにて電話をするBurke

カウンターには窓越しにDennyを心配そうに見つめるIzzie

 

「Stevens、どうしたんだ?」と聞くBurke

Izzieはため息をつきながら「ちょっと…不公平だな、と思って…わかりますよね、不公平だって。

私達いつも嫌な奴ばっかり治療して…傷治して家に帰して、それにふさわしい人間かは別として。

でも…Dennyは…いい人なんです。悪い心臓持ちの”いい人”なんです。

なのに私達に出来る事はただ待つだけだなんて…。」

Burkeは「分かるよ。私はDennyを長いこと診てきてる。」

寝ているDennyを見つめながらIzzieは「こんな事って酷すぎるわ…。」とつぶやく

「私達は彼に今最高の心臓ケアをしてるんだ。」と慰めるかのように言うBurke

静かに頷くIzzie。

「君、彼の事が本当に好きなんだな?」

Izzieは肩を少しあげ「ただ…こんな酷いことありえない、と思ってるだけです…・」と言い立ち去る。


治療室

Addisonのアノ部分にアイスパックをあてるBailey

「あ~!」と悲鳴を上げるAddison

 

「どうアイスパックは?少しかゆみが和らいだ?」と聞く。

Addisonは顔をしかめ冷たさに耐え「わかんな…い…効いてないかも…」という

「どうしてこうなったか、教えてくれない?」

Addisonは大声で「Markとヤッたからよ!」

「え?彼のアソコに漆の木が…?」と妙な表情で聞くBailey

「違うわよ!!1年前Markと浮気したからこんな事になったのよ!」と下腹部を指差すAddison

「それはわかってるんだけど…私が知りたいのはどうやってこんなことになったのか、って。」

「私、トレーラーに住んでるの。Meredith Greyの犬を散歩させてたらトイレに行きたくなったからしゃがんだの。

トレーラーに戻ってDerekを起こしたくなかったの。だって昨日から彼が私を見る目つきが嫌なの…

ただ自分の平和な時間が欲しかっただけなのに…どうしてよぉぉ!!!!」と大声で泣き出す

 

Baileyは「な、泣かないで!お願いだから泣かないで!ストップ!じゃないと…」と焦りだす

 

Addisonはお構い無しに大声で子供のように泣いている。

Baileyは自分の胸を掴み「ほら…お乳がでてきたじゃない…。」とがっくりするブラウスの胸の辺りはお乳で濡れている。

「ちょっと、ガーゼ取って!」とAddisonに言う

Addisonは「ご、ごめんなさいぃ。」と泣きながらガーゼを取る。

すると誰かがドアをノックする。

Baileyは「しーっ!泣き止んで。」と言いドアを少し開ける

そこにはWebberが。

Addisonが泣いているのが聞こえたWebberは顔をしかめる

「チーフ、何か?」

 

「ドクターBailey、君が中で何をしてるかは知らんが…」と言うがBaileyはドアを大きく開きお乳で濡れたブラウスをワザと見せる。

 

それが目に入ったWebberはうろたえ「あ、あぁ…え~と、す、すまん。続けてくれたまえ」と言い咳をして立ち去る。

Baileyはニッコリ笑いドアを閉める。


Shawnの病室

検診中にShawnが気を失ってしまう。

急いで駆けつけるDerek

 

「血栓と思われます。急性の脳水種かもしれません。」と伝えるMeredith

圧力がかかっているため緊急に頭蓋骨にドリルで穴をあけることに。

それを効いた両親2人は「穴を開けるんですか?ここで?」とうろたえる

DerekはナースDebbieに外に出すように言うがRickは病室に残ると言い張る。

そんな彼にDerekは「今からあなたの息子さんの頭にドリルで穴を開けるんですよ。」と言う

「私達に息子なんです。この子の傍から離れたくありません。」と言う

 

MichaelはRickの腕を取るが「この子の傍から離れない!」と大声をあげる。

Michaelはそんな彼の手を取りベッドの傍らに立つ。

「落ち着いて見て居てください。」とドリルを手に取り穴をあけはじめる

 

RickはShawnの手を握る

穴があき血が少し吹き出る様子を見て顔をそむけるRick

出血による圧力は抑えられ正常に戻る。

「大丈夫なんですか?」と聞く両親

「今のところは大丈夫です。良く耐えられましたね。」とニッコリ笑うDerek

するとShawnが目を覚まし「頭が痛いよ…」とつぶやく

涙を流すRick

そこでAlexのポケベルが鳴り「911だ。」と言い素早く立ち去る。

ShawnはRickの顔を見て「パパ…顔が青いよ、大丈夫?」と声をかける

 

Rickは小さく頷いたかと思うと後ろを向きおえぇ~っと吐いた。

横に立っていたDebbieは「最悪…」とつぶやく

Rickは元に治り笑顔でShawnに「大丈夫。」と顔をひきつらせながら言うのだった。


Dennyの病室

EKGマシーンはピーピーと警報音を激しく鳴らしている。

モニターを見つめるIzzie

「なんだ早いなお前。」と足早に駆けつけてきたAlexは息が荒い

「心臓の速度をコントロールしなきゃいけないわ。アミオダロンを300投与して!」とナースに指示する

そこへBurkeが「容態は?」

I:「心房細動です。鼓動が速すぎます!もし速度が落ちなければ…」

A:「止まるな…」とつぶやく

B:「よし、同期カーディオバージョンだ。モルヒネを5!」

するとDennyが目を朦朧と目を覚まし「Izzie…」とつぶやく

 

I:「意識がもどったのね。」

D:「君に会えると期待してたんだ…。」と笑顔を見せる

I:「あなたのお陰で私達大変なのよ。」

D:「女の子の気を引くならなんでもやるよ…。」

この2人の様子を見ているAlexは気に食わない表情だ。

B:「Denny、君の身体に今から電流を流す。電気のショックで鼓動の速度が収まるはずです。」

I:「私ここに居るから。」

D:「痛いのか?」

B:「楽しいものじゃあないな。」

D:「手を握ってくれないか…?」とIzzieに頼む

IzzieはDennyの手をギュッと握る

Alexはイラついた様子で「パッド、俺にやらせてください。」とBurkeに申し出る。

Burkeは「やってみろ。」と許可する。

 

パッドを胸元に置き「クリア!」と叫ぶAlex

Izzieは手を離す

バン!!「ああぁ!!!」と痛みに耐え、叫ぶDenny

歯を食いしばりのけぞる

心配そうに見つめ又手を握るIzzie

Alexはうっすらと笑みを浮かべる

だが容態は変わらないBurkeは「変化無し、100に上げろ。」

「クリア!」と言いIzzieのほうを見るAlex

「あああぁあぁ!!!」と叫ぶ

モニターを見つめるBurke、すると鼓動の速度が収まりピッピッと正常の速さに戻る。

「Denny、君はなんともラッキーだね。」

「先生、あんたのケツ蹴ってもいいかい?

気を惹こうとしてる女の子の前で俺を赤ん坊みたいに泣かせやがって...」と笑い混じりにBurkeに言うDenny

そしてまだ痛みに耐えるかのように息を荒くしている。

これを聞いて恥ずかしそうにニッコリと笑うIzzie

 

Burkeは「お大事に。」と言い部屋を後にする。

Alexはこれにまた腹立たしい表情だ。


Part3へ…

Addisonのスピンオフドラマ!

ビックリマーク『Montgomery's Anatomy』?


なんと!Kate Walsh演じるAddison Montgomeryを主役としたスピンオフドラマを計画中!(やった~!!!!)



勿論Shonda Rhimesにより手掛けられますが、現在のところ、まだ主なストーリーラインやタイトルなどは決定していません。

また噂では5月に2時間のパイロットが放送されるともいわれています。

舞台はシアトル?それともニューヨーク?

そしてAddisonが完全に『グレアナ』を去るのか?

とっても気になります...。


”東海岸の魔女”としてやってきたAddisonが大人気グレアナキャラの1人に成長。

クールでプロフェッショナル、刺々しいほどの美しさの裏側にはセンシティブな女の姿も見せています。

彼女の魅力はシーズン3でもっと開花しますのでお楽しみに!




*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード18*Part3*

Part 3


ランチタイムのカフェテリア

George, Alex、Izzieの3人はそれぞれのトレイを持ちCristinaとMeredithのテーブルへ。

A:「どうせでっち上げだろ?」

I:「嘘じゃないわよ。私の目の前で4回も起こったのよ。」

なにも知らないMeredithは「何のこと?」と聞く

G:「自発性オルガズム症の女性患者。」

C:「そうそう。」

M:「マジで?」

G:「”発作”が見れなかったから嫉妬してるだけだろ?」とAlexに言う

A:「はいはい、そうだよ。」と呆れた顔でサンドイッチをパクつく

M:「自発性オルガズム症?マジで?」とまだ驚いている

GeorgeはMeredithに「今日の君ステキだね...」と小さな声で言うが誰も聞こえない様子。

C:「うつる可能性あるのかしら?」

M:「自発性オルガズムなんて最高じゃない?色んな悩み解決よ。」

G:「そうだよ、そうだよね!しかも今日の君イイ匂いだね...」とボソッとつぶやくがまたこれも(誰にも)聞こえない様子。

C:「じゃあ何?ゲロ吐いてる奴みて自分も催してくるみたいな感じ?」

「そうじゃなくて...」と言いかけるIzzieだが横にニヤけ顔のAlexを見て笑ってしまう。

「もうお腹いっぱいよ、お腹すいてないんだから。聞こえた?お腹いっぱいなの!そして”野獣”もよ!」と言いテーブルから立ち去るIzzie。

Cristinaは「”野獣”?何?それってまさかあんたのペニスの事?」とイヤミを言う

A:「人のプライバシーに首突っ込むんじゃねえよ、このヤク中売女!」とシニカルに言い返しテーブルから立ち去る。

笑う3人

Georgeは笑いながら「”野獣”ってAlexのペニスの事じゃないんだ。

あのさ...長いことセックスしないと、どれだけ気持ちイイか忘れちゃって性欲もなくなるだろ?」と言う

Cristinaは「私はそんな事無いわよ。」と言い、Meredithも「私も。」と答える。

しらけた雰囲気の中、Georgeも「僕もさ...」とぎこちなくつぶやくのだった。


CTスキャン室にいるGeorgeとIzzie。

Pamelaの身体の撮影中だ。

Georgeは「彼女(Mer)の為に髪も伸ばしたんだ。」

Izzieは「わかってるわよ。」

「絶対気づいてないよな...」と悲しくつぶやきうつむくGeorge

「自分の気持ちを伝えたら?」とアドバイスするIzzie

Georgeは顔を上げ何かを言おうとするが、CTテクニシャンの男が「あの、患者が動いてます。」と言う。

Izzieはボタンを押し「Pamela,動かないで。」と言い窓越しにPamelaを見る

 
Pamelaはまた"発作”を起こし身体をねじらせている。

目を覆うように額に手をやるIzzie、Geogeは椅子をクルリと動かし背を向ける。

CTテクニシャンは顔を伏せるが目はPamelaを盗み見している。

Georgeは「これって君の”野獣”に悪影響じゃない?」

Izzieは「そう、そうなのよ。」とため息をつく。


Jakeの病室

手術用のマーキングをJakeの顔に書くMark。

AlexとCristinaもその様子を見ている。

 

そこへJakeの両親がDerekと一緒に入ってくる

「どう?ダリ?それともピカソ系?」と両親に聞くJake

Markはこのコメントにニヤリと笑いマーキングを続ける。

すると父親が「すみませんがちょっと中断していただけますか?」とMarkに言う。

父親はベットの横の椅子に座り「Jake、すまん、手術は...脳の手術はなとても危険なんだ...!」

Jakeは「か、考えが変わったなんて言わないで!」とショックを受ける

D:「ドクターSloanは君に約束をしたのはわかってるよ。でも君の頭蓋骨の中にある骨の腫瘍はとっても悪いものなんだ。」

J:「そんなのどうでもいい!」と反発する

 

D:「君の脳の出血を止めるのが難しくなってしまうんだ。それだけは君に理解してもらいたい。」

J:「わかってます!でもこれは整形手術と全く違う事じゃないの?どうせメスを入れるんだったら...」と言うが父親が立ち上がり

「整形手術はいつでも出来るんだ。」と言う。

するとMarkも「ちょっと...」口を挟む、「Jakeが言ってる事は正当じゃないか?

2回もオペをするよりも2つのオペをまとめて一緒にしたほうが安全だ。」

母親は「Jake,私達はあなたの命の方が大事なのよ。」

 

「ママ、10歳の時に僕死ぬところだったよね?12歳の時も、そして去年も...。だ、だけど今僕まだ生きてるじゃないか。

まだ生きてるんだ、だから...やってみようよ。

ママとパパはこんな僕でもパーフェクトだと思ってくれてるのはわかってる...。でもそれがママとパパの役目でしょ?

でも...僕、一度でいいから他の人がそう思ってくれないかな、って...だから...お願い、ママ。」

涙をながす両親、Jakeは「お願い...」と訴える。

DerekとCristinaは複雑な表情。


ナースステーション

Chuckに頼まれてビデオテープを送る用意をしているMeredith

そこへDerekがやってくる
 
「なんだ、オペをギブアップして事務系に転職か?」と皮肉を言われる

「瀕死の患者の願いを叶えてるのよ。憎しみタップリのテープを送ってくれって。」

「そうか...まあ今の俺だったらその衝動は理解できるな。」

「私もよ...なんで人間って浮気したり欺いたりするのかしら?」

「いい質問だ。」

「どうしてAddisonは浮気したと思う?その時あなたって今とは違う人だったの?悪い夫だったの?」

その質問を聞き悲しげな顔をするDerekそして大きなため息をつき隣の椅子に座る。

 

「ちょっと...うわの空だったんだ...。だからといって彼女を弁解するわけじゃないが...。」

「もち子供がいたら...違ってたと思う?」

「彼女が浮気しなかったかって思うかってこと?」

Meredithは何も言わずにDerekを見ている

Derekは「それは...わからないな...。」と答える

するとそこへMarkがやってくる

「おい、Jakeのオペ準備万端だ。あ...すまん、何か邪魔したか?」と2人の様子を勘ぐる。

「いや。」と言い立ち上がり部屋を出るDerek

Meredithも郵送するテープを抱えて出る。


検査室にいるIzzieとPamela

Pamelaは落ち着かない様子

Izzieは「Pamela、落ち着いてね。」と声をかける

「リラックスしようと頑張ってるの、”発作”が起きるのはリラックスしてない時なのよ。」

車椅子から立ち上がり診察台に座るPamelaは「ホントに治せるんですか?」と心配そうに聞く

 

Izzieはクスッと笑い「失礼な事かもしれないけど...もし治せなかったら、それって最悪じゃない?」

「私...他の女性と同じくらいセックスは好きよ...ベッドの上でも...プライベートでもね...。

でも、映画にも行けない、運転も出来ない、両親と一緒に教会にも行けない...。」

これを聞いたIzzieは「Oh、My god...」とつぶやく

 

Pamelaは「高校生の時とか自分が素っ裸で学校に行く夢でうなされなかった?私、夢から目が覚めたいの。」とIzzieを見つめる

Izzieは小さく頷く。


Chuckのオペを行うBurke、そしてアシストするMeredith

M:「胸腔内筋膜にも広がってるようですね。」

B:「残念ながらそのようだ。胸壁も開かなければいけないな。」


Meredithは少し間をおき、「Eatonさん...17個の”憎しみテープ”を作ったんです。」

Burekは「何だって?」と聞き返す

M:「どれだけその人を憎んでるか自分でメッセージをテープで録画したんです。今までの心の傷を吐き出したみたいに。」

B:「で、彼はそれを送ったのか?」

M:「いえ、私に送ってくれ、って。でも送らない方が良いのかも。

彼、とっても怯えて、ショックを受けていたと思うんです。頭がいっぱいでクリアに考えられなかったはずです。」

B:「ドクターGrey、それは君が決める事じゃない。彼は君に頼み事をして君は了解した。

君はそれが出来なかったら”良い人間”ではなくただの"嘘つき”になるんだぞ。」

MeredithはBurkeを見つめる。

Burkeは「君は彼女のアパートの件を知っていたのか?」

Meredithは目をそらし手術部分を見る。

「はい、知ってました。すみません...。」と謝る。


Jakeのオペ

脳部の腫瘍摘出のオペを行うDerek

 

オブザーブ室ではこの様子を伺いに沢山のドクター達が

その中には息子を連れたBaileyも

「今ねドクターShepeherdが頭蓋帽を開いてるのよ。わかった?」と優しく息子に語り掛けるBailey

Derekは「ああ、畜生...」とつぶやくと、EKGがピーピーと激しく鳴り始める。

 

「スポンジ!そしてもっと血液もってこい!」とイラつくDerek

オブザーブ室で様子を見ているBaileyは「出血が異常だわ...」

Alexは「頚動脈無しです。」

「V-fib(心房細動)はあります!」というナース

「アンビューの用意!パドル(AED)!」

AEDをチャージしショックを流す。

バン!と音を立てるが動きがない。

Baileyは息子をかばうようにオブザーブ室から出ていく

オペ室にピーっと音が響き渡る。

Cristinaは辛い表情で顔を下に向ける...。


Jakeのオペ後の処理をするAlexとCristina

床には血のついたガーゼなどが沢山散らばっている。

Alexは「顔が治せなかったの、残念だな...。」とつぶやく

そんな彼を見つめるCristina

そして2人はMarkの元へ...


治療室の一室で横たわっているJakeの遺体。

CristinaとAlexはオペの準備をしてまっていた。

準備の出来たMarkが入ってくる。

「ご両親からの許可がでた。始めるか...。」

2人はマスクをつけようとするがMarkが止める。

「それは、必要ない。」

「そうですね。」と言いマスクを外す。

 

一息つき「メス。」というMark


ICU

オペを終えたChuckが朦朧と目を覚ます。

Burkeは「Mr. Eaton?聞こえますか?」

 

Chuckは弱々しく「あぁ...神様...」と言い起き上がろうとする。

「横になっててください。」と身体を押さえるBurke

「痛みは少し続きます。そして腫瘍はすべて取り除きましたよ。」と伝えると

「え?私...生きてるんですか?」と笑顔を浮かべるChuck

「はい、生きてますよ。」と答えるBurke

Chuckは嬉しさのあまり涙を流す。


すると「テ、テープは?」と言う

Meredithは傍に置いてあったテープの入った袋を取り上げ見せる。

「処分しましょうか?」と聞くMeredith

    

だが「いや、送ってくれませんか?自分の気持ちを伝えたいんです...。人間、そんな時が必要なんです。」

MeredithとBurkeはそんな彼を見つめ何かを考える。


ナースステーション

電話帳を開き調べているMeredith

 

そこへGeorgeがやってくる

「Mer,あのさ...今日一緒に飲みに行かない?Joe'sじゃなくてどこか一緒に話が出来るところでさ...

ちょっと君に話したいことがあるんだ。大事な事なんだ...」と言う

だがMeredithは何も聞こえない様子で電話帳を調べている。

 

そして1ページをビリっと破り「私、臨終の床で”憎しみテープ”なんか作りたくないの。」と言いGeorgeを残しその場を立ち去る。


シアトルの住宅街の一角

誰かの家を訪れドアベルを鳴らすMeredith

 

ドアから顔を出したのはある年配の男性

見つめあう2人は微かな笑みを浮かべる。

「ママ、浮気してたんでしょ?」

「そ、そうだよ。」と答える父親のThatcher

 
「どうして、もっと頑張ってくれなかったの?」

「頑張ったさ、努力した...」

 

Meredithは目に涙をいっぱい浮かべ「どうしてもっと、努力してくれなかったの?私を置いて行っちゃったじゃない...。」

Thatcherは少しうろたえ「Meredith,何か頼みごとでもあるのかい?何でもいいんだよ。」と優しく聞く。

Meredithは「ううん。」と首を横に振る。

そして「あなたからは何も要らないわ。」と言い小走りで立ち去る。

 

Thatcherは何か言おうとするが彼女の後姿を見つめるだけだった。


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