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Thoughts on living with style.      

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ライオネル・バートが亡くなって今年で10周年を迎える。

没後10周年である。彼はミュージカル「オリバー」の脚本・作曲者として有名だが、

もうひとつ世界的に有名な仕事がある。

それが、「ロシアより愛をこめて/From Russia With Love」のエンディングテーマだ。

マット・モンローが歌う(作詞も)この楽曲は、007映画史上もっとも美しくも

抒情的なエンディングテーマとして白眉である。

ライオネル・バートという人は、もともと美術畑での仕事を希望しており、

商業画家・デザイナーとしての教育やキャリアを歩んできた。したがって、

音楽の教育や脚本書きの教育は一切受けていないと言う。

で、あっと言う間にミュージカルを書き上げてしまうのだからすごい。

さて、彼による「ロシアより愛をこめて/From Russia With Love」をアレンジして

タイトル曲に仕上げたのがこのシリーズの音楽担当でも有名なジョン・バリーであるが、

こちらの方もライオネル・バートの原曲に匹敵するほどの見事な出来に仕上がっている。

注目すべきは冒頭の女性の裸身に映像が映し出されるシークエンスのサウンドに、

舞台となるトルコ方面のアジアを連想させるアコーディオンが使用されていることだ。

異国情緒の香りを強調するためのアイディアなのだろうか、実にすばらしい。

しかし、サウンドトラックのCDにはこのアコーディオンが入っていない。

いろんなCDを聴いてみたが、本編にしかアコーディオンは使用されていないのだ。

自分は、ライオネル・バートによるエンディングテーマも好きだが、

タイトル曲の方が構成的にも多彩で、映画音楽らしいダイナミズムにあふれていて

これも甲乙付けがたい。

ビートルズもいいけど、没後10周年ということなのでライオネル・バートの

リマスターCDなんてものが出てくれるとうれしい。


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加藤和彦さんが死んだ。

別に知り合いでもないのだが、よく街で見かけるたびに

そのお洒落なライフスタイルに注目し、憧れていた。

クルマはアストンのV8をよく乗っておられた。

スーツはすべてロンドンのFallan & Harvey(写真)で仕立てられていたようだ。

以前、雑誌のインタビューで自宅が写真に写されていて、

背景にFallan & Harveyのバンチ(生地見本)が無造作に置いてあった。

自分も1度ここで仕立てたことがあるが、1回では満足のゆくものはできない。

生地や仕立てには不満はまったくなかったが、

60年代のコンジットカットと呼ばれるシンプルなスーツをイメージしていたため、

出来上がったものと自分の要求がかなり乖離してしまった。

これは、何度かオーダーすれば解決する問題であることはわかっていた。

加藤さんは季節の変わり目など一時に10数着をオーダーしたという。

コストだけで数百万円になるだろう。

いかにも氏ならではの服道楽で、そんな話を伝え聞くと頬が緩んだものだ。

62歳でのSuicide。本当に徹頭徹尾お洒落な人だった。

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「20世紀におけるアメリカの男性服の発展を記した、もっとも信頼できかつ興味深い本!」と

帯に書かれた米国服飾デザイン協会編(CFDA)の新刊が今月発刊された。

値段は31.5ドル(amazon)。

アメリカの男性服はこの国ならではの個人主義と開拓の歴史がもたらした合理・機能性が

下敷きになり、現代の生活様式に合わせた洗練が生まれていると言う。

本書はアメリカの男性衣料を7つの分類に分けて解説し、

リーバイスからアイビーリーグ、ラウンジスーツからズートスーツ、

カウボーイからカウンターカルチャーなどあらゆるジャンルをカバーしている。

各々の時代のイコンとして、フレッド・アステアや、マーロン・ブランド、

ラルフ・ローレンなどの写真が掲載されている。

なくした価値、おろそかにしている価値、

旧いというだけで一蹴してしまっているものなどを、

もういちどこういう本で検証してみるのものいい。
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今日も仕事がなかったので、パークハイアット東京の

ニューヨークバーに行ってきた。

ここのマティーニはグラスに霜がないのに、すごく冷えている。

真似して自分で作ろうにも、なかなかできない。

で、味はとにかく美味いの一言。困ったら、ここのマティーニはハズレがない。

今年も残すところ後2ヶ月少々。振り返ると酒量は増え、それに反比例するように

仕事は減った。でも、閑であればあるほど、20代の懐かしい時間を想い起こす。

毎日何もすることがなかった頃だ。

さて、来月から年末モードに入る。バーやレストランは忙しくなるだろう。

そして、1年がアッと言う間に過ぎていくことを実感しながら、人は酒を飲む。

人生は長いようで短いと言う。マティーニで酔っぱらってフラフラしている間に

人生終焉のゴールインを果たしたいものだ。
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毎度、「アメリカン・アパレル」の広告。

ここのすごいのは、モデルは店員か素人の募集で対応しているところと、

表題にもあるようにCreate Your Ad、つまり一般から広告のアイディアを

集めて、いいものは実際に使っちゃおうというやり方だ。

自分で「アメリカン・アパレル」のアイテムを着て、実際に写真を撮って広告にしちゃうわけで、

採用されれば$200もらえる。

応募はネットで受け付けているので、いいアイディアがあったら自分でJpgかPDFデータにして

メールすればOKだ。実は、広告って専門家が特権的につくるのではなく、

こういう一般公募でもぜんぜんいいはずなのだ。

さて、女性でもアクセプタブルなお色気が特長の同社の最近の広告には、

アンダーウエアも含め以前にも増してボディコンシャスなアイテムが増えた。

それがちゃんと下町のお洒落になっているところがスゴイ。

どこかのファスト・ファッションとは違う、アメリカの心意気みたいなものが感じられる。

「アメリカン・アパレル」は、海外の工場では生産しない。地産地消が基本方針なのである。